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第54回三段リーグ、最終例会が3月8日(土)に行われ、星野と宮本が目出度く昇段した。(敬称略) おめでとう! 宮本に関しては、森安門下なので、前々から気にかけていた。 28歳での四段は、過去最年長だそうだ。 師匠の森安七段の安堵した顔が目に浮かぶ。 星野も5年前の新人王戦で決勝に進出したし、『超速3七銀戦法』の発案者としても名を知られている。 本当にヨカッタ。 私は、三段リーグの統計から 「 13勝出来る者は、後々であろうと必ず昇段する。」の法則を示した。(注1.) 何事にも例外はある。 その中に星野と宮本の名前もあった。 もう一つある。 宮本は、第54回リーグで18期目になるのだが、なんと通算勝率.559! これは、特筆すべき、堂々たる成績なのだ! 「 6期以上在籍して、通算勝率.550以上の者は必ず昇段する。」この法則の唯一の例外だった。(注2.) すなわち、宮本は2つの例外を作る男。 私にとって、煙たい存在だったのだが、今日からその憂いがなくなった。(笑) その上、私がよく通った森安道場の門下生。 今回の昇段は、私もことのほか嬉しい。 あとは、新人王の都成竜馬だ。 師匠の谷川九段が自分のこと以上に心配しているに違いない。 次回こそ突破して欲しい。 さて、今回は、星野の三段リーグ成績を調べて見る。 彼は、完全な爆発型である。(注3.) 新人王戦で佐藤天彦(現七段)と決勝戦を争ったのが2008年9月で、丁度、第43回リーグの頃だ。 この時、8勝しか出来ていない。負越しだ。 実力は有るのに不思議だ。 気になるのが、昇段直前の第52回に6勝止まりだったことだ。 4期間の勝率.444は、目を覆いたくなる。 通算勝率も.520で.550に足りない。 通算勝率.550以上が四段昇段の基準の一つだ、将来に不安を残す。 第46回以降の負越し3度を9勝9敗のイーブンにしていたら、通算勝率は.556となり、努力型だった。 どうも成績にムラがある。 気分に左右され易いのだろうか。 新人王の都成もやや似ている。 何を心配しているかと言うと、四段になってからのことだ。 努力型の宮本については、以前、紹介した。 努力型は、四段になった年齢が高くても活躍する例がある。 爆発型は、活躍した例がない。 星野の今後の成績が注目だ。 嬉しい例外を作ってくれることを期待している。 【追記 2013.3.10】 成績表が更新されたので、あらためて見てみると、宮本は最後2連勝して13勝だったのだが、 もし、1勝1敗だったら昇段出来ていなかった。 危ないところだった。 終ってみると13勝が4人。 激戦だった。 前期、前々期の成績の差で昇段した。 都成も最後2連勝した。 単独の12勝は来期に繋がった。 大いに期待出来そうだ。 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 2014年3月8日(土)に行われました第54回奨励会三段リーグ戦(2013年10月〜2014年3月)において、星野良生三段と宮本広志三段が四段昇段を決めました。 最終成績は、共に13勝5敗。四段昇段日は2014年4月1日付となります。 宮本三段(28歳)は、三段リーグ勝ち越し規定が始まってからの最年長昇段者です。 なお、次点は同じく13勝5敗の大橋貴洸三段です。 望月陵三段、竹内貴浩三段、渡辺愛生三段は年齢制限により、残念ながら今回で退会となります。 *----------*----------* 【プロフィール】 宮本 広志(みやもと ひろし) 1986年1月27日生、28歳 出身地 大阪府 師匠 森安正幸七段 星野 良生(ほしのよしたか) 1988年8月10日生、25歳 出身地 埼玉県 師匠 西村一義九段 星野は5年前の新人王戦で佐藤天彦(現七段)と決勝戦を争ったことで記憶に残っている。 第39回(2008年)新人王戦 決勝戦 佐藤天彦四段 2-0 星野良生三段 また、ゴキゲン中飛車対策の超速3七銀戦法の発案者として勝又六段が、折に触れ紹介している。 *----------*----------* 【注解】 注1.「 13勝出来る者は、後々であろうと必ず昇段する。」 その2。勝数の項で詳しく説明しています。 注2.「 6期以上在籍して、通算勝率.550以上の者は必ず昇段する。」 その5。在籍期間と勝率の項で詳しく説明しています 注3.爆発型とは。 *----------*----------* 【参照】 |
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