北朝鮮問題

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東日本大震災:フランス人記者の眼

 東日本大震災で海外のメディアの間には、日本人の防災意識の高さや冷静沈着な対応を称賛するとともに、不屈の精神に期待する論調が目立っている。

 韓国の『中央日報』は、当初、「日本沈没」や「廃墟になった」などと日本を嘲笑うような見出しを掲げていたが、さすがに非難が殺到したためか「大災難より強い日本人」、「惨事でも配慮忘れぬ文化に世界が驚いた」と、本音を糊塗する記事が目立ってきている。

 世界各国は一様に日本人のモラルの高さ、民度の高さを称賛している中で、フランスの『ルモンド』の視点は面白かった。

■ 国民は達観
 13日付のフランス紙ルモンドは、日本がパニックに陥っていない背景には、「仕方がない」と達観する地震国ならではの心理があるという東京特派員の分析記事を掲載した。
 多くの日本人にとって青天のへきれきに思えた1995年の阪神大震災に比べ、今回の地震は被害規模は大きいものの「人々の恨みは小さい」と解説。日頃から災害への備えを万全にした上で起きた地震に対して「人間ができることはあまりない」と受け止める心構えができているとしている。
                                              ( 『 中日新聞 』 2011.03.14 )

 これは西洋人が「禅」などを通して日本人を理解しようとする、いわばある意味、西洋人が東洋人に抱く神秘的なイメージの解釈である。つまり「諦観」(たいかん)。諦観とは「諦める」、「断念する」、「ギブアップする」、というネガティブな意味ではなく、「本質を明らかに観る」という意味で、一種の悟りの境地である。「大宇宙の真理である因果の道理を明らかにみよ」という仏教の教えからきている。

 おそらくこのフランス人東京特派員は、日本の禅に魅せられ、そのまま日本に住みつき、運よく『ルモンド』に入社した人ではないだろうか。他の国の共通した視点とは違う、フランス人らしいユニークな視点の記事であった。

shiraty5027

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