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軍事機密流出:「天安沈没事件を超える衝撃」
■ 現役将官が北に「作戦計画5027」を漏洩、軍に衝撃走る 北朝鮮との戦争に備えた「作戦計画5027(OPLAN5027)」が、北朝鮮に抱き込まれたパク容疑者(56)により北朝鮮工作員の手に渡り、共犯の疑いで韓国軍の現役少将が取り調べを受けている。こうした事実が明るみに出たことで、韓国軍関係者らは大きな衝撃を受けている模様だ。 ― 以下省略 ― ( 『 朝鮮日報 』 2010/06/05 10:09:12 ) 「作戦計画5027」と聞いては捨て置けないw 5027というのは、オラのハンドルネームの命名元であるからだ。つい最近、ブログのお友達「nadarechan1113氏」と、ハンドルネームについて会話を弾ませたばかり。虫の知らせだったのかも知れない。 さて、この「作戦計画5027」について少しおさらいをしておきたい(読むのがメンドーな方は飛ばしてw)。 ★ 作戦計画5027(武力統一作戦)
1970年代における米韓両国は、「北朝鮮による南侵で首都防衛線が突破された場合は、一旦ソウルを放棄して南方に後退し、米本土からの米軍増派を待って段階的に反撃に移り、軍事境界線以北に敵を撃退する」という朝鮮戦争当時と同じ戦略をとっていたが、80年代に入ると、「南侵をソウル北方で阻止し、必ず敵を撃退する」と積極的なものに変った。90年代に入り核危機が深刻になる中で、北朝鮮が南侵し本格的な戦争が勃発した場合、これを「吸収統一」の機会と位置づけ、米韓連合軍は積極的に攻勢に転じ、一気に平壌を占領し、国土統一を果たす、と大幅に戦略は変更された。この作戦の具体的な内容は以下のとおりである(2年毎に更新)。 第一段階(戦争前) 米軍の前方展開作戦による戦争抑止。 第二段階(反撃) 朝鮮人民軍の南侵をソウル以北で阻止。在日米軍基地などから約500機の作戦機を発進させて制空権を確保し、北朝鮮の後方戦略施設を空爆。 第三段階(撃滅) 朝鮮人民軍の主力を撃滅。米韓連合軍は東部戦線の軍事境界線を突破し、米軍は陸海空3合同による大規模な上陸作戦を元山(ウォンサン)で実施。この段階では在韓米軍(35,000人)以外に、重装備歩兵旅団11個、軽歩兵旅団8個、戦闘機中隊34個、爆撃飛行中隊4個、空母機動部隊6個など、米軍の半数にあたる55万人の兵力を投入する必要がある(『ワシントンポスト』93.12.2付)。 第四段階(占領) 上陸部隊が西進し、平壌を占領し孤立化させる。米韓連合軍は新義州、平壌、元山など重要拠点を確保。中国を刺激しないために、定州〜咸興ライン(マッカーサー・ライン)、あるいは定州〜咸興ライン以南で進軍を停止する案もある。 第五段階(終戦後) 占領地域を軍事統治し、韓国政府主導による南北統一を実現。占領地域では占領軍司令官(米韓連合軍司令官)の主導で、一年以上の軍政を実施した後、国連監視の下で選挙を行い、住民の意志を問うべきだと米軍側は考えている。しかし、韓国側は、占領地は「統一行政院」の主管とし、戒厳令を宣言して韓国の国内法を適用し、一年以内に「未修復地(北朝鮮)」を修復(統合)すると考えていた。しかしながら、2006年6月に金大中と金正日との間で交わされた「南北共同宣言」後は、この作戦は実質的に放棄されたと推定される。 この作戦計画の詳細が、北に漏れていたというのである。ちなみに現在は「作戦計画5030」まであるといわれているがそれはともかく、韓国の最高軍事機密が北に漏れていたということはただ事ではない。しかも、「現役将官がスパイ容疑で逮捕されたのは数十年ぶりで極めて異例」(産経)というのだから、噴飯ものである。いや、もとい。十年というのは丁度、金大中・盧武鉉の時代で、親北政策がとられていた時期と重なる。いかに韓国の危機管理が「緩緩(ゆるゆる)」になっていたかが分かる。 今回の事件で思い出したことがある。それは「麗水事件」(1948年10月19日)。朝鮮戦争が始まる前、韓国には相当数の共産主義者がいた。もちろんそれは軍内部にもである。全羅南道麗水郡に駐留していた国防警備隊第14連隊は、済州島で起きた済州島四・三事件鎮圧の命令を受けていたが、南朝鮮労働党(南労党)を支持していた連隊将校は命令に服さず反乱に至った。 南労党最高幹部であった林英樹は、その著書『内から見た朝鮮戦争』(成甲書房)で、「あの事件は南労党が起こしたものではなく、成り行き上南労党が指導するはめになった」と弁解しているが、いずれにしろ南にも共産主義を標榜する「極左暴力主義者」が数多くいたということは事実である。1949年5月5日にも、韓国軍2個大隊が武器を携えたまま、そっくりそのまま北へ逃避した(ちなみに林英樹はこれも南労党との関わりを否定している)。 金日成は朝鮮戦争を始める際、南労党の最高指導者・朴憲永(パク・ホニョン)に「北が南進したら、南の多数の共産主義者はそれに共鳴して蜂起するだろう」と言われ、南進を決意したといわれている。後に朴憲永は朝鮮戦争の敗北の罪を着せられ、スパイ罪などで粛清された。だが実際、朝鮮戦争開戦時には、韓国軍は南進する北朝鮮軍と、国内に潜伏する共産ゲリラ双方を相手に戦いを強いられていたことは確かである。 今、韓国哨戒艇沈没事件が発生し、北の報復説が多数を占める中、一部で「これは韓国の統一選挙を揺さぶるための犯行ではなかったか」という推測がある。対北強行論者の李明博政権を内側から揺さぶろうとするためである。事実、今回の選挙で有利に展開すると思われていた与党が敗れ、親北勢力の野党が勝利した。韓国国内に北朝鮮と対峙することを望まない連中が沢山いることが証明されたわけだが、その中で今回の事件が発覚したのである。これはおそらく氷山の一角であり、韓国軍の中には相当数の親北勢力が潜伏していると想像されるのである。 韓国人には、金大中、盧武鉉時代の「親北政策」の後遺症があり、主敵が北朝鮮ではなく日本やアメリカだと考えている若者が多く、そもそも北朝鮮の政権に対する「正当性」(レジティマシー)に対するコンプレックスがある。これは簡単にいえば金日成が主張する解放前(日本でいえば戦前)の抗日活動歴と、政権樹立に際して行った「日帝協力者」つまり親日派の徹底追及を根拠に、金日成およびその政権の正当性を南(韓国)より高く評価するという発想である。 この発想では、韓国における解放直後の李承晩大統領は、独立運動家出身だったが政権の樹立、維持の過程で親日派を温存、利用し、さらにその後の朴正煕大統領に至っては旧日本軍経験者であり、今の李明博大統領も日本産まれの日本育ちで、こうした指導者の下の韓国は北朝鮮に比べ正当性の面で劣る、劣等国家であるというコンプレックスが、韓国人全般に潜在意識としてあるのである。 従って、韓国の軍事機密が易々と北朝鮮に流れていたとしても、なんら驚くには値しないのである。むしろ当然なのであり、ここから導き出される教訓は、韓国は自由主義陣営に属する友邦国では断じてないということなのである。韓国政府がわが国に対北強行政策に協力を求めてきたとしても、それは一部の為政者の考え方であり、決して韓国国民の総意ではないのである。わが国は韓国などと足並みを揃えず、粛々と対北強硬政策を独自に進めればいいのであり、いつ裏切るやも知れない韓国と手を携える必要などないのである。冒頭の写真にあるように「アメリカが北朝鮮を攻撃したら、日本を相手に戦う」と嘯いているガキがいるが、まんざらそれはこの若造の「思いつきのタメ口」ではないということを、我われは知っておくべきである。 参考文献 「内から見た朝鮮戦争」東アジア叢書(林英樹:成甲書房) 「韓国・反日症候群」(黒田勝弘:亜紀書房) shiraty5027
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