北朝鮮、最後の「こけおどし」
北「わが国の核兵器は飾り物ではない」と発言、核兵器の使用も考慮
北朝鮮当局は28日、韓国哨戒艦「天安」沈没事件が発生後としては初めてとなる対外向け記者会見を開催した。環球網が伝えた。
記者会見は平壌に支局を置く報道機関の記者が招かれ、北朝鮮国防委員会政策局の朴林寿局長が発言した。朴林寿局長は、「哨戒艦沈没事件は朝鮮半島に一触即発の事態をもたらした」と語り、韓国当局が挑発を続けるならば、北朝鮮は命をかけて国家の安全を守ると同時に、この機に乗じて朝鮮半島の統一を実現すると語った。
朴林寿局長は、「韓国は哨戒艦沈没事件を利用して、激しい南北対立を生み出したが、これはわが国に対する宣戦布告である」と指摘する一方、「北朝鮮が核抑止力を強化してきたのは今回のような局面に対応するためであり、北朝鮮の核兵器は飾り物ではない」とし、韓国への攻撃手段に核兵器を含めるとの見解を示した。
続けて朴林寿局長は、韓国当局が発表した哨戒艦「天安」沈没に関する調査結果は「客観性と公正さに欠いたもの」とし、「ねつ造である」と批判。韓国側が発表した結果には多くの矛盾があると指摘し、韓国に北朝鮮からの調査団を受け入れるよう要求した。
韓国が哨戒艦沈没が北朝鮮によるものと決定づけた証拠の一つである魚雷スクリュー(推進装置)の製造番号について、北朝鮮は「ねつ造である」と反論した。
( 『 サーチナ 』 2010/05/29(土) 12:52 )
林局長の「北朝鮮の核兵器は飾り物ではない。単なるハリボテだ!」という発言には驚いた。もちろん最後の部分は、オラが自信をもって付け加えた言葉だが‥‥。
北朝鮮は「核兵器」など保有していない。確かにプルトニウムを抽出したり、核実験を行ったり(これは失敗だったといわれている)したが、実際に「核兵器」を保有しているという証拠もなければ、それを見たという証言もない。核開発をしていることや核実験を行ったということが、いつの間にか「核兵器を保有している」という文言にすり替えられ、「事実」としてわが国のメディアなどで一人歩きしていることの方がよほど恐ろしい。それこそが、北朝鮮の思う壺なのである。
朝鮮戦争(1950〜53)は、北朝鮮軍の奇襲により一時は釜山付近にまでその進撃(南進)を許した。釜山橋頭堡に追い詰められた国連軍は、マッカーサーの仁川上陸作戦により戦局を大きく挽回。逆に中朝国境付近まで北朝鮮軍を追い詰めた。あと少しで朝鮮全土を制圧というとき、中国義勇軍が参戦してきた‥‥。そのとき米大統領トルーマンは、記者団との質疑応答の中で次のような発言(失言)をしてしまった。
この戦争で「わが国が保有するあらゆる兵器を使用する用意がある」とし、「原爆の使用については常に積極的な考慮が払われている」と答えたのである。さらに「原爆は、それを使わねばならぬときに使用され、それを判断するのは現地司令官である」と、どこかの能天気な首相のように、余計な言葉を付け加えたてしまったのである。
記者会見後、大統領報道官は大慌てで大統領の発言の修正を試みた。「原爆使用の決定権は現地司令官にはなく、大統領にある。また、核兵器使用は軽々に決定されることはない」と発言を修正して回ったが、時すでに遅し。そのニュースは瞬く間に世界を巡回し、「米国大統領が朝鮮戦線で原爆使用を考慮している」との報道は各国に衝撃を与えた。
これは当時、核兵器を保有している国が米国だけであったことと、さらに、その5年前に米国が実際に日本に原爆を投下したという事実が、リアリティをもって世界を駆け巡ったのである。大統領報道官は血相を変え、火消しに躍起になった。余談だが、平野官房長官はルーピーが問題を起こしても何もしない。無表情な顔で、ボーっとしているだけ。w
今回、北朝鮮の「韓国への攻撃手段に核兵器を含める」との声明は、トルーマンのときと比べて現実性に乏しく、リアリティがない。実際に「核兵器」を保有している国なら、軽々にそんな発言をしないし、出来ない。持っていないからこそ、気軽にそんなことが口に出せるのである。むしろ、米国に先制攻撃の口実を与えているだけだ。「核兵器」を持っていない国が持っている素振りをし、拳を振り上げて大声で恫喝してみたところで、結局、世界からあざ笑われ、無視され、虚しさだけが残る‥‥。北朝鮮の最後の「こけおどし」は、むしろ惨めであり滑稽ですらある。
shiraty5027
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