韓国ニュースを冷静かつ客観的に読む
毎日インターネットなどを通じ、多くのニュースが韓国から垂れ流されてくる。筆者も毎日そのニュースをみて、そのニュースの信憑性を疑うまでもなく、それを元にブログ記事を垂れ流しているわけだが、今回はそうした自省の意味も込めて、冷静かつ客観的に韓国ニュースを検証してみたい。ソースは『共同通信』が深夜(06/23 00:20)配信した『 中国人2人が調査中死亡か スパイ容疑で北朝鮮拘束 』というニュースである。
韓国のニュース専門局、YTNテレビは22日、中国人の貿易業者2人が20日に、北朝鮮慈江道を訪問中にスパイ容疑で拘束され、調査中に激しい暴行を受け死亡、中朝間で外交摩擦が起きていると報じた。消息筋の話という。
まず、『YTNテレビ』というのは『連合ニュース』の子会社であり、日本の『TBS』とニュース協定を結んでいる会社である。公共企業を大株主に持っているため、理事会が政権に近い人物を経営者に迎えようとする傾向があるといわれている。つまり、現李明博政権寄りの放送局だということがいえる。
問題はニュース源が「消息筋の話」とある点である。「消息筋」というのは一般的に民間の学者とかマスコミ関係者などを指すと思えばいいが、実は「筋」というのが大変曲者なのである。この表現は本来、実態をあえてぼかす覆面として用いられるが、信頼できるかどうか定かでない情報源も、この「筋」という言葉を使ってごまかす場合が多い。実際には記者の憶測でしかないものを「消息筋」として記事に仕上げるのは、メディアの常套手段。従って、このニュースは話半分で聴くべきなのである。
同テレビによると、2人は中国吉林省の住人。北朝鮮側はスパイの疑いがあるため遺体を引き渡せないと主張し、中国側が反発している。
この報道が仮に事実だとして、なぜ「スパイの疑いがあるため遺体を引き渡せない」のだろうか? 生きているのならともかく、死人に口なしの死体を引き渡せない理由が分からない。おそらく、相当この被疑者に凄惨な拷問を加えたため、人体としての形を留めておらず、遺体として返還できないのか。それとも、すでに食べてしまった後なので、遺体すら残っていないということなのか。そもそも、人命をそれほど問題にしない国同士が、遺体の返還をめぐってこれほどもめるだろうか‥‥。この一文にも、多くの謎や矛盾、疑問点がある。
両国間では、4日に中朝国境で中国人4人が北朝鮮側の銃撃で死傷する事件が発生。中国が北朝鮮に抗議し、北朝鮮側が事実上のおわびを伝えた。
文章の結論は、最後に持ってくるというのが普通常識である。そう考えると、この記事の主旨(ねらい)は最後のこの段落に凝縮されているといっていい。先月、金正日がわざわざ北京にまで赴き中国側に経済支援を要請したといわれている。だが、中国側はこの要請をにべもなく却下した。北朝鮮は、中国にとって自国(北朝鮮)が戦略上掛け替えのない国であることを熟知している。従ってそれを背景に、「銃撃による中国人殺傷」という少々乱暴な抵抗(嫌がらせ・圧力)を中国に対し試みた。
韓国は、先の哨戒艦沈没事件の中国の対応について、その煮え切らない態度、いやむしろ北朝鮮を擁護し庇うような姿勢に不満を持っている。そこで今回、先の「北朝鮮人による中国人銃撃殺傷事件」に関連づけ(これも真相は定かではないが)、「北朝鮮による中国人拷問殺傷事件」をでっち上げた。こうした捏造事件をリークすることで、中朝間の蜜月関係を引き裂こうとする狙いがあるものと考えられるのである。もっとも、中国が「中朝蜜月関係」を否定するカムフラージュとして、事件を捏造しリークしたとも考えられるが、いずれにしても、何者かによる何らかの意図でもって、この事件が報じられていることは間違いない。
日ごろ、韓国メディアの報道をそのまま鵜呑みにして(別に韓国報道に限ったことではないが)得意気にブログ記事を垂れ流している自分に対し、自戒の意味を込めて今回この記事を取り上げてみた。でも、韓国記事が面白いと、そのまま検証もせずに記事を垂れ流してしまうんだよな〜。反省しま〜す。w
shiraty5027
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