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三段リーグ突破者(四段昇段者)90名の成績には、それぞれ特徴があって、7つのタイプに分類できる。 今回は、秀才型を見て頂こう。 【秀才型】 何でもそうだが、境界線と言うのは難しい。 天才型と秀才型の境界線も、異論が出るだろう。 限りなく天才型に近いのは、3期で抜けた三浦弘行、行方尚史の2人だろう。 しかし、ここでは、典型的な秀才型を紹介する。 鈴木大介(現八段)だ。 「 彼こそ天才じゃあないか! 」と怒るファンも居るに違いない。 しかし、ご勘弁願いたい、ここでの分類は、あくまでも三段リーグの成績に準じたもので、 10年後の彼らを知っている現在の我々の基準ではない。 秀才型は、次の条件の者から”天才型”を除いた者だ。 5期以内に抜けて20歳以下、通算勝率.550以上、昇段時13勝以上。この条件に当て嵌った者が14名いる。 では、鈴木の三段リーグでの成績をご覧願おう。 初参加から10勝、12勝を繰り返して、負越しなし。 この4期間の勝率が.611、まずまずだ。 そして、5期目に14勝を上げてリーグを突破した。 実に模範的ではないか。 しかし、噂によると、彼は、奨励会時代、結構遊んでいたらしい。 遊んでいながら、この成績なのだから、本来なら天才型だろう。 *----------*----------* 【追記 2014.3.4】 鈴木大介は、20歳2カ月で四段になった。 通常20歳を過ぎて四段になった場合、A級に上がるのは不可能なのだが、彼は、高橋九段、藤井九段 に次いで3人目の記録を作った。 後に木村一基八段が、23歳10カ月で四段になり、A級まで上がって、4人目となった。 【修正 2014.3.17】 秀才型の勝率条件を変更した。 「通算勝率.510以上」から「通算勝率.550以上」へ *----------*----------* 【秀才型メンバー 14名】 広瀬章人 高崎一生 橋本崇載 八代 弥 三浦弘行 村山慈明 大石直嗣 行方尚史 長岡裕也 佐藤紳哉 鈴木大介 矢倉規広 飯島栄治 小林裕士 <年齢勝率順> *----------*----------* 【プロフィール】 鈴木 大介(すずき だいすけ)八段 1974年7月11日生。39歳。東京都出身。大内延介九段門下。 順位戦B級1組(A級−4期)。竜王戦2組(1組−10期) 〔優勝経歴 2回〕 1996年度、第15回早指し新鋭戦優勝 1999年度、第49回NHK杯優勝 〔タイトル戦登場経歴 2回〕 1999年度、第12期竜王戦 2006年度、第77期棋聖戦 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注1.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。 その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 *----------*----------* 【参考】 |
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