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前回は、三段リーグを突破し、四段昇段を果した人の在籍期間を調べた。 では、残念ながら退会に追い込まれた人達の在籍期間は、どうだったのだろうか? 今回は、これがテーマである。 退会者の在籍期間別人数を円グラフにした。 〈 グラフ説明 〉
1期〜6期で14人。23%。約2割を占める。 1期〜11期で41人。68%。約7割を占める。 残りの12期以上は19人。31%。約3割だ。 平均在籍期数は、10期。 リーグ参加平均年齢 21歳。 退会した平均年齢は、26歳だ。 *-----* 四段昇段者をおさらいすると、 1期〜3期で約2割。 1期〜6期に広げると約6割。 更に1期〜9期に広げると約8割。 残りの10期以上は約2割だった。 平均在籍期数 6.5期 リーグ参加平均年齢 18歳 突破した平均年齢 21歳 最長期間の人 17期。約9年。 *-----* 昇段者と比較すると、退会者の場合、3期〜5期在籍期間が長い。 参加平均年齢が21歳で、昇段者の18歳より3年遅い。 退会者を簡単な図式にすると、こうなる。 高校卒業してから3年、21歳で三段リーグに入った時、同い年の子が棋士(四段)なる姿を見る。 それから5年、10期を経て、自分は26歳で退会する。 退会者は、突破者より、遅く三段リーグに入り、長く在籍し、そして、最後退会する。就職するには、条件が悪い。 この点が、二段までの学生時代と違い、三段リーグを重苦しい空気にする原因だろう。 では、早く見切りをつけられないのか? もっと、早い時期に進路変更できなかったのか? この疑問が湧く。 次回は、その点を探ってみよう。 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注1.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 |
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両方のカキコミありがとうございました
2014/1/29(水) 午前 10:31 [ kemumakikun ]