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シャルル・ルクレールは、ベルギーGPでのF1初勝利を幼馴染のアントワーヌ・ユベールに捧げ、感傷的な勝利だと語りました!
ポールポジションからスタートしたルクレールは、ピットストップのタイミングでチームメイトのセバスチャン・ベッテルにリードを奪われるも、再びトップに立つとトップを独走。 快適に初勝利への道を走っているかに見えました。 しかし、レース終盤にタイヤに苦しみ、ルイス・ハミルトンからのプレッシャーを受けます。 それでも、トップを堅持したルクレールは0.981秒差で逃げ切って待望の今シーズン初勝利。 表彰台に初めてモナコ国家が流れました。 ルクレールは控えめに勝利をユベールに捧げました。 幼馴染のユベールは土曜日のF2レースの悲劇的なクラッシュでこの世を去っていました。 シャルル・ルクレールは…
『子供の頃からの夢がかなったが、一方で昨日からとても困難な週末だった。 僕たちは友人を失った。
このような状況はとても難しい。 僕の初勝利は彼に捧げたいと思う。 僕たちは一緒に成長してきた。 初めてのレースはアントワーヌ、エステバン(・オコン)、ピエール(・ガスリー)とだった。 昨日起こったことは本当に残念だ。 初勝利を心から楽しむことはでいないが、間違いなく永遠に刻まれる思い出になった。』 と語りました。
フェラーリは後半にタイヤに苦しみました。 チームメイトのベッテルは、残り5周で2回目のピットストップを行いました。
シャルル・ルクレールは…
『とても難しいレースだった。 僕たちは終盤にタイヤにかなり苦しんでいた。 でも、僕としてはブダペストよりもはるかに満足できていた。 タイヤをうまく管理することができた。』
と語りました。
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F1
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1日、2019年F1第13戦ベルギーGPの決勝がスパ・フランコルシャン・サーキットで行われました!
前日のFIA-F2レースで亡くなったアントワーヌ・ユベールに1分間の黙祷を捧げた後、ドライバーたちはコクピットへ。 早朝に降って一度は止んだ雨が、決勝の2時間ほど前に再び降り出して路面はウェットに。 気温は15℃と金曜土曜よりも10℃以上低く、路面温度も22℃しかありません。
金曜から多くのドライバーが年間3基のレギュレーションを超えるパワーユニットのコンポーネントを投入してグリッド降格ペナルティを科され、予選後には暫定13番グリッドだったアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)も4基目を投入し最後尾スタートのペナルティに。 合わせてギヤボックスも新品に換えました。
カルロス・サインツJr.(マクラーレン)はMGU-K(運動エネルギー回生システム)とES(エネルギー・ストア)を交換して10グリッド降格。 そのため、グリッドはダニエル・リカルド(ルノーF1チーム)10番手、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグ12番手、サインツJr.15番手、ランス・ストロール(レーシングポイント)16番手、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)17番手、ジョビナッツィ18番手、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)19番手。
予選ノータイムで特例出場許可のロバート・クビサ(ウィリアムズ)はICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を交換したうえリヤ・ウィングを別仕様に変えてピットスタートとなりました。
各車ともソフトタイヤをスタートに選び、クビサを含めた後方4台とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)だけがミディアムタイヤを選んでいます。
スタートでポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がホールショットを奪い2番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が順にターン1に飛び込んで行きますが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は発進加速が鈍くキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が先行。
しかし、ブレーキングを遅らせてインに飛び込んだフェルスタッペンは行き場を失ってライコネンと接触し、ライコネンのマシンがジャンプ。 フェルスタッペンは左フロント・サスペンションが壊れていて、オールージュを曲がりきれずタイヤバリアに突っ込んであっけなくリタイアとなりました。
その後方ではフェルスタッペンに詰まって行き場をなくしたリカルドがストロールに接触されてこちらもマシンが飛び上がります。 リカルドとライコネンはフロント・ウィングを壊してピットインして交換。 ミディアムに履き替えて挽回を図ります。 スタートでパワーデリバリーに問題を抱えたサインツJr.は、大幅に出遅れてピットに戻り最後尾で何とか戦線復帰を果たしました。
これで順位はルクレール、2番手ベッテル、3番手ハミルトン、4番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、5番手ランド・ノリス(マクラーレン)、6番手ロマン・グロージャン(ハースF1チーム)、7番手ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)、8番手ペレス、9番手ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、10番手ストロール、11番手ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)となりました。 17番グリッドだったアルボンは13番手まで浮上しています。
レースは4周目に再開される見込みでしたが、サインツJr.が最終シケインにマシンを止めてしまい延長。 翌5周目に再開となりました。
2番手ベッテルはターン1のブレーキングでフロント・タイヤをロックさせて挙動を乱してしまいますが、続くケメルストレートで襲いかかるハミルトンとボッタスをなんとか抑えて2番手を守り切りました。 一方、アルボンはストレート車速の伸びるヒュルケンベルグに抜かれて14番手に下がってしまいました。
各所で膠着状態が続きますが、10周目にはペレス、11周目にはガスリーがマグヌッセンをパスして7番手・8番手に上がります。 ハースF1チーム勢はストレートが伸びずに苦労しています。
2番手ベッテルよりペースに余裕がある様子のハミルトンですが、ベッテルに接近して抜くのは苦労します。 16周目にベッテルがピットインすると、メルセデスAMG勢やルクレールはこれに追随せずステイアウト。 この間に計算上はベッテルが前に出ます。
21周目にルクレールがピットインしミディアムに履き替えてコースに戻ると、ベッテルの5秒後方に。 翌22周目にハミルトンがピットインしますが左リヤのロスで3.6秒掛かってしまいルクレールの3秒後方へ。 ボッタスはさらに翌23周目にピットインし、こちらは2.1秒でスムーズにコース復帰を果たしました。
27周目のメインストレートでフェラーリはベッテルにポジションスワップのチームオーダーを発令し、ベッテルはこれに従ってルクレールを先行させます。 後方からは3番手ハミルトンが徐々に迫り、ベッテルは早めに履いたタイヤがレースの最後まで保たないと思うと無線で訴えます。
ハミルトンはなかなかベッテルを捕まえられずリヤ・タイヤのオーバーヒートに苦しみながらも、32周目のケメルストレートでDRSを使い、インを守るベッテルをアウトから抜き去りました。
ボッタスにも詰め寄られたベッテルは、33周目にピットインしてソフトに履き替えてボッタスの18秒後方に戻り、ここから挽回を狙います。
後方では34周目にソフトを履いているクビアトとアルボンがミディアムのリカルドを抜いて7番手・8番手に浮上。 アルボンはターン8から9へサイドバイサイドでアウトから見事に抜き去りました。 アルボンはさらに37周目のケメルストレートでクビアトを抜いて7番手。
その後方のガスリーはミディアムを履いていて、リカルドの攻略に苦戦。 その間にソフトを履くジョビナッツィに抜かれてしまいました。 ジョビナッツィは38周目にリカルドも抜いて9番手に上がりました。 苦戦していたガスリーも翌周のケメルストレートエンドでリカルドを抜いて10番手に。
レース終盤に入りルクレールは中団グループのトラフィックに引っかかったこともあってペースが伸び悩み、ハミルトンが一気にギャップを縮めます。
残り1周で1.5秒を切り、ターン10ではジョビナッツィがタイヤバリアにクラッシュする事故が起きますが、ルクレールは何とかそのポジションを守り切って待望の初優勝を挙げました。 2位には0.981秒差でハミルトン、3位ボッタス、ベッテルはファステストラップをマークしたもののボッタスに13.837秒届かず4位に終わりました。
中団グループトップの5位を走行していたノリスは最終ラップに入ったところでパワーを失ってストップ。 最終ラップにペレスをオーバーテイクしたアルボンが5位でフィニッシュすることに成功しました。
7位にはクビアト、8位は最終ラップのターン5でガスリーを抜いたヒュルケンベルグ、ガスリーは9位入賞、最終ラップの2台リタイアで10位にストロールという結果になりました。
【2019年F1第13戦ベルギーGP 決勝結果】
Pos No. Driver Team Time/Gap Laps
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ルノーF1チームのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは、エステバン・オコンの起用についてチームに再始動するための原動力が必要だったと理由の一部を説明しました!
ルノーF1チームは、2020年のドライバーラインアップに現在はメルセデスAMGでリザーブドライバーを努めているオコンを、ニコ・ヒュルケンベルグに代わって起用することを発表しました。
シートを失ってしまったヒュルケンベルグですが、彼は多くの要因があるとしつつも、今シーズンのチームの苦戦によって限界を超えたと考えているようです。
ニコ・ヒュルケンベルグは…
『僕は3年間このチームに所属してきた。 2017年は良い進歩があり、2018年もそうだった。 今年はとてもタフなシーズンになっている。 そして厳しい年であればこそ、何かを変えたいと思ったり、何かをやめにしたいと思ったりするものだ。 そして、その組み合わせがこういった決定(オコンの起用)に繋がった。
金銭面では、僕らは大体は合意に達していた。 だけどドライバーはそれぞれのキャリアの段階が異なっていて、商業的な部分や、国籍と言ったファクターもそこには含まれる。 いろんな要素がある。 僕らは厳しいシーズンに直面していて、それはこうした決定の一端になる。』
と語りました。
オコンのルノーF1チーム加入は2019年に向けても話が持ち上がっていましたが、アビテブールが元レッドブルのダニエル・リカルドの獲得を主張したため実現しなかった経緯があります。
そしてオコンは、今シーズンをメルセデスAMGのリザーブドライバーとして過ごし、バルテリ・ボッタスとメルセデスAMGのシートを争う状況となっていました。
シリル・アビテブールは…
『ドライバー交換という決定を下す時、純粋なペースだけで見るということは無い。 全体としての、原動力を見る必要がある。 そして、エステバンの獲得にはチームが必要としている再始動やリセットのための原動力があった。
我々は中長期的なプロジェクトを必要としていた。 2020年だけの問題ではない。 2021年や、ダニエルに何が起こるかといったと部分も含めてね。 特に集団としての原動力が必要だった。 恐らくエステバンはそういった物をチームに持ち込むことができるだろう。 彼はレースをすることに対して飢えているはずだ。 1年間浪人した後にF1に戻ってくるというのは、本当に嬉しいだろうからね。』
と語りました。
この人事により、ヒュルケンベルグはF1でのシート喪失の危機に見舞われましたが、アビテブールは、2019年のオコンのように控えになることは無いだろうという自信を持っていると語りました。
シリル・アビテブールは…
『確実なことは言えないが、ニコにはレーシングキャリアを続けられるであろう、とても大きなチャンスがある。 だから、昨年のカルロス(・サインツJr.)のように、ニコも大丈夫だと見込んでいる。』
と語りました。
またアビテブールは、直近3シーズンのヒュルケンベルグのチームへ対する貢献もあり、彼と契約しない選択は難しいものだったと認めています。
シリル・アビテブールは…
『ニコとの契約が今シーズンで終わりを迎えるため、我々は彼をドライバーラインアップに留めるか、それとも何がしかを変更するかの選択をする必要があった。 我々チームはニコのことが大好きだ。 だから決定は難しいものだった。
彼は我々が進歩するために手を貸してくれた。 今シーズンは苦戦してしまっているが、昨年はコンストラクターズチャンピオンシップ4位を守るために力を尽くしてくれた。 そして、彼が獲得したランキング7位という成績は、我々が望みうる最高の結果だった。』
と語りました。
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【2019年F1第13戦ベルギーGP スターティング・グリッド】
Pos Driver (Team)
01 : シャルル・ルクレール (フェラーリ) 02 : セバスチャン・ベッテル (フェラーリ) 03 : ルイス・ハミルトン (メルセデスAMG) 04 : バルテリ・ボッタス (メルセデスAMG) 05 : マックス・フェルスタッペン (レッドブル) 06 : キミ・ライコネン (アルファロメオ・レーシング) 07 : セルジオ・ペレス (レーシングポイント) 08 : ケビン・マグヌッセン (ハースF1チーム) 09 : ロマン・グロージャン (ハースF1チーム) 10 : ダニエル・リカルド (ルノーF1チーム) 11 : ランド・ノリス (マクラーレン) 12 : ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノーF1チーム) 13 : アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ・レーシング) 14 : ピエール・ガスリー (トロ・ロッソ) 15 : ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ) 16 : カルロス・サインツJr. (マクラーレン) 17 : ランス・ストロール (レーシングポイント) 18 : アレクサンダー・アルボン (レッドブル) 19 : ダニール・クビアト (トロ・ロッソ) 20 : ロバート・クビサ (ウィリアムズ) |
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ロマン・グロージャンは、来シーズンのF1シートを獲得することに依然として自信を持っています!
2019年F1シーズンはサマーブレイクを終え、来シーズンのシートを巡る噂のいくつかが現実のものとなりました。 まずはメルセデスAMGがバルテリ・ボッタスとの契約延長を発表。 一方でボッタスの対抗馬と見られていたエステバン・オコンは、ニコ・ヒュルケンベルグに代わってルノーF1チームに加入することが発表されました。
今シーズン限りでルノーF1チームを離れることになったヒュルケンベルグですが、来シーズンはグロージャンに代わりハースF1チームのマシンをドライブするのではないかと言われています。 しかし、グロージャンは一連の移籍発表が、自身の将来に対して影響を及ぼさないと考えているようです。
ロマン・グロージャンは…
『確かに、数人がドライバー市場を出たり入ったりしている。 エステバンにとっては良いことだったと思う。
これらの動きは、僕たちが既に知っていたことだ。 状況は何も変わっていない。 ジャーナリストにとっては楽しみが増えたかもしれない。』
と語りました。
グロージャンは、夏休みの間にチームと将来についての話をしなかったと語り、ここからの数レースのパフォーマンスが影響を与える可能性があると認めました。
ロマン・グロージャンは…
『みんな休みをとっていた。 ここからの2週間(ベルギーとイタリア)は将来の鍵を握っていると思う。 僕たちは良好な関係で夏休みを迎え、良好な関係のままでサーキットに戻ってきた。
みんなメルセデスの動向を見守っていた。 そしてそれ(ボッタスの残留)が確認され、その後エステバン(のルノーF1チーム加入)だ。
来シーズンのシートが空いているチームは少ししかない。 ここ(ハースF1チーム)がその1つだ。 これからいろんな方面から噂が流れてくるだろう。 例えばジャック・ビルヌーブとかね!』
と語りました。
グロージャンはハースF1チームが来シーズンのドライバーラインアップをまだ決めかねていると考えています。
ロマン・グロージャンは…
『まだ決まっていないと思う。 様子を見るよ。 F1では常にプレッシャーにさらされている。 例え契約があったとしても、それは気休めにもならない。
ピエール(・ガスリー)がその良い例になった。 彼はF1からのフェードアウトは免れたものの、別のチームへと落とされてしまった。 チームから事前に知らされないままだ。
だからF1では常にプレッシャーがあると言えるし、常にできる限りのパフォーマンスを発揮し続けなければならない。 それは契約があってもなくても関係ない。』
と語りました。
グロージャンは、現在8ポイントの獲得にとどまり、ドライバーズランキングでは17番手に沈んでいます。 彼は今シーズンの自身は良い仕事をしていると考えていて、外的要因がリザルトに影響してしまったと語りました。
ロマン・グロージャンは…
『今シーズンは良いものになっていないが、ここまで自分がやってきたこと、達成してきたことに満足している。
ここまで、酷いシーズンになってしまっている。 6回リタイアしているが、どれも、自分の過失によるものではない。 僕たちが良いレースをしていても、フィニッシュラインを超えることができなかった。 そういう点では良いシーズンとは言えないだろう。
チームは改善の為に何をすべきかをわかっているし、僕は自分自身に満足している。 ただ、間違いなく、誰か1人が来年のグリッドから姿を消すことになる。 それが誰になるかって? 僕には分からない。 でも、僕は来年のグリッドに残っているという強い自信がある。』
と語りました。
仮にF1を離れることになった場合、他にどういった選択肢があるのかと質問されたグロージャンは、次のように語りました。
ロマン・グロージャンは…
『ル・マン(WEC)もその1つだし、他にも強く興味を持っているカテゴリーがある。 フォーミュラEはとても素晴らしい選手権だと思う。 F1とはかなり異なっているが、とても競争が激しいし、エキサイティングだ。 他にもいくつか興味がある。 ただインディカーはダメだ。 オーバルは怖すぎる!
今のところ、F1を一番に考えている。 もちろん将来に向けてアピールしているものもあるが、僕は今のF1に満足している。』
と語りました。
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