|
6月18日の朝刊は、各紙、「 羽生、永世名人 」「 初の永世六冠 」で第一面を飾った。 有名人のコメントが載っていたが、最も興味を惹いたのが毎日新聞に載った作家小川洋子さん。 「 素人には有限にしか見えない将棋盤の中に、羽生さんは無限の世界をみているのでしょう。 この人は300年くらい生きているのではないか、という印象を抱きました。 」流石に作家である。 皆が薄々感じていることをズバリと言い当てた感じがする。 羽生名人が十九歳のとき、日経新聞に寄せた手記で、 「 現在の将棋は十年後には全く通用しないということになりかねない 」 と書いている。 この当時、米長以外、先輩棋士はほとんど誰もこの言葉を信じていなかった。 そして、現在、昔なら師匠から叱り飛ばされそうな戦法が主流の一つなのだ。 中原十六世名人もそれを得意として指している位だから、十分市民権を得ている。 天才とは、秀才が逆立ちしても及ばないところに居るようだ。 |
全体表示
[ リスト ]





