|
前回の話の中で阿部健治郎(現五段)を”努力型”、佐藤慎一(現四段)を”爆発型”と紹介した。 実は、これ以外にもタイプがあって、全部で7種類ある。 すなわち、 三段リーグ突破者90名の成績には、それぞれ特徴があって、7つのタイプに分類できる、と言うことだ。 1.天才型 2.秀才型 3.晩成型 4.我慢型 5.努力型 6.爆発型 7.ラッキー型(幸運型)以上の7種類だ。 意味や分類基準、具体的棋士は、順次説明していく。 今回は、字面だけで想像して頂きたい。 これに基づき、三段リーグを突破し棋士(四段)になった90名を分類した結果、次の円グラフが出来た。 一目瞭然、最も多いのが、爆発型で、3割を占めている。 前回、佐藤慎一(現四段)の成績表を基に説明したが、このタイプが意外と多いのだ。 簡単におさらいすると、6期以上在籍していて、それまでの成績からしたら考えられない勝ち星を上げて、 リーグを突破するタイプのことだ。 爆発型が多いことは、 三段リーグの統計をとって見て、初めて解ったことであり、想像もしていなかった。 この現象があるなら、長年在籍する考えが理解出来るだろう。 それにしても、なんだか楽しそうな円グラフに見えませんか? 人生の縮図、世の中の縮図を俯瞰するような。 次回から順次説明する。 まずは、天才型から。 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注1.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 *----------*----------* 【修正記録】 2014.02.08 分類を6種類から7種類へ、天才型を15名から16名へ、爆発型を36名から29名へ変更した。 *----------*----------*
【参照】 三段リーグ。その1。はじめに 三段リーグ。その5。在籍期間と勝率 三段リーグ。その7。天才型 三段リーグ。その8。秀才型 三段リーグ。その9。晩成型 三段リーグ。その10。我慢型 |
全体表示
[ リスト ]





