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困ったことが起った。 昨日、NHK杯の堀口七段vs永瀬五段戦を観ていて、感じたことだ。 解説が何とも空々しく聞こえたのだ。 第2回 電王戦の開始前と終了後では、NHK杯の印象が全然違う。 コンピュータ将棋ソフトの評価点と読み筋を解説に取り入れてくれないか、 と、テレビの前で、ついつい叫んでしまった。 物真似芸人のコロッケの所為で、岩崎宏美はコンサートで『シンデレラ・ハネムーン』を歌わないらしい。 会場からクスクスと笑いが起るらしいのだ。 コンサート会場に来ているのは、岩崎宏美の大ファンである。 にも拘らず、噛殺した様な笑いが起こるという。 このファンと同じで、三十年来の将棋ファンの私でも、コンピュータ将棋を無視して話が出来ない。 残念なことだが、プロ棋士への信頼感が少し揺らいだような気がする。 電王戦は失敗だったのだろうか? 開催しなかった方が良かったのだろうか? これ以上、プロ棋士の威厳を損なうようなことは止めた方が良いのだろうか? 紀元前を「B.C.」、紀元後を「A.D.」と呼ぶように、将棋界も『 ボナンザ 』出現の前と後で 「B.B.」「A.B.」と呼び、歴史の転換点と明確に認識した方が良いように思う。(注) 主キリストは、十字架に架せられ殺された。 憎っくき『 ボナンザ 』も、同様に磔にしてしまおうか? しかし、殺したところで、信者は減らない。 *----------*----------* 【注解】 『 ボナンザ 』(Bonanza)とは、 コンピュータ将棋のプログラム。フリーウェアとして公開され、ソースコードも公開されている。 開発者は保木邦仁氏。 2006年5月の第16回世界コンピュータ将棋選手権大会に初出場し、初優勝という鮮烈なデビューを飾り、保木氏の棋力が初心者程度ということで話題になった。 2007年3月21日、渡辺明竜王と対局し、結果は負けたが、ほぼ自然な指し手で、善戦した。 棋力の指標となる将棋倶楽部24でのレーティングは、2006年当時で2400以上(アマ五段相当)に達した。 「B.B.」= Before Bonanza
「A.B.」= After Bonanza |
コンピュータ将棋考
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