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「・・・んで?」
「んで?って何よ?真次」
「アホかお前は!場所とか何も言わずに行けるわけないだろが!」
「あ〜そうだった!」
「一回死ね。」
「そんでどこ行くの?ライ君」
「十文字って奴知ってるよな。」
「確か防犯の赤外線とかいっぱい作ってる会社の社長だろ。」
「その通り〜。」
「何で十文字なんだ?あの社長さんCMで見たぜ。いい人じゃん。」
「そりゃCMだからだろ。実際の商品とは違うシステム的にはそこまでよくないものをつけたりしてる。」
「ほぉ。」
「その金で社長の十文字は別荘やら海外旅行やら甘い汁すって贅沢してるって話だ。」
「そりゃまた典型的な贅沢だ。」
「そしてその金が会社の社長室にある」
「これまた典型的な隠し場所だ。」
「そんでその金を買わされた人達に返す。これが今夜の仕事だ。」
「典型的な仕事だな。」
「真次典型的典型的うるせぇ」
「久しぶりなんだからさぁ〜。どんな仕事でも楽しまなきゃ〜」
「・・・涼。一応悪い事するんだからな。」
「仕事なんだからしょ〜がないよゴウ君」
豪が言った事も正しいが涼が言った事も正しい。俺達は盗む事が仕事。それは変わらない
「そろそろ行こうぜ。仕事だろ仕事。」
「真次君のいうとおり!さぁみんな早くこれはいて!」
「・・・・・涼。この靴なに?」
「よくぞ聞いてくれました!これは普段は靴しかしくるぶし辺りについたボタンを押すと・・・」
小さくウィンと音がなった。
「この通りホイールが出現!しかもこれは電気で自動で走ります!なんという便利さ!これでお値段399000円!!」
「金とんのかよ!しかもたけぇ!!」
「いやしかしこれは便利だ。名前ついてるのか?」
「真次君待ってました!名前ももちろんございます!」
「ちゃんとあんのかよ。」
「その名もソーラーシューズだ○吉!!」
「涼。それモロパクりだろ」
「えー・・・しょうがないなぁ。じゃあハイブリットシューズだ○吉!」
「そこじゃないだ○吉だ!だ○吉!」
「だって名前思いつかないんだもん。」
「開き直るな」
「豪全てのツッコミはやっ」
「名前は保留にして行こうぜ。」
「色は様々ございます!」
「じゃあ俺黄色!黄色!」
「はい真次君黄色〜♪」
「早いな真次・・・」
「ライ君とゴウ君はゴールドとかレインボーとかあるけど。」
「黒」
「緑」
それを聞いた二人共は即答だった。
「ライ君黒でゴウ君緑ね。じゃあ僕は残った水色ね」
「残った?ゴールドとかレインボーとか・・・」
「あるわけないじゃん?信じてたのライ君?アハハ!バカだぁ」
「きにすんな雷斗。涼はいつものことだ。」
右手をグーにした俺を真次が落ち着かせる。
「じゃあレッツゴー♪」
そういって涼は走りかた、使い方を教えずに一人で先にいってしまった。
「・・・自力だな。」
「・・・自力だ。」
俺達三人はとりあえずホイールをだしあれこれしていたが結局わからなかった。
しばらくしたら涼が戻って来たので俺と豪は文句を言ってたが真次はいつものことだ的な感じだ。
「わかった?ちゃんと速度制御してよ?最高速度200キロだからね。」
「・・・・・」
もぅ文句を言う気力もない・・・
「改めてレッツゴー♪」
今度は四人共走り出した。
「おぉ!案外いいじゃんかこれ!」
「でしょお!レボリューションだよ。」
「そこ英語じゃなくてよくね?」
「静かだしバレにくいしね。」
「今まで走って目的地まで行ってたのになぁ。」
「こりゃ楽だわ。レボリューションだわ。」
「真次もか。」

そんな会話が途切れる事なく続き時々前方不注意で事故りそうになりながらも目的地に予定よりも一時間早くついた。

「いやぁ我ながら傑作だよこのだ○吉。」
「名前以外は完璧だな。」
「んでこのビルの何階よ?社長室は・・・ってかビルちっちゃい・・・?」
「え〜と・・・・全7階だとさ。社長室は・・・何で?意味分からん。」
「何が意味分からん?」
「普通一番上の階とかに社長室あるじゃん?」
「まぁそうだな。」
「社長室は真ん中の4階・・・」
「・・・」
しばし沈黙が続いた・・・
「まぁ・・・早く仕事終わりそうじゃん。」
「涼あれだせよ。ゴーグルゴーグル」
「ゴーグルじゃなくて名前でいってよ〜もう・・・はい。」
「だって意味分かんねぇもん。グルグルゴーグルの」
このゴーグルは赤外線が見える、暗い場所でも明るく普通に見える、煙の中でも見える等といい機能満載なのだが名前がやはりおかしい。

「まぁいいけどね。ライ君がケチつけるのいつものことだし。」
「・・・・・」
もうほっとこう・・・・本気で思った。
「もうさっさと侵入しようぜ」
「雷斗ー。もう豪一人で裏口開けに行ったぜ。」
「涼との会話で時間とったじゃんか。」
「僕のせいじゃないし。」
「いいから行こうぜ。・・・って真次もいないし。」
俺と涼がついた頃には裏口はとっくに豪が開けていた。
「ではここからは真面目にいくぞ。」
一階。
「警備員多いなぁ。」
ざっと警備員が30人ほどいた。
「ここで役にたつのはこの開発道具心地よい眠りをあなたに・・・スリーピングイリュージョン!」
「いいから早く。」
「任せて!これをここに置いて、スイッチオン!」
いきなり音も無くピンク色した煙が瞬く間に一階全体を覆った。
「何・・・だ」
言い切る前に警備員は全員眠りについた。
「すげ・・・」
「僕達四人には無害です。」
「そうじゃなきゃ困るだろ。」
「仕事終わったらそれみしてくれな。涼」
「OK!わかった真次君」
そんな話をしながら二階へ。
「ここには警備員なし・・・と。」
このゴーグルには人がいるか等もわかる。
「そのかわり赤外線いっぱいだねぇ。」
「消火器ねぇか?」
「向こうにあるじゃん。」
「真次よろしく。」
「ん。任せろ。」
そう言うと真次は赤外線をスルスルかいくぐる。
「真次君一番細いもんねぇ。」
すぐに向こうに真次はついた。
「撒くぞ。」
ブシュワァァァァ・・・
消火器の粉をまく。
普通に歩いて奥に進む。粉をまいたら赤外線にはひっかからなくなる。
これは昔とうさんに教えてもらったことだ
ここまでは簡単だった。
三階。問題はここにあった。
「何・・・あれ。」
「見たことねぇょ。」
「・・・新しい防犯?」
「かっこいい〜♪」
そこには、小型の移動するロボみたいな物がそこらじゅうに動き回っていた。
「予定外だ・・・」
「どうしよっか?」
「涼楽しそうだな・・・」
「小型ロボだよ?そりゃテンション上がるよ?」
「・・・中にカメラとかがあるだろうな。」
「・・・やっぱり?」
しばらく四人で考え込んだ。
涼が道具入れをあさっていると・・・
「閃いたぁ!!これだぁ!」
「それ・・・・ネンチャクン?」
「そ!これをロボにバン!!と。そんで動き止めア〜ンドカメラ潰し!」
「いけそうだな。」
「よし。早速・・・」
俺は壁から少しだけ体を出して、銃を撃った。すると・・・
「ピピッ。アマイ。」
ギュン!!
「・・・今小型ロボ避けたぞ・・・?しかもアマイって・・・」
「貸してみろ。」
真次が三発撃った。しかし、やはり避けられる。
「きかないじゃん。」
「じゃああれ出すしかないなぁ。」
涼はそういうと鞄から何か取り出した。
「ポイッ。」
そういうと同時にその何かを投げた。
・・・・・3秒後。パチュッっという音がした。
覗いてみるとロボが粘着まみれだ。
「涼・・・今の何?」
「ネンチャクン手榴弾タイプ♪粘着の量は2倍弱!」
なんにせよこれで進めるそう思った時だった。
「・・・何か聞こえねぇ?」
豪が言った途端みんなが黙った。
すると、ピピッ。ピピッ。ピピッ。ピピッ。ピピッ。
と電子音聞こえる。
壁から覗いてみると、小型ロボが一斉に向かって来た。
「ヤベェすごい量が来た。」
「任せて。」
涼が前に出て銃をうちはじめた。
「全てネンチャクンの餌食さ!」
「助かった・・・けど今のは?」
「ネンチャクンマシンガンタイプ♪」
「あ・・・そうすか。」
もう侵入じゃ無くなってるなぁと思いながらも仕事なので進む。
「やっとよんか・・・い・・」
そこで俺はまた止まった。
そこには、さっきの小型ロボをでかくして、足をつけたみたいな物がいたからだ。
「そろそろ十文字本人を殴りてぇ・・・」
「ここはすぐに決めちゃってOK?」
「ん?いいけど・・・決めれんの?」
「お決まりのネンチャクンで!」
そういうとでっかいネンチャクンを取り出した。
「スリー・・・ツー・・・ワン・・・ファイアー!!」
ボシュン!・・・ドビチャ!!
「うっわ・・・量えげつない・・・」
「ネンチャクンバズーカタイプ♪ちなみにマシンガンタイプもこれもコンパクトに折り畳める!しかし強度は落とさず、軽さは軽く!」
「ピピッ・・・ナニカクラクナリマシタ。ウゴケマセン。コショウカモシレマセン。テイシシマス・・・」
・・・おおきなソレは止まった。
「やっと社長室だ・・・」
「久々の仕事中々大変だったな。」
「んー強盗だな。」
「これがその金か。」
「てか、十文字のやつ金を机の引き出しの中に入れてんのかよ。ここだけ不用心過ぎだろ・・・」
俺達はお金をアタッシュケースに入れていく。
「しっかし何円あるのかねぇ。」
「さぁな。俺達は1円も貰えねぇしな。」

その時。警報が鳴り響いた。
「お。バレた。」
「じゃあお決まりのアレだしま〜す。」
そういって涼は鞄から簡易気球を取り出した。
「さぁみんな乗った乗った。」
「いつも思うけどこれに乗るの怖いんだよなぁ。」
そう言いながらも乗り込む。
「レッツゴー!プカプカ!」
気球はプカプカどころじゃなくヒューーンって感じでとびはじめる。
「ミッションコンプリート・・・かな。雷斗」
「そうだな。後はお金を返すだけだな。」

こうして久々の仕事は終わった。

「てかさぁ・・・」
「ん?何?豪」
「ロボを潰しながら進むアクション映画みたいな事して俺達怪盗?」
「怪盗でいいじゃん。俺らがそう思ってたら怪盗だよ。」
「じゃあお金を皆様に返しに行きますかぁ。」


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