なぜ金正日の料理人が再び北朝鮮へ?
金総書記の元専属料理人、正恩氏の招待で平壌へ
北朝鮮の金正日キムジョンイル総書記の元専属料理人で、金正恩キムジョンウン第1書記の幼少期の遊び相手でもあった藤本健二氏が、21日から平壌入りを予定していることがわかった。
藤本氏は20日夕、北京の空港に到着し、「正恩氏に招待され、行く決心をした」と読売新聞などに話した。
藤本氏の説明によると、北朝鮮訪問は11年ぶり。平壌に到着し次第、正恩氏と面談する予定という。面談では「日本と北朝鮮は仲良くしなければならないと思う。そうすれば北朝鮮も国際社会の仲間入りできるだろうという願いを込めて話をするつもりだ」と抱負を述べた。
藤本氏は今回の渡航について「いろいろと心の中で悩んだ。正恩氏の招待を無にしては2回目があるかないか不安になるので決心した」と語った。
( 2012年7月21日06時23分 読売新聞 )
藤本氏がテレビ出演の際、バンダナとサングラスを付けているのは、北朝鮮の殺し屋から身を守るためだとしていた。彼は1998年、平壌から北京に買い出しに行った際、日本の警視庁の部長に電話したことがばれ、1年6か月軟禁状態に置かれていた。2001年、彼は身の危険を感じ北朝鮮を脱出。以来、しばしば日本のメディアに登場しては、金正日一族の私生活を暴露していた。
金正日亡き後、三男の正恩が北朝鮮のトップになることを早くから予想していたのはこの藤本氏である。また、日本の内閣情報調査室の北朝鮮に関する有力な情報源も彼であるといわれていた。北朝鮮にとって、これ以上の裏切り者はいない。事実、彼は「北当局に裏切ったら殺すと言われている」と漏らしていた。氏がバンダナを付け、サングラスをかけてメディアに登場するのも、無駄な抵抗とはいえ分からなくもなかった。
その藤本氏がである。再び北朝鮮に行くということはとても不可解である。確かに、藤本氏は正恩の子供のころの遊び相手だったという。金正日亡き後、これまでのいきさつを不問に付し、改めて正恩が藤本氏を好意的に招待したということか‥‥。それとも、北朝鮮で再婚した妻に会うために、正恩の招待を受け入れたということなのか‥‥。
日頃から胡散臭い奴だと思っていた藤本氏だが、それにしても不可解である。彼の今後を注視していきたい。
shiraty5027
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