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コンサルティング

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問題解決のプロセスは、一般的に(ごく簡単に言うと)、問題の定義、原因の追求、対策の立案、とされている。

私は研修でよく、「このプロセスの中で、いちばん重要なステップはどこだと思いますか?」と問いかける。そして、その答えは十人十色である。皆さん、それなりに理由を言われる。
間違った説明はほとんどなく、どれも正解、と言いたいところなのだが、・・・。

ただ私は、こう解説する。
「私は、問題の定義、だと思いますよ。なぜなら、問題の定義を間違うと、そのプロセスを進むにつれ、どんどん間違った方向に進むからです。」

問題の捉え方は、本当に人それぞれである。びっくりするくらいである。そして、残念ながら、どんな職位の方でも、最適な捉え方ができる人は少ない。

我々は、もっともっと自分の問題解決力を磨き、指導に当たらなければならない、と思う今日この頃である。

たまに、「この企画書で研修をしてください」と、受注が決まってから、講師依頼がくる場合がある。
実は、こういう依頼が厄介なのである。

「他人様が作成した企画書は分からない!」のである。

企画書とは、ある意味、作成者の「想い」のアウトプットである。極端に言えば、その一文字一文字に、作成者の「想い」が込められている。
だから、逆に言うと、他人が作成した企画書のその「想い」を掴むことが限りなく難しいのである。

コンサルタントというものは、「3つの○○」とか、「5つの○○」とかいうものを自作する。私も、である。それを他人が見て、「分かれ!」ということがそもそも無理なのである。

というようなわけで、私は、他人の作成した企画書での仕事はたいていの場合はお断りする。あるいは、修正してよいかどうか確認し、自分の言葉で作り直すことを条件にお受けするようにしている。

ただし、我々は、誰が見ても、読んでも、よく理解できるような企画書を作らなければならない。上述したことと、このことは次元の違う問題である。

本当に世の中には変わった方がおられる。企画書を「ワード」で作成されるのだから、不思議である。

私はコンサルティング会社時代、「クライアントに見せる」ということを前提に、いろいろなドキュメントを作成してきた。だから、そのほとんどを「パワーポイント」で作成する。そういう風に指示も受けた。

年一回の全社挙げてのノウハウ発表会で、ある事業部長が、「ワード」で作成したドキュメントを、大きなスクリーンに投影して説明しているのを見て、我が事業部のメンバーは顔を見合わせ、「あの方は、クライアントでもあんな不細工なことをしているのかねー?!」と半ば冷笑し合ったものだ。

企画書はほとんどの場合、クライアントに説明する。提案を説明するために企画書を作成すると言っても過言ではない。そして、多くの方を対象に説明する場合は、PCからプロジェクターを使ってスクリーンに投影して行う。だから、プレゼンテーション用ソフトである「パワーポイント」で作成するのが適切だと思う。
「ワード」で企画書を作成する人は、おそらくこういう経験がないのであろう。

私なんか、簡単な表なら、「エクセル」ではなく、「パワーポイント」で作成する。もちろん、演算機能などを使わない場合だ。

慣れもあるとは思うが、何の制約もない「パワーポイント」がいちばん使いやすいと思うのだが、・・・。

私の仕事のスタートは、企画書(提案書)の作成である。
もちろん、クライアントとの打ち合わせをしてからだが、この打合せは、直接私がする場合もあれば、営業の方がされて、私に情報を提供してくれる場合もある。これももちろん仕事なのだが、料理で言えば前菜みたいなもの。私の中では、企画書創りから仕事が始まる。

実は、この企画書創りが非常に楽しい!
クライアントはどういう会社で、何を望んでいて、受講者をどう教育したいと考えておられるのか、はたまた、その業界は今どういう状況下にあって、どんな商品が売れているのか、・・・。
一度、得た情報をくまなく広げてみる。以前は紙に書いていたが、最近では、頭の中で整理できるようになった。そして、イメージを創る。このイメージングが実に楽しいのだ。
余談だが、あの内田康夫氏も、いわゆるプロットを作らずに、原稿を書き進めるとのこと。慣れれば小説もそんな風にして書けるのだろうか?これは、ちょっと信じられない。

整理がおおよそできてくれば、まず、今回の、例えば、研修の「目的」を明確にする。ここがいちばん大切なところ。ここが自分の中でできるだけ明確になれば、プログラム創りはそう難しくない。
そして、その目的を達成するための手順(プログラム)を作成する。この作業は頭の中では不可能。ここでPCの力を借りる。イメージした研修を具体化していく作業だ。こういう研修も行うのだが(企画力強化研修)、そういうとき、私は、「真っ白なキャンパスに絵を描いてごらんなさい」と指導する。
自分で企画するときもまさにその通り。プログラムという形で具体化していく。
慣れてくれば、所要時間を考慮しながら、描ける。そうすると、この作業が終わるときには、企画書のおよそ80%はできあがったも同然である。
あとは、この研修の「狙い」などをまとめて、企画書は完成する。

そして、私の場合は、この企画書が完成した段階で、研修という仕事のおよそ50%が終了する。あとは、テキスト創り。これができれば、80%は終了。実は、研修当日は、残り20%でしかないのだ。

要するに、我々の仕事は準備次第。準備が終われば80%終了。当日のデリバリーは、たったの20%に過ぎない。逆に言うと、準備がおろそかだと、おそらく良い研修にはならない、ということだ。

コーディネーター

コンサルティングや研修という業界には、コーディネーターという職種が存在する。
コンサルティング会社は一般的に、自社にコンサルタントとコーディネーター(一般的には営業と呼ぶ)という2つの機能を兼ね備えていて、クライアントに接している。
業界にはそれ以外に、私のようなフリーのコンサルタントや、フリーのコーディネーター(もちろん法人もある)という人間が存在する。

現在の私のようなフリーのコンサルタントが大企業から直接契約をしていただけるケースはかなり稀で、このコーディネーター(会社)さんを仲介して、仕事の依頼がくる。

最近、出来の悪いコーディネーター君に頭を痛めている。
コーディネーターとはそもそも、クライアントとコンサルタントの間に位置し、その両者をうまくマッチングさせるのが仕事である。
このコーディネーター君、これができない!
クライアントの言われることをストレートに私に伝える。とても不可能なことも、だ。当然と言えば当然と思いがちだが、そうではないはずだ。
いいコーディネーターは、クライアントのご要望をふまえた上で、まず、どのコンサルタントをマッチングさせようかと考え、コンサルタントには、クライアントのご要望をコンサルタントのことを配慮して伝え、そんな中から最適解を見つけ出し、調整をされる。
これができないコーディネーターには、ストレスが溜まる!

このコーディネーターという仕事、実はプロデューサーとも言えるのだ。
あるプロデューサーが実にいいことを語ったことがある。
「あなたならコンサルタントをできるよ」という私の言葉にこう切り返したのだ。
「コンサルタントは、1日1件の仕事しかできない。だけど、プロデューサーは、1日に何人ものコンサルタントを動員して、何件もの仕事ができる。私はこちらの方がいいです」と。

ちなみに、このプロデューサー君はたいへん優秀である。

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