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猫と薔薇、演劇、旅ファン
キネ旬1070年代ベスト映画は沢田研二・菅原文太の「太陽を盗んだ男」

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一枚のハガキ

 
太平洋戦争末期、中年兵として招集された松山啓太ら100名の兵士は、上官によるくじ引きで決められた戦地に赴任する事になっていた。くじ引きが行われた夜、フィリピンに送られる事になった仲間の定造から、妻より送られてきた一枚のハガキを手渡される。定造は、もし啓太が生き延びる事ができたら、妻にハガキは読んだと伝えてくれと依頼する。やがて戦争が終わり、生き残ったのは啓太を含め100名のうち6名だけだった…。goo映画より
 
定造は薄幸の女性友子と結婚するとき田を売ってしまったんで小作で暮らしていた。
 
仏間にはたたみもろくにない。定造、友子夫妻は納屋に住んでいた。
 
どんなときもご飯を作り、水を川から運び、それを沸かして飲んでいる。過酷な農作業と水運び。
 
最後に麦作りに励み実る麦、一番大事なのは作物と水、それを汚してしまうのが原発事故。

 
 
イメージ 1イメージ 2
 
 
 
 
カラーは今回の映画、
 
モノクロは新藤監督1960年の裸の島http://nihon.eigajiten.com/hadakanosima.htmの乙羽信子
 
そっくりでしょう。
戦中戦後の話なのに大竹の衣装が現代的だと思ったら乙羽さんへのオマージュもあるのでしょうか。
 
乙羽信子は元宝ジェンヌで戦後、再開された公演で娘役トップスター(主に雪組公演出演)として淡島千景と人気を二分し、男役トップスターの上級生、春日野八千代の相手役として戦後の宝塚歌劇第一期黄金時代を支える。
1950年、娘役に限界を感じ始め、松竹入りした淡島千景に倣うように退団。
退団後、大映に入社する。大映は、宝塚歌劇団時代から人気のあった「えくぼ」に「百万ドルのえくぼ」というキャッチフレーズをつけて、純情型のスターとして売り出す。デビュー作は同年の新藤兼人脚本、木村恵吾監督の『処女蜂』で、上原謙と共演した。その後、何作かに出演したが、魅力を出し切ったとはいえなかった。しかし、1951年の新藤兼人の第1回監督作品『愛妻物語』で、夫を陰で支える妻を好演し、映画界でもスターの地位を手に入れる。

近代映画協会と新藤兼人 [編集]

1952年松竹を退社して「近代映画協会」を設立していた新藤兼人の第1回自主制作映画『原爆の子』に大映の反対を押し切って出演する。これを機に大映を退社し、近代映画協会の同人となる。
以後、近代映画協会が製作する映画に立て続けに出演する中で、それまでの「宝塚歌劇団出身」「お嬢さま女優」「百万ドルのエクボ」「清純派」のイメージから180度転換し強烈なリアリズムあふれた演技を見せ、日本映画史にその名を残すこととなる。それを象徴する作品で、代表作となったのが、1960年の『裸の島』である。せりふが一切なく、登場人物も狭い島で働く夫婦(乙羽と殿山泰司が演じた)だけという実験的な映画であったが、そのリアリティーあふれる画面は大好評となり、第2回モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞するなど、世界的に高い評価を受ける。WIKIより
 
演劇見慣れない方の中には大竹しのぶを大げさな演技などと、非難されるのが寂しいです。
 
あれだけの侵略戦争を起こしながら今も政治家などには真の反省もなく今又国民を地獄に落とそうとしています。
 
だからあれぐらいの激しさで鼓舞して頂いていいのです。
 
新藤監督、大竹しのぶ、がんばってくださいました。
 
身毒丸でもそうですが大竹さんは歌も歌ってくれています。いつまでも可愛くて、稀有な実力のある方です。
 
9.19東京、10万人も集まったのではないかといわれる方もあるぐらい、60年安保反対運動以来とも。
 

デモ逮捕は見せしめ?「9.11脱原発」半数以上立件見送り (東京新聞)

 
映画の話に戻ると
 
映画陸に上がった軍艦http://www.youtube.com/watch?v=-IBh_MrPkn8で描かれていたいたので知ってはいましたが先日の舞台身毒丸でも凄い演技を見せてくれた大竹しのぶは見なくてはと思い昨日映画館へ。
 
陸に上がった軍艦では上官のいわれないリンチ、初年兵いじめ、もうろくな軍艦もなく、板の戦車で訓練する場面が出てきます。
 
軍隊の凄惨なリンチ、いじめは映画真空地帯や人間の條件http://www.youtube.com/watch?v=uYYHlKZlNkkに詳しい。
 
今日で公開も終わるので昨日の女性ディも満員でした。
 
有名なせりふ、「今日はお祭りですがあなたがいないので何の風情もありません」
 
陸に上がった軍艦でも大竹さんがナレーターを務めています。
 
この映画によって新藤兼人監督は、2003年6月の第25回モスクワ国際映画祭で特別功労賞を受賞
大竹しのぶは最優秀(主演)女優賞を受賞した
 
イメージ 3
 
一枚のハガキで最後に大竹がワンピース姿になるのですがそれが映画ふくろうのこの服を連想しました。
 
 
時代は1980年頃。舞台は東北地方の山奥にある希望ヵ丘開拓村。ここは役所からタダで提供された開拓地。ここには、すべての財産を売り払って満州へ出かけていったため、やっと日本に戻ってきても帰る場所のない、満州からの引揚者たちが、最後の希望をもって入植してきた。しかしそこは名前とは裏腹に、「不毛の地」だった。いくら努力しても作物は育たず、そこで食っていくことは不可能だったのだ。そのため20軒の入植者は次々と・・・。


イメージ 4
 
 
上は朝日費新聞。
 
大竹しのぶの写真の横の写真は彼女の祖父母吉川一水と妻八重子
その下の写真は1906年、サンフランシスコの八重子、右端に幸徳秋水

 
大竹しのぶが手にしているのは祖父の100年前の辞書。
祖母八重子は内村鑑三の聖書講読の会に出て皆に愛された少女だった。
八重子は社会主義者に近づいていた。日露戦争で非戦論を唱えた幸徳秋水は弾圧を逃れるようにサンフランシスコに。同行者三人の一人が八重子。赤ちゃんを抱いている!

 広島型原爆2280個分の「死の灰」が六ヶ所村に到着

 追記
新藤監督はリアルなひり島原爆投下の映画を撮りたいと言われていました。
いち早く乙羽信子主演で「原爆の子」を作られましたけど。
 
大竹さんは乙羽さんにつぐ、監督のミューズですね。お三人とも尊敬しています。

この記事に

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    新藤兼人監督自身が32歳で軍隊で招集され、そして仲間の100人の中で生き残った6人の中の1人だったのですか。
    亡くなった94人の魂を思いながら生きてこられたのですね…

    傑作ポチ☆

    胡蝶蘭

    2011/9/23(金) 午前 11:47

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  • 顔アイコン

    大竹しのぶは真の役者です。彼女ほど、演劇にかける真摯な人は、他にはそうはいないでしょう。ハマリ役ではなくて、彼女の場合は、いかなる人をも演じ切ってしまう。
    乙羽信子、懐かしいです。小さい頃にジブンの母を重ねながらテレビ画面をくいいるように観ていました♪

    ☆ポチ

    [ ヒロメール ]

    2011/9/23(金) 午後 6:46

    返信する
  • hitomiさんが教えてくれた作品がこの記事ですね
    動画や詳細な内容をみれてよかったです
    興味があったので、教えてもらって
    ありがとうございます✿
    100名のうちの6名に残ることになったら
    生きて残ったほうも多くの仲間を失い
    思い出すだけで辛い思いを抱えていかないといけませんね

    一枚のはがきの動画もみましたが
    大竹さんってやはり普段のほんわかした雰囲気と違って
    迫力のある印象強い演技されますね。
    あと9.19は10万人集まったかもしれないんですね・・・
    過去の過ちを本当に繰り返してもらいたくないです
    こちらの記事転載させてください。

    [ - ]

    2011/9/23(金) 午後 9:25

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  • アバター

    おはよう〜(^^♪
    この時代背景の映画にはどうしても感情移入してしまいます。
    この映画も見てみたくなりました・・・☆彡ポチ☆彡

    レイ

    2011/9/24(土) 午前 10:07

    返信する
  • アバター

    胡蝶蘭さん、残酷でしょう。生き残った方は罪悪感感じられたり、責められたり。もっと責任取るべき人がいるのに。これは今の原発事故でも同じでしょう。
    傑作ポチ☆ ありがとうございます。
    だからこそ、新藤監督は立派な映画を撮り続けることが出来たのでしょうね。

    hitomi

    2011/9/25(日) 午後 3:17

    返信する
  • アバター

    内緒さん、日本軍の凄惨なリンチ、いじめは形を変えて今も続いている ようです。
    沖縄の民間人に自決を強要した 軍の士官達。 そして その指導を行っていた大本営はじめ幹部や参謀。 日本人の盲目的な上層部からの命令を受けていた構図は 今の政治家・官僚体制のやり方と盲目的民衆との関係は 変わっていないと言うことでしょう。 衆愚政治でもあるわけです。 今は もっと複雑でしょうが。 本質論は変わっていません。 残念ですが。
    同感です!

    hitomi

    2011/9/25(日) 午後 3:21

    返信する
  • アバター

    ヒロメールさん、「大竹しのぶは真の役者です。」ありがとうございます!
    お母様は乙羽信子似でいらしゃるのですね。私の母もそういわれていました(汗)☆も感謝です。

    hitomi

    2011/9/25(日) 午後 3:24

    返信する
  • アバター

    -7℃さんのおかげでこの記事書きました。転載もありがとうございます!
    ほんわかしている大竹さんが演技では新藤監督、蜷川さんという世界の巨匠のミューズですね。

    hitomi

    2011/9/25(日) 午後 3:28

    返信する
  • アバター

    レイさん、ぜひこの映画観てください。
    ☆彡ポチ☆彡もありがとうございます!

    hitomi

    2011/9/25(日) 午後 3:29

    返信する
  • 裸の島は衝撃的でしたね〜〜〜!

    大竹さんののも見てみたいです。ポチ☆

    ごんたぱぱ

    2011/9/25(日) 午後 11:40

    返信する
  • アバター

    権太父さん、裸の島はせりふ無しですよね、監督は凄いし、それにこたえた乙羽さん!
    いつまでも可愛い大竹さん、これからも期待しています。
    ポチ☆もありがとうございます!

    hitomi

    2011/9/27(火) 午後 4:44

    返信する

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