|
『 将棋界の一番長い日 』とは、名人挑戦者とA級から陥落する運命の2名が決まる最終戦のこと。 毎期、最終第9回戦は、A級10名による全5局が一斉に行われ、陥落に絡む棋士が、 瀬戸際の血の滲むような戦いを繰り広げる。 この日は、東西の将棋会館に多くの棋士と関係者、マスコミが集り、タイトル戦並の賑わいを見せる。 陥落と言う悲壮な戦いでありながら、見守る棋士達は、皆、尊敬の念を抱いており、 自分もあの席に座り、注目されたいと願う。 挑戦も陥落も最終戦を待たずに確定してしまうこともあるが、大概は最終戦に決まる。 よって、全5局が終了するまで目が離せない。 語源は、大宅壮一著『日本のいちばん長い日』(文藝春秋社 初版昭和40年)である。 東宝創立35周年記念作品として昭和42年(1967年)に映画化にもなった。 タイトルの「日本のいちばん長い日」とは、昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した 昭和20年(1945年)8月14日の正午から、国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じて ポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を指している。 *----------* 【直近の例】 第74期は、名人挑戦が佐藤天彦八段(7勝1敗)と行方尚史八段(6勝2敗)の対局で、 佐藤が勝てば挑戦確定。逆に行方が勝てばプレーオフ再決戦に持ち込める。 と、理想的な直接対決となった。 一方、陥落の方は、久保利明九段、森内俊之九段、広瀬章人八段、郷田真隆王将の中から2名が 勝敗の結果で決まる、と云う状況で最終9回戦を迎えた。 結果は、佐藤天彦が勝ち名人挑戦者。 陥落は、久保と郷田に決った。
|
将棋用語
[ リスト ]





