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前回、順位戦のB級2組以下は、腐っていると書いた。 (「腐っている」とは故・芹澤博文九段、森鶏ニ九段の発言) なぜなら、降級点制度があるからだ。(注1.) 毎年全敗しても9年間は食うに困らない制度だからだ。 早急に改善すべきだ。 では、具体的な私案を述べる。 1.クラスをA、B1、B2、C1、C2、D1、D2、E、フリークラスの9クラスとする。(注2.) 2.新四段は、D2から開始する。(三段リーグは年2回。新四段誕生4人。次点2回者もD2から開始) 3.降級点はEだけにあり、3度降級点をとるとフリークラスとする。 4.定員 名人=1名 A=10名 B1=13名 B2=15名 C1=15名 C2=15名 D1=15名 D2=15名 E=無制限 フリークラス=無制限 但し、D2の定員は、昇級降級の関係で13名〜16名に変動する場合がある。 5.A〜Dまで、各クラス総当り。Eは、抽選で相手を決め11局。 6.昇級と降級 A 挑戦者1人、降級2人 B1 昇級2人、降級4人 B2 昇級4人、降級7人(うち下位3人はC2へ) C1 昇級4人、降級6人(うち下位3人はD1へ) C2 昇級6人(うち上位3人はB2へ)、降級6人(うち下位3人はD2へ) D1 昇級6人(うち上位3人はC1へ)、降級5人(全敗の場合Eへ) D2 昇級8人(うち上位3人はC2へ)、降級5人 E 昇級3人、降級点(下位20%の者) 7.昇段 DからCへ昇級するすると五段 CからB2へ昇級すると六段 B2からB1へ昇級すると七段 B1からAへ昇級すると八段 その他、規程に由る昇段。 8.対局の持時間 A=5時間、B1=4時間、B2〜E=3時間 A級以外は、夕食休憩なし。 9.千日手指し直し局は、30分の休憩後、残り時間に1時間加える。 10.持将棋は、現行の24点法ではなく27点法にする。(決着が着き易い様にする。) 11.将棋会館から外出しての食事はしないこと。 12.携帯電話を始めとする電子機器は、対局前にロッカーに入れ対局が終了するまで持ち出さない。 *----------*----------* 【私案の特徴】 1.降級点をE級だけにした。 2.昇級降級人数枠を増やした。 3.全クラス総当りにして不公平を取り除いた。 4.持ち時間を減らした。 現行の全クラス6時間は、長過ぎる。 5.第11項、第12項は、コンピュータ将棋ソフトを利用したカンニングなどを懸念したものだ。 しかし、将棋界には米長語録のモラルがあるので、必要ないかも知れない。 *----------*----------* 【懸念】 私案は、年齢を重ねた棋士には厳しいものかも知れないが、勝負の世界だから、こうあるべきだ。 しかし、将棋界は囲碁界と違って、フリークラスになると食べて行けない。 囲碁界の場合、指導など対局料以外の副収入の機会が多くトーナメント棋士でなくても食べて行けると聞く。 この点、将棋界はフリークラスになっても、食べて行けるような仕事の機会を作ってあげるべきだ。 最近では、引退棋士の立会人などが新しい試みの様で、非常に良いと思う。 *----------*----------* 【注解】 注1.降級点制度 現行の制度で、B級2組以下のクラスでは、成績が悪くても1度で降級することはなく、成績下位の20% (小数点以下の端数は切り捨てるので、たとえば参加者が46人のときは9人)に「降級点」がつけられる。 降級点はB級2組とC級1組では2つ累積、C級2組では3つ累積すると降級する。 降級点を持った棋士が勝ち越すか、2期連続で指し分ける(5勝5敗)と、降級点を1つ消すことができる。 ただし、C級2組の1個目の降級点は、昇級または降級しない限り消えない。 注2.「A」は「A級」の略。「B1」は「B級1組」の略。以下同様とする。 注2.フリークラスとは、順位戦に参加しないことを意味する。順位戦以外の棋戦には参加できる。 *----------*----------* |
対局制度考
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はじめまして。
私は、順位戦の問題点など知らなかった人間です。
この改革案がBESTかどうかわかりませんが、現行ルールよりBETTERなのはわかります。持ち時間は長いし、クラスの入れ替え人数が少ないと思ってました。
連盟の方にこの改革案を検討してもらいたいですね。
勝手なコメント失礼しました。
2013/9/27(金) 午後 6:43 [ ニニキネ ]
ニニキネさんへ
コメント有難うございます。
とても最善手には手の届かない案だと思います。
参考にしたのは、『ヒカルの碁』の中で語られていた韓国囲碁界です。
非常に厳しい。
だから、韓国は囲碁が強くなった。
日本の将棋の奨励会も同じ位厳しいですが、一旦、四段に成れば微温湯のようなシステムです。
そして、厳しい三段リーグを抜けた新四段が、昇級枠が少ない為、中々上がれない。
これでは、ダメですね。
2013/9/28(土) 午前 1:13 [ 銀桂一行 ]
『ヒカルの碁』ですか、なるほど。
「三段リーグ」は厳しかったと語るプロは多くて、四段になって気が緩んだ人も多いそうですね。普通はプロになったらいっそう気を引き締めないといけないです。
棋士役員ばかりで構成されている連盟が、自らに厳しい改革をするとも思えないです。
コンピュータ将棋に対する敗北で危機感を持てばよいですが、そういう方向にも進みそうにないですね。
2013/9/28(土) 午前 3:38 [ ニニキネ ]