武力統一:機が熟しているというのに
中国、北朝鮮の戦闘機供与要請を拒否=消息筋
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が先月の訪中で、中国側に最新鋭戦闘機の供与など軍事支援を求めたが、拒否されていたことが16日までに分かった。
北朝鮮高官筋によると、金総書記は胡錦濤国家主席に対し、中国が最近開発した最新鋭戦闘機「殲10」を北朝鮮空軍の主力戦闘機とするため、無償援助を公式要請したという。しかし、中国側は金総書記の要請を拒否するとともに、北朝鮮が攻撃を受けた場合、十分な支援を行う用意があり、北朝鮮が最新兵器を保有する必要はないなどと説得したという。 ― 以下省略 ―
( 『 朝鮮日報 』 2010/06/17 09:40:11 )
もしこれが事実だとしたら、北朝鮮に対する中国の姿勢を知る上で大変重要な情報である。この姿勢は、朝鮮戦争(←またかよ、と思わないでw)が勃発する前の米韓関係に酷似している。開戦前、北朝鮮はソ連の全面支援により、南進のための軍隊を着々と整備していた。一方、韓国は李承晩大統領があまりにも好戦的で武力による北進統一を主張していたため、アメリカは十分な軍装(戦車や戦闘機など)を与えず韓国から撤退した。北朝鮮はその虚を突いて南進したわけであるが、おそらく中国も三代目統治者と目される金正雲の好戦的な態度を懸念して、北朝鮮に対して十分な軍装の提供を拒否しているのではないだろうか。
金日成は当初からの野心に従って南進統一を試みた。だが、国連軍の参戦により一時は釜山周辺にまで戦線を進めていたにもかかわらず、国連軍による仁川上陸作戦によって大きく戦局を挽回された。問題はここからである。中国は国連軍が38度線を超えて北進するまでは、この戦争を「内戦」だと捉え、政治的にも軍事的にも介入する意思はなかったのである。国連軍が38度線を越えて北進した場合でも、それが純然たる韓国軍将兵のみの場合なら、黙認する姿勢であった。
中国は今でも同民族同士の内紛なら、それは他国の内政問題として介入するつもりはないと思われる。なぜなら、つい最近中国の高官が「朝鮮有事の際、国連が介入するつもりなら、それ以前に中国が介入する」と明言しているのである。つまり裏を返せば、「朝鮮以外の国(国連等)が介入してくれば中国は看過しない」と言っているわけで、朝鮮人同士の内紛なら暗に黙認することをほのめかしているのである。そういった意味で、中国の対朝鮮政策は朝鮮戦争以前となんら変わっていないと思われるのである。
建前はともかく、経済破綻を恐れ「統一する意志」などまったくない韓国にいくら提言しても無駄な話なのだが、実は今こそ韓国軍単独で北進する機が熟しているのである。李大統領の弱腰姿勢、韓国民の平和ボケ反戦気運が、この機会をみすみす逃そうとしているのである。李承晩大統領は馬鹿でどうしようもない男だったが、彼の「反共」「武力北進統一」の姿勢は見上げたものであった。今こそ韓国に強い指導者が望まれるところだが、まっ、無理なんだろうなあ‥‥。せっかくのチャンスなのに。
shiraty5027
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