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『将棋史上最高の名言ベスト5』を発表した中で、『番外編』を3つ挙げたのだが、他にも面白そうなものが あり、今後も発掘されそうなので、今回、新たな記事にしてみた。 ベスト5の記事の中で挙げた『番外編』が、次の3つだ。 「 名人なんてゴミみたいなもんだ、俺は、ゴミに集るハエだ 」 升田幸三 「 今にわかる 」 坂田三吉・・・弟子の「なぜ1手目に端歩を突いたか」の質問に答えて 色紙及び川柳部門を設ければ、 「 強がりが 雪に転んで 周り見る 」 升田幸三 が、断然第1位か。この3つを「番外編」として挙げた。 今回、新たに3つ加えたい。 「 男なら立った以上、入れてくださいではなく、書いて下さいだろう 」 升田幸三 (註1.) 「 別れた女性から何も言われない。これが一番の私の自慢だ。」木村義雄 (.) 「 汚い方法を使っても構わないなら、勝つのは簡単だ。対局の前日、対戦相手の奥さんに『 旦那が浮気してるよ 』と耳に入れるだけでいい。 」芹澤博文 (註3.) 昭和の将棋界の両巨頭、犬猿の仲ではあったが、二人とも、素晴しい。 升田のユーモア振りは、政財界に留まらずGHQもねじ伏せたほどだ。(『棋士升田幸三の痛快な発言』) 当時の将棋ファンが、まるで自分のことのように拍手喝采しただろう様子が目に浮かぶ。 木村の言葉は、平成の時代だとマスコミの非難に遇いそうだが、現実は今も昔も変らない本質だ。 木村が付き合った女性が、大変頭が良く性格の良い人だったことが窺い知れる。 そして、その女性達を見初めた木村の人間性が素晴しいのだろうと察せられるのだ。 人物像で言えば、大山康晴が女性関係に縁遠いのはすぐ分るが、升田幸三が意外だ。 方や木村義雄は、「急行の止まる駅には女性がいる」と噂されるほど艶聞には事欠かなかったそうだ。 羨ましい話だ。 米長邦雄は、木村派であろう。 中原誠、谷川浩司は、女性に縁遠いが、大山とは異質だ。 あっ!中原は違ったか・・・(苦笑) では、我らが、羽生善治は、どうか。 同じような人間が、思い浮かばない。 歴史上でも思い浮かばない。 そうそう、一度、棋士を歴史上の人物に当て嵌めるアンケートをやってみて欲しいものだ。 大山康晴が徳川家康で異論がないのは間違いないと思うが・・・。 *----------*----------* 【註解】 註1.「麦長君、お供せよ」これが升田の私への決まり文句であって、米長と言われようが麦長と言われようが 大先輩からのお声掛かりであれば、喜んで従うよりない。 ある時、中野駅近くを二人で歩いていると選挙の立候補者が絶叫している。 「お願いします。お願いします。今度の投票日には、○○に入れてください」。 よく見かける光景だが、こんな時にすかさず升田流のサービスが出る。 「米長君、おかしいではないか。男なら立った以上、入れてくださいではなく、書いて(掻いて)下さいだろう」 どうしてこんなユーモラスなセリフが咄嗟に口から出るのか、不思議である。 『将棋の天才たち』 米長邦雄著 講談社 2013年2月発行 p.9〜10 註2.大名人と若僧が口を利くなど恐れ多いことだが、こう聞いてみた。 「木村先生の生涯の自慢とは何でしょうか?」すかさず答えが返ってきた。 「名人を取られたときのことだ。収入が3分の1になってね。わたしゃあタバコ銭にも困ったくらいだった。 生活の質を下げることは難しいことなんだよ。それまで付き合っていた女性達に話をしてね。納得して別れて もらったが、誰一人文句を言う女性はいなかった。別れた女性から何も言われない。これが一番の私の自慢だ。」 ( 中略 ) 「米長君。男として一番大切なことはこれなんだよ」 『将棋の天才たち』 米長邦雄著 講談社 2013年2月発行 p.66 註3.〔出典不明〕 追加:2013.12.26 *----------*----------* 【関連】 将棋史上最高の名言ベスト5 将棋の名言 第6位以下。将棋史上の名言 将棋の名言 番外編その2。将棋史上の名言 将棋の名言 番外編その3。将棋史上の名言 |
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