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第47回 全日本剣道選手権大会 準々決勝。(注1) 栄花直輝と宮崎正裕の勝負は、大会史上屈指の名勝負となった。 (栄花直輝) (宮崎正裕) 「平成の剣豪」と呼ばれていた宮崎を倒すために、栄花は策を練った。 面を誘って返し胴を狙う。 これだ!これしかない! 試合は、栄花の思惑通り進み、 見事返し胴が決った! かに見えた。 ところが・・・ (審判は、赤の旗を揚げた。) 三人の審判は、何の迷いもなく宮崎の面一本に旗を揚げた。 そんなバカな・・・ 栄花は構えたまま、キョロキョロと三本の旗を見回した。 試合を制したのは、宮崎だった。 栄花の返し胴の方が決まっていた、と判定に疑問を投げかける人もいた。 フェンシングのように電子機器で有効打突を計測すれば、判定は逆転していたかも知れない。 だが、剣道で一本の判定が下されるのは、気剣体の一致が認められたとき。 翌年、栄花は決勝で宮崎と再び相対し、制して、初優勝を飾った。 *----------*----------* この文は、第12回世界剣道選手権大会の日本代表選手の大将、栄花直輝先生を追った NHKドキュメンタリー『 ただ一撃にかける 』を基に書きました。 剣道のドキュメンタリーとしては最高傑作の誉が高い。 製作:NHK総合 放送日:2003年7月18日 放映時間:43分 *----------*----------* 【注解】 注1.第47回 全日本剣道選手権大会 準々決勝 栄花直輝(当時32歳)vs 宮崎正裕(当時36歳) 開催日:1999年(平成11年)11月3日 主催:全日本剣道連盟 会場:日本武道館 栄花 直輝(えいが なおき、1967年(昭和42年)10月29日、48歳)日本の警察官、剣道家(教士八段)、元日本代表。北海道警察勤務。 宮崎 正裕(みやざき まさひろ、1963年(昭和38年)2月5日、53歳)日本の警察官、剣道家(教士八段)、 神奈川県警察本部教養課長代理、術科特別訓練剣道師範。階級は警視。 1990年代の大会で活躍し、剣道競技史上最高の戦績を残したことから、「平成の剣豪」、「剣道界の鉄人」、「努力の天才剣士」などと称される。
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将棋の三面記事
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剣道の勝敗は動きが早すぎて素人には判断付きません。剣の速さや打ち込みの度合いを一瞬に判断するプロの目は凄いと思います。
2016/4/11(月) 午前 9:27 [ 棋楽 ]
棋楽さん
そうですね。
あの目にも留らぬ一瞬の竹刀の動きが見分けられるんですから、審判は凄いですよね。
私は、サッカーや五輪の審判などの買収が取り沙汰されていますが、日本の剣道の審判は、素晴しいなあ、と感心しています。
2016/4/12(火) 午前 1:33 [ 銀桂一行 ]