国民の命より自衛官の命を優先?
自衛隊が逃げた! 深夜の避難所で大パニック起きていた
原発事故に対する危機管理能力ゼロの菅首相。そのズサンな指揮命令系統がとんでもない騒ぎを引き起こした。
14日の深夜。町全体が壊滅状態の福島県南相馬市の石神第一小学校の体育館には、津波から逃れてきた1000人もの住民が避難していた。燃料もなく体を寄せ合って眠っている中、突然、自衛隊がジープで乗りつけ、避難住民に向けて大声で叫んだ。
「私たちは上(北沢防衛相)の命令で退避するように命じられたので南相馬市から引き揚げます。これは私見ですが、福島原発は非常に危険な状況にきていると思います」
そう言うやいなや、隊員たちはジープに乗って去って行ってしまった。館内は騒然となり、避難住民は出口に殺到。止めてあったマイカーに分乗し、大急ぎで福島市方面に逃げ出した。おかげで県道12号は大渋滞。ところがクルマは、規制の影響でガソリンが5〜10リットルしか入っていないからたまらない。みんな最初の峠あたりで次々とエンストしてしまった。
この一部始終を目撃したのが、救援物資の運搬のために、第一小学校のグラウンドに止めた車の中で仮眠していたボランティアグループ「Gライズ日本」の夏井辰徳代表だ。
「1000人が悲鳴を上げる大パニックでした。自衛隊が住民より先に逃げるなんて聞いたことがない。市役所の職員は『屋内避難の指示が来ているので体育館から動かないように』と言っているのに、自衛隊には『危険だから退避せよ』と命令が下りてくる。菅首相は危機管理の指示をまったくグリップしていない。原発がさらに危険な状態になったらと思うと恐ろしいです」
未曽有の死者・不明者を出していながら、菅はのうのうと「1万7000人を救った」などと信じられない発言をする。この男が指揮を執る限り、間違いなく原発で多くの犠牲者が出る。
( 『 現代net 』 2011年3月17日 )
やはり問題なのは、その最高責任者である菅直人と業務担当家臣・北沢防衛相である。特に菅は、自分が自衛隊の最高責任者であることを知らなかったくらいだからどうしようもなく、今もってその自覚がない。自衛隊を支那のように党の軍隊(私軍)だとでも思っているのだろうか?
朝鮮戦争が勃発したとき、李承晩大統領と韓国政府は、盛んにソウル市民に安全と安心を言い、ソウル死守まで約束しておきながら、当の自分たちは真っ先にソウルを脱出した。おまけに漢江大橋を爆破する命令を下していたため、橋を渡ろうとしていた多くの市民に犠牲者(500〜800名)が出た。(漢江人道橋爆破事件)
今の菅政権はこの李承晩政権と同じである。自分の命や立場、政権維持が大事で、国民のことなどまったく考えていない。震災までも自分たちの支持率回復のために利用しようとするわが国開闢(かいびゃく)以来の大悪党だ。
国民の命より自衛隊員の命を優先させるとはどういうことなのか? 「自衛隊員と雖も命に変わりはない」などと屁理屈を言っている場合ではない。言うまでもなく、自衛隊は国民の生命と財産を守るためにある。そのための自衛隊である。その自衛隊員を、国民を差し置いて現場から避難させてどうする? 火事場から消防士が逃げてどうする? 犯罪から警察官が逃げてどうする? いったい誰のための何のための自衛隊なのか。
これはPKOの、危険地帯だから自衛隊は派遣せず民間人なら良しとする、本末転倒した考え方に相通ずるものがある。危険地帯だからこそ丸腰の民間人ではなく、武装した自衛隊員を派遣するというのが常識なのに、ポピュリズムに徹するあまり逆さまな論理がまかり通っている。これは大問題である。
とにかく悪いのは自衛隊ではなく、それを指揮する政府にある。
shiraty5027
|