プチ☆不良シングルマザー・しずしずの日常報告!

今年も引き続き、目標は「ダブルワーク」と「成長」。あ、身体的じゃないよ

愛執

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昔々に書き溜めた詩、のようなもの。その2
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あの夏の日

あの夏の日
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繋がらない。
記憶の中で微笑む私が、今寂しさに泣き叫ぶ私に繋がらない。
途切れたのは、時間か、想いか、命か。
あの時、波打ち際で笑っていたのは確かに私だったはずなのに
繰り返された孤独が、染み付いた哀しみが、逃れられない現実が
失くしたくない季節を遠ざけて、もうこの手には欠片すら見当たらない。

初めからなかったものとするには、焦げ付いた想いはまだ胸をうずかせて
離れれば離れるほどに、傷は深まるばかり。
あの夏に、隣にいたのはあなただったの?
腕をからませたのは、私だったの?

変わらないと信じた海さえ、今は知らない色をして、
打ち寄せる波は、決して繰り返しはしない。

忘れない。
忘れたくない。
そう思えば思うほどに、陽に焼かれるように輪郭はぼやけていく。

あの永遠の一秒に、世界のすべてが息を止めていたのなら
未来も幸福も、絶望すら知らないままで私はきっと笑っていられた。

繋がらない。
記憶も、熱も、愛しさも、恋しさも。

あなたがいたあの夏の日。
私がいたあの夏の日。
同じ時間の中で、別の記憶を抱いて、夢と変わらない危うさで。
どんなにまき戻しても、たどり着けない。
記憶こそが存在の時間。
忘れ去られれば、一瞬で散る花火。
誰か、どうか、繋ぎ止めて。

叫び声はどこにも、誰にも届かない。


過去へのスパイラル

もう、思い出すことさえ困難なほど、『過去』になったあの夏。
繰り返された心のフィルムは色褪せ、あなたの笑顔さえ陽炎に歪む。
子守唄のように聞いた潮騒も、降り注ぐ流星を数えた夜も、
笑いあった事実も、手をつないで歩いた浜辺も
すべてが『遠く』なったのは、過ぎ去った時間のせいなのか
それが『大人』になるということなのか。

この心の中には、未だに救われない少女が泣いているのに。

夢の中のあなたは、いつまでもあの夏の少年のままで
無邪気に笑いかけては、その手を差し伸べる。

甘美で残酷な夢の中で、血の涙におぼれ、息苦しさに目覚めることも出来ない。

最後に会ったあの日、あなたは言った。
俺に出来ることがあるのなら、と。
いつでも連絡をよこしていい、と。
初めて見せた大人の横顔で、残していったその傷の罪深さに気づかぬまま。

そう言ったあなたは、今どこに?

つらいよ、苦しいよ、そう言えば、ここに来て抱きしめてくれるの?
あの夏を忘れていないと、言ってくれるの?

幻の言葉を支えに、私は生きてきた。
この空の下で、あなたが生きてさえいれば、と。

そうして過ぎた日々は風のように形もなく、すべてが偽りに彩られて。

分かっている。
今、会ったところで、後悔するだけ。

幸せなあなたなんて見たくない。
不幸せな私を見せたくない。

このまま朽ちていくだけなのだろう。
繰り返されるフィルムが断ち切られるまで。
何も知らなかった、『恋』も『愛』も『幸せ』さえも、何も何も知らなかった『あの夏』

その記憶が洗い流されるまで。


いつのまにか
肩を隠すほど伸びた
黒髪

指先に絡ませては
溜め息をひとつ
何のために
誰のために伸ばしたのか
知って欲しい人ほど
遠く届かず伝わらず
指先に絡ませては
涙をひとつ

報われぬ恋は
風になびけず
花と咲けず
雨に流れず
地に眠れない
ただ重い
黒髪となり
日ごと伸びてゆく
声にならない叫びと共に
は伸びてゆく

切れない
断ち切れない
想いと重さに引きずられるまま
己の髪に搦め囚われて
あがき続け もがき続けても
涙で濡れた

乾くことも無く
夜ごと伸びてゆく
あなたを呪うように
「愛シテル 愛シテル」
切れない
断ち切れない
鋼の髪に錆びた刃を当てて

いつの間にか
背を覆うほど伸びた

意味も無いのに
鏡に映る哀れな女の顔をふちどる

指に絡ませては
溜め息をひとつ
涙をひとつ

最後の夏

眩むの陽射し
はしゃいだ声が空に吸い込まれる
あなたと重ねた幾つものの想い出が
過去に変わり夜空にちりばめられた
もう還らない
戻らない
繰り返しもしない
変わり続ける時間に対して
あまりに脆い憧れだったね
真夏の夜の夢
ただ忘れるために
愛したわけじゃなかったのに

何ひとつ捨てられなかった
私の弱さ
何ひとつ問いかけなかった
あなたの狡さ
世界を壊す勇気で確かめていたら
虚像に囚われる事もなかった
会いたさに震える体
恋しさに失せる言葉
孤独はめまいの様に
夢幻ゆめの中絡めた指のぬくもりが
泣きたいほど鮮やかで
それでも言えない想い
絶望に心が枯れ果てても

何ひとつ伝えられなかった
私の愚かさ
何ひとつ確かめなかった
あなたの甘さ
何が愛なのかさえ知らずに重ねた日々は
まるで罪のように重く
切なさに震える体
愛しさに失せる言葉
嫉妬さえ抱くほどに

確かにふたりだったあのの日に
何を見つけ
そして何を失くしたの
永遠に心縛る想い
意味すら忘れてしまうまで


想い出があるから
生きてゆけるのか
それとも
出会ってしまったために
死さえも厭わないのか


もう私にはは来ない
幾度陽射しがこの肌を灼き
波が体を洗ったとしても
もう私に
あなたといたは来ない

 刃を飲み下す

 切り刻まれる内臓が

 あふれ出ないように祈りながら

 指がめり込むほど握りしめた手から

 したたり落ちる血が
愛執に燃え上がる

 揺らめく
情炎の向こうに

 幸福に彩られたあなたと彼女

 地獄の魔王の前で神を讃えるような

 神の足にすがりながら悪魔に救いを求めるような

 抗いようのない屈辱

 汚物にまみれながらの笑顔

 嗚呼

 あなたを刺したまま息絶えてしまいたい

 音もなく蝕む狂気の闇

 愛が得られないというのなら

 


 この虚しい心臓を激しく貫け

 そして

 ほとばしる
鮮血

 世界を
に染めてしまおう

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