今こそ戦後レジームからの脱却を
「日本に未完成F35提供」 次期戦闘機 米国防総省が報告
防衛省が航空自衛隊の次期戦闘機として購入する米国のF35戦闘機について、米国防総省が「日本に渡すのは開発途上の機体」と米議会に報告したことが分かった。短距離空対空ミサイル(AAM)が搭載できないため、領空侵犯に備える緊急発進(スクランブル)待機の任務につけないことになる。防衛省は完成機の引き渡しを米側に求める方針だが、未完成のF35を候補にした機種選定自体が問われている。
米国防総省が十一日、同省試験評価局の二〇一二会計年次報告書を米議会に提出した。日本に提供するF35は開発途上の「ブロック3I」と明記され、防衛省の機種選定で米側が提供すると約束した完成機「ブロック3F」と異なる機体であることが判明した。
F型が各種ミサイルと爆弾をすべて搭載できるのに対し、I型は短距離AAMを搭載できず、空自に提供されても緊急発進待機の任務に就けない。
空自が保有するF15、F2、F4の各戦闘機はいずれも短距離AAMと機銃弾を搭載して各基地で緊急発進に備えて待機している。短距離AAMは領空侵犯機が爆弾投下の構えをみせるなどの緊急事態を想定し、やむを得ず撃墜するために搭載している。
防衛省航空機課は「米側に約束通りのF型を提供するよう求める」というが、米国防総省試験評価局は既にF35の加速性能と旋回性能を下方修正することも公表。性能低下に加え搭載ミサイルまで制限されるとなれば、米欧三機種を比べた一昨年の機種選定の正当性は大きく揺らぐ。
防衛省は実戦配備された他の二機種に対し、未完成のF35を不利にしないよう飛行テストを排除し、書面だけで性能、価格を比較した。F35の完成が近づくにつれ、書面とのずれが広がっている。
( 『 東京新聞 』 2013年1月31日 )
戦後日本及び日本人が生きていくためには、アメリカマーケットに依存していかなければならなかった。支那大陸では中共独裁国家が誕生し(1949)、朝鮮では戦争が起こった(1950)。そうした時代背景もあり、我が国は敗戦以来ずっとアメリカに頼らざるを得なかった。それが今日なお続いているのである。日本の防衛装備にいたっては、より顕著である。
田母神閣下と自衛隊OBの試算によると、在日米軍に頼らず日本独自で防衛力を整備した場合、年1兆5500億円(平成22年度予算の約1.3倍)程度の防衛費負担増で日本の「独自防衛」が可能だという。だが、これでは20年もの歳月を要してしまう(20年間で計約15兆2000億円の増額)。ならば、負担増した防衛費を単純に4倍にして、5年間で達成してしまってはどうか。それほど我が国の防衛にとって「独自防衛」は急務なのである。
我が国は大東亜戦争でアメリカに「力」によって敗れただけで、「正義」によって敗れたわけではない。形の上では敗北したけれども、私たち日本人の心の奥底では、アメリカ(西欧合理主義)に対する「不服従」の感情をずっと抱き続けてきたのではないか。戦後レジームからの脱却。いつまでもアメリカの属国である必要はない。
shiraty5027
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