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現在、三段リーグに在籍中の2人にスポットを当てたい。 宮本広志と都成竜馬だ。(以下敬称略) 今回は、宮本広志。28歳。 ご存じない方は、「 えっ!?あの宮本広志!? 」と驚かれるかも知れないが、 それは、間違い。 あれは、「 本宮ひろ志 」である。 『男一匹ガキ大将』『俺の空』『サラリーマン金太郎』などを描いた漫画家だ。 私も、その勘違いが切っ掛けで、注目していた。 えっ? お前だけだろう、って? それは、失礼しました。 彼は、現在進行中の第54回三段リーグが18期目になる。 長い! 9年目、勿論、最年長だ。 まず、彼の17期間の成績を見て頂こう。 最初の4期は、勝率.403と全くの実力不足だ。 次の4期が、負越しなしの勝率.583と力を付けた。 3回目の4期も負越しなしの勝率.597と伸ばし。 4回目の4期も負越しなし。勝率はなんと.653。 とうとう6割を超え、通算勝率も.559! はずなのだ。 いや、昇段して貰わないと困る。 宮本の成績は、7つのタイプで言えば明らかに、「 努力型 」である。 ( 負越しが最初の頃にしかなく、右肩上がりの成績 ) 理論的に、もうそろそろ昇段しなければ可笑しいのだ。 後悔すればキリがないが、 第46期の10勝が12勝なら、次の第47期に船江恒平の代りに昇段していた。 第48期の9勝が11勝なら、次の第49期に藤森哲也の代りに昇段していた。 第51期が12勝でなく13勝なら石田直裕の代りに昇段していた。 第52期が12勝でなく13勝なら竹内雄悟の代りに昇段していた。 チャンスは何度もあったのだ。 第53期、順位1位だ。 次点も1つある。 恐らく13勝なら誰かを頭ハネして昇段だろう。 悪くても次点2回目で、フリークラスが選択できる。 にも拘わらず、10勝しか出来なかった。 これでは到底無理だ。 過去、11勝、12勝で昇段した人もいる。 通算勝率.550に届かないのに、爆発的に一挙に勝星を稼いで昇段した人もいる。 合せて、37人、四段昇段者90人の41%を占める。 宮本の.559に届かなかった人まで含めると、44人にもなる。 約半分だ。 そう考えると、努力型で実力を確実に付けて来た宮本広志は、なんとか昇段させてやりたい。 今第54期、順位9位で、そう悲観することもない。 頑張って欲しい。 *----------*----------* 【後記】 三段リーグ突破者(四段昇段者)90名の成績には、それぞれ特徴があって、大きく7つに分類した。 その中で分類に悩んだ特異な人を紹介する積りだった。 しかし、あらためて眺めると、伊藤真吾(現五段)ほどに紹介する必要性を感じなくなった。 確かに数人は居るのだが、また別の項で紹介する。 *----------*----------* 【プロフィール】 宮本 広志(みやもと ひろし) 1986年1月27日生、28歳 大阪府出身 森安正幸六段門下 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注1.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 *----------*----------* 【参照】 |
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