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山城新伍氏が監督した映画に『やくざ道入門』(1994)というのがある。この作品は、実在した五代目清水次郎長をモデルにしたコミカルで人情味溢れる映画。主演の菅原文太氏とそのご子息加織氏(故人)が共演しているという意味でも稀有で貴重な作品なのである。 この映画はDVD化されていないため、今ではほとんど世間の目に触れることはないが、知る人ぞ知る隠れた名作なのである(と思う)。この映画のエンディングで流れる曲が主題歌『虎落笛』(作詞・山城新伍、作曲・岡千秋)。実にいい曲である。 山城新伍氏は俳優でもあったが、大の映画好きでもあったことはよく知られている。「映画人」と呼ぶより「活動屋」と呼ぶのがふさわしい人。彼は心にくいほど娯楽映画作りを心得ている。つまり、映画の本編が終わり、スクリーンにはキャストやスタッフの字幕スクロールが流れ始める。緞帳が降りるのを背に、客が出口に向かう。その後ろ姿を見送るかのように、エンディングの曲が場内に流れる‥‥。ここまでが映画なのである。そんな映画館の光景が目に浮かぶような曲。もちろん新伍氏はそれらをすべて計算し尽くしてこの曲をエンディングに用いているのだろう。本当に心にくいほどの演出である。 この映画の主題歌の入ったCDはすでに廃盤。というわけで、この歌をこのまま歴史に葬りたくないという思いから、今回、この曲をyoutubeにアップしました。2回目のアップです。よろしく! 竹の林を吹き抜ける 世間の風は虎落笛 そんな渡世に身を委ね 旅を重ねた夢の数 意地を通すな 意地を通すな 男道 茂る緑は竹の春 男盛りの仲秋に 飛んで弾けた日もあった そんな自分を苦笑い 情け模様の 情け模様の 男道 shiraty5027
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