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ノーコメント shiraty5027
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2011年02月28日
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NHKの「先制攻撃的防衛本能」ひとつ前の記事で、評判の悪いNHKが、自らの評判の回復のため民意を意識してか、これまた評判の悪い民主党政権を暗に非難するような番組を作ったのではないかと、その番組を取り上げ紹介した(【NHK】民主党政権へのあてこすり?)。このシリーズの二回目『『日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第2回 巨大組織“陸軍”暴走のメカニズム』は、今度は自らの組織(NHK)を棚に上げ、官僚組織を痛烈に非難している。 けだし、これは「攻撃は最大の防御なり」という稚拙な本能的発想からなのではないだろうか? うちの女房もテレビなどで「デブ」が話題になると、やたら自分のことは棚に上げて、その話題のデブを攻撃する。異常に攻撃的になるのである。つまり、対象を先制攻撃することで、自らの「デブ」が話題にならないようにするという、これは一種の「先制攻撃的防衛本能」なのではないだろうか。 さて、明治以来日本陸軍は山形有朋が牛耳っていた。それに不満を抱く青年高級将校(永田鉄山・小畑敏四郎・岡村寧次郎)たち3名は、密かにヨーロッパのホテルで会合をもち、古い陸軍の刷新と武器の近代化を求めて立ち上がる。『一夕会』の誕生である。 当時、民政党と政友会という二大政党は、選挙目当ての政争に明け暮れ、贈収賄事件などが相次いでいた。政治の腐敗が蔓延している中、『一夕会』のメンバー(40名)は陸軍の人事権に着目し、その人事に徐々に深く浸透していった。ところが『一夕会』は陸軍の旧体質を変えようという大枠では一致していたが、個々人の考え方はバラバラであった。対ソ戦略や満州に関する政策で内部対立が表面化し、人事をめぐる派閥争いが激化する。 その後、永田鉄山(統制派)が斬殺され、一方の小畑敏四郎(皇道派)も失脚。この統制の不在が、肥大化した陸軍(最大550万人)を迷走させ、秩序の崩壊をもたらしていく。関東軍の暴走や、高級軍人の中国各地への天下り‥‥。やがて、制御が利かなくなった巨大官僚組織「陸軍」は、大戦への道へと突き進んで行くのであった‥‥。 番組の最後に、進行役の松平定知アナがこう締めくくっていた。 この陸軍の中枢にいる軍人たち、彼らは当時日本の知性を集めた、極めて優秀な、言わば国のために存在するエリートでした。最終的には国の利益よりも自分たちが存在する組織の論理を優先したという事実。これこそまさに組織というものが持つ「病理」だというものではないでしょうか。
「日本の知性を集めた、極めて優秀な」という部分を省けば、まさにNHK自身にも言えることではないか(もちろん、政治主導を標榜していた民主党政権でも変えることが出来なかった、不逞盤石な日本官僚機構を直接的には暗示しているが)。NHKさんよ、「先制攻撃的防衛本能」には騙されないよ。 shiraty5027
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