北朝鮮問題

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ムスリマの頭隠して尻隠さず?

 イスラム教徒のことをアラブ世界では、ムスリム(男性)、ムスリマ(女性)と区別して言うらしい。さて、イスラム教ではムハンマドが「女性は彼女のプライベート・ゾーンを隠し、近親者以外には見せないようにしなさい」と言ったことから、今猶保守的なイスラム社会では女性は頭をふくめた体を隠す服装をすることが多い(「Wikipedia」より)。

 欧米や日本のニュースでは、こうした服装のことを一言で「ブルカ」と呼んでいるようだが、調べてみるとなかなか奥深いものがある。アバヤ、ヒジャブ、ヒマール、ブルカ、ニカーブ、チャドル、ブルキニ‥‥と、その目的や用途、国や宗派上の違い(?)などから、いろんな種類があるようだ。また、その略式(顔や髪を隠すだけ?)であるスカーフの巻き方にも、クヒマール、シェイラ、ヒジャブ‥‥といった、いろんな種類や巻き方があるという(ブログ『お二人さま暮らし』より)。

 最近、フランスで「ブルカ着用禁止法案」が議会に提出された。フランスでは人口の1割近い550万人のイスラム教徒が住んでいるといわれ(うち1,000人ほどがブルカを日常的に着用)、ベルギーでも同様の法案が議会に提出される見込みだそうである。

 「ブルカ着用禁止」の理由は、ヨーロッパにおいてもイスラム過激派によるテロが頻発している折、身元確認が困難だという理由からである。また「女性蔑視につながる」というのもその理由の一つだそうだ。前者は分かるが、後者は明らかに白人の思い上がりというか、独善的民主主義絶対主義というか、西側の論理そのものである。

 かつて、イラン革命を指導したホメイニ師にインタビューを試みた西洋人女性記者がいた。彼女はこう切り出した。

「反動勢力は、ホメイニ師が女性差別主義者であると悪宣伝をしていますが、私には、師が男女平等主義者であることが分かっています。」

これに対しホメイニ師は

「私は、男女平等主義者ではない。だが、それでどうしたのかね。」

 つまり、この西洋人の“進歩的”な女性記者は、「男女平等・民主主義・進歩・革命」VS「女性差別・封建主義・反動・反革命」といった近代人による迷信的な図式をイラン革命に当てはめようとして完全に意表をつかれたわけで、世の中そうした論理が必ずしも絶対ではないのである。

 敬虔なイスラム教徒ムスリマにとって「ブルカ」の着用は神への信仰の証であって、着飾り、多くの人々に自分の美しさを見てもらいたい女性の欲望を問題視する考えがあるからである。つまり、こうした服装は信教の自由によるもので、断じて白人の思い込みによる「女性蔑視」や「女性差別」によるものではないのである。

 とまあ、話に熱を帯びてきたが、そもそもこの記事を書こうと思った動機は、下の写真を取り上げたかったからなのである。頭隠して尻隠さず‥‥。このムスリマと思しき女性の心中は如何に? ちなみにこのお嬢さんがしているスカーフはブログ『お二人さま暮らし』によると「クヒマール(ヒマール)」というものだそうである。たいへん勉強になりました。w

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