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前回、三段リーグに在籍中の宮本広志を紹介した。(以下敬称略) 今回は、都成竜馬。24歳。 皆さんご存知の”時の人”だ。 新人王戦史上初の三段で優勝した。 過去、決勝戦に進出した三段は居たのだが、優勝は初の快挙。 ニュースになった。 まあ、それより何より、私が以前から注目ていた理由は、名前だ。 まるで漫画の主人公のような名前ではないか。 将棋盤の5五の位置を「 都 」(みやこ)と呼ぶ。 囲碁盤で言えば天元だ。 「成」(なり)とは、敵陣に入ったときに駒が出世すること。 「竜馬」とは、角が敵陣に入って出世した姿。 要するに、5五馬という意味。 その上、「竜馬」は当然、幕末の志士、坂本竜馬を連想させる。 この将棋の申し子のような名前を付けたご両親の期待のほどが伺える。 なんとか四段へ昇段して欲しいものだ。 彼は、現在進行中の第54回三段リーグが13期目になる。 昇段者の平均が6.5期だから、丁度、倍だ。 長い! 師匠の谷川九段も自分のこと以上に気にかけていることだろう。 彼の12期間の成績を見て頂こう。 4期毎に見ると、ずっと勝率.510を超えているのだが、6期毎で見ると、前半は5割を下回る。 それに、13勝が一度も無い! 実力不足だ。 後半は負越しなしで、勝率.593なのだが、ここは6割を超えなければいけなかった。 なぜなら、通算勝率が.542で、.550に足りないからだ。 この法則は、未だ破られていない。 よって、どこかで14勝以上の爆発をしなければ上がれない。 そうすれば、通算勝率が.550を超える。 後悔しても始まらないが、 第49期が11勝でなく12勝なら藤森哲也の代りに昇段していた。 第52期が12勝でなく13勝なら竹内雄悟の代りに昇段していた。 その実力は十分あった。 新人王戦優勝は、三段リーグで言えば、16勝ぐらいに相当するに違いない。 あの爆発力があれば、突破できるはずだ。 頑張って欲しい。 【修正 2014.02.21】 穴があったら入りたいとはこのこと、竜馬を飛車が成った名称とばかり勘違いしていました。 角行が成ったのが竜馬、飛車が成ったら竜王でした。 kurifumiさんのご指摘で気づきました。 有難うございました。 *----------*----------* 【プロフィール】 都成 竜馬(となり りゅうま) 1990年1月17日生、24歳 宮崎県出身 谷川浩司九段門下 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注1.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 *----------*----------* 【参照】 |
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竜馬って角の成駒ではないですか?
飛車の裏は竜王だった気がします。
2014/2/21(金) 午後 1:03 [ kurifumi ]
穴があったら入りたいとはこのこと、恥ずかしい限りです。
最初は、竜と馬の合体にしようかな、と考えていましたので、そのまま角の部分を消して、迂闊にも飛車の出世だけを残してしまいました。
有難うございました。
2014/2/22(土) 午前 1:03 [ 銀桂一行 ]