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あらすじ 「物語の主軸となるのは海軍のパイロットを目指す予科練の生活が詳細に描き出すことに費やされる。平凡な少年友田義一が海軍精神を注入され、また厳しい訓練を耐え抜いて、晴れてパイロットとして搭乗するまでに物語の大半が費やされている。
後半は真珠湾攻撃に至るまでの航空母艦内の生活が詳細に描かれ、特撮を用いた攻撃シーンが場面を盛り上げる。最後は、仏印基地から発進した攻撃機がプリンス・オブ・ウェールズ を撃沈し、大本営が米英軍との戦闘状態突入を発表するまでを描く。(wiki pedia) この映画も真珠湾攻撃(1941年12月8日)の翌年には、開戦一周年記念として映画化されている。しかし残念なことは上記ストリー紹介にもあるように、前半友田義一少年のエピソードが多く描かれていて、純然たる海戦映画になっていない点である。いわばオムニバス映画といったら言い過ぎだが、余分な話が作品を台無し(?)にしている。ともあれ、やはり圧巻なのはウルトラマンでお馴染みの円谷英二が、特撮を担当している点である。おそらく特撮という分野の世界的先駆けなのだろう。とにかくすごいという他ない。この映画についてのエピソードをwikipediaより引用したい。 エピソード この映画を語る上で欠かせないのが特撮監督の円谷英二である。円谷得意のミニチュアモデルによる特撮に、部分的に実際の海戦で撮影された映像を挿入し、臨場感を醸し出すことに成功している。この映画で、円谷率いる特技スタッフは精巧な真珠湾の特撮セットを作り上げ、見学に訪れた海軍報道部や三笠宮崇仁親王はそのリアルさに息を呑んだ。 海軍省の至上命令で製作されたこの映画であるが、肝心の軍事資料は、担当将校らの「カツドウ屋は信用できない」という理由により、資料協力を受けられなかった。この理不尽な状況の中で、円谷ら特撮スタッフはわずかな提供写真に写った波の大きさから、戦艦や飛行機、地形の実寸を割り出し、特撮セットを組み上げた。また、登場する飛行機はいずれも実機だが、航空母艦は戦場にいるため実物大の野外セットを作り、離陸する飛行機はセットの上を滑走させている。 こうして再現された戦闘機・攻撃機そして航空母艦・軍艦などの精緻なミニチュアによる「実物」としか見えない映像は、後年(戦後)に作れた『トラ・トラ・トラ!』を始めとするいわゆる戦争物の映画では考えられない部分である。戦後この映画を見たGHQが「攻撃シーンはすべて実戦の実写記録フィルムだ」と疑わず、東宝にフィルム提供を強要した。 円谷は、波打つ海原をミニチュアで表現するために寒天を敷き詰めて船を浮かべたという。航空母艦の甲板が米空母にそっくりだという理由で、上映公開が危ぶまれたというエピソードもあるが、それにしても迫力満点の作品に仕上がっている。挿入されている音楽も、ワーグナーの『ローエングリン』や『ニーベルングの指環』などが挿入されていて、とても戦時中の作品だとは思えない。 この『ハワイマレー沖海戦』は、すでに日本が劣勢に転じた頃に制作されている。まだいく分余力があったのか、海軍省の必死さが伺える贅沢な作品である。機会があったら是非ご覧ください。 shiraty5027
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