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1日、2019年F1第13戦ベルギーGPの決勝がスパ・フランコルシャン・サーキットで行われました!
前日のFIA-F2レースで亡くなったアントワーヌ・ユベールに1分間の黙祷を捧げた後、ドライバーたちはコクピットへ。 早朝に降って一度は止んだ雨が、決勝の2時間ほど前に再び降り出して路面はウェットに。 気温は15℃と金曜土曜よりも10℃以上低く、路面温度も22℃しかありません。
金曜から多くのドライバーが年間3基のレギュレーションを超えるパワーユニットのコンポーネントを投入してグリッド降格ペナルティを科され、予選後には暫定13番グリッドだったアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)も4基目を投入し最後尾スタートのペナルティに。 合わせてギヤボックスも新品に換えました。
カルロス・サインツJr.(マクラーレン)はMGU-K(運動エネルギー回生システム)とES(エネルギー・ストア)を交換して10グリッド降格。 そのため、グリッドはダニエル・リカルド(ルノーF1チーム)10番手、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグ12番手、サインツJr.15番手、ランス・ストロール(レーシングポイント)16番手、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)17番手、ジョビナッツィ18番手、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)19番手。
予選ノータイムで特例出場許可のロバート・クビサ(ウィリアムズ)はICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を交換したうえリヤ・ウィングを別仕様に変えてピットスタートとなりました。
各車ともソフトタイヤをスタートに選び、クビサを含めた後方4台とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)だけがミディアムタイヤを選んでいます。
スタートでポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がホールショットを奪い2番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が順にターン1に飛び込んで行きますが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は発進加速が鈍くキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が先行。
しかし、ブレーキングを遅らせてインに飛び込んだフェルスタッペンは行き場を失ってライコネンと接触し、ライコネンのマシンがジャンプ。 フェルスタッペンは左フロント・サスペンションが壊れていて、オールージュを曲がりきれずタイヤバリアに突っ込んであっけなくリタイアとなりました。
その後方ではフェルスタッペンに詰まって行き場をなくしたリカルドがストロールに接触されてこちらもマシンが飛び上がります。 リカルドとライコネンはフロント・ウィングを壊してピットインして交換。 ミディアムに履き替えて挽回を図ります。 スタートでパワーデリバリーに問題を抱えたサインツJr.は、大幅に出遅れてピットに戻り最後尾で何とか戦線復帰を果たしました。
これで順位はルクレール、2番手ベッテル、3番手ハミルトン、4番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、5番手ランド・ノリス(マクラーレン)、6番手ロマン・グロージャン(ハースF1チーム)、7番手ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)、8番手ペレス、9番手ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、10番手ストロール、11番手ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)となりました。 17番グリッドだったアルボンは13番手まで浮上しています。
レースは4周目に再開される見込みでしたが、サインツJr.が最終シケインにマシンを止めてしまい延長。 翌5周目に再開となりました。
2番手ベッテルはターン1のブレーキングでフロント・タイヤをロックさせて挙動を乱してしまいますが、続くケメルストレートで襲いかかるハミルトンとボッタスをなんとか抑えて2番手を守り切りました。 一方、アルボンはストレート車速の伸びるヒュルケンベルグに抜かれて14番手に下がってしまいました。
各所で膠着状態が続きますが、10周目にはペレス、11周目にはガスリーがマグヌッセンをパスして7番手・8番手に上がります。 ハースF1チーム勢はストレートが伸びずに苦労しています。
2番手ベッテルよりペースに余裕がある様子のハミルトンですが、ベッテルに接近して抜くのは苦労します。 16周目にベッテルがピットインすると、メルセデスAMG勢やルクレールはこれに追随せずステイアウト。 この間に計算上はベッテルが前に出ます。
21周目にルクレールがピットインしミディアムに履き替えてコースに戻ると、ベッテルの5秒後方に。 翌22周目にハミルトンがピットインしますが左リヤのロスで3.6秒掛かってしまいルクレールの3秒後方へ。 ボッタスはさらに翌23周目にピットインし、こちらは2.1秒でスムーズにコース復帰を果たしました。
27周目のメインストレートでフェラーリはベッテルにポジションスワップのチームオーダーを発令し、ベッテルはこれに従ってルクレールを先行させます。 後方からは3番手ハミルトンが徐々に迫り、ベッテルは早めに履いたタイヤがレースの最後まで保たないと思うと無線で訴えます。
ハミルトンはなかなかベッテルを捕まえられずリヤ・タイヤのオーバーヒートに苦しみながらも、32周目のケメルストレートでDRSを使い、インを守るベッテルをアウトから抜き去りました。
ボッタスにも詰め寄られたベッテルは、33周目にピットインしてソフトに履き替えてボッタスの18秒後方に戻り、ここから挽回を狙います。
後方では34周目にソフトを履いているクビアトとアルボンがミディアムのリカルドを抜いて7番手・8番手に浮上。 アルボンはターン8から9へサイドバイサイドでアウトから見事に抜き去りました。 アルボンはさらに37周目のケメルストレートでクビアトを抜いて7番手。
その後方のガスリーはミディアムを履いていて、リカルドの攻略に苦戦。 その間にソフトを履くジョビナッツィに抜かれてしまいました。 ジョビナッツィは38周目にリカルドも抜いて9番手に上がりました。 苦戦していたガスリーも翌周のケメルストレートエンドでリカルドを抜いて10番手に。
レース終盤に入りルクレールは中団グループのトラフィックに引っかかったこともあってペースが伸び悩み、ハミルトンが一気にギャップを縮めます。
残り1周で1.5秒を切り、ターン10ではジョビナッツィがタイヤバリアにクラッシュする事故が起きますが、ルクレールは何とかそのポジションを守り切って待望の初優勝を挙げました。 2位には0.981秒差でハミルトン、3位ボッタス、ベッテルはファステストラップをマークしたもののボッタスに13.837秒届かず4位に終わりました。
中団グループトップの5位を走行していたノリスは最終ラップに入ったところでパワーを失ってストップ。 最終ラップにペレスをオーバーテイクしたアルボンが5位でフィニッシュすることに成功しました。
7位にはクビアト、8位は最終ラップのターン5でガスリーを抜いたヒュルケンベルグ、ガスリーは9位入賞、最終ラップの2台リタイアで10位にストロールという結果になりました。
【2019年F1第13戦ベルギーGP 決勝結果】
Pos No. Driver Team Time/Gap Laps
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