将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1
挑戦しよう漢検! 楽楽漢字検定無料問題


将棋が強くなる方法は?

の質問に、大概のプロ棋士の答えは、

1.強い人に教わりなさい

2.毎日、詰将棋を解きなさい

3.沢山指しなさい


であろう。 よって、この3つの視点で、聡太四段の強さを探ってみる。

今回は、「2.毎日、詰将棋を解きなさい 」を考える。

これに関しては、100点満点であろう。

彼は、12歳から3年連続、詰将棋解答選手権で優勝したのだから、申し分ない。(注1)

詰将棋に措いては、プロ棋士全員の頂点に立っていると云って過言ではない。

だが、「 詰将棋の解答能力=指し将棋の強さ 」ではない。


過去に詰将棋の得意な新人棋士は、数多(あまた)居た。

最右翼は、『高速の寄せ』の谷川浩司九段であろう。

しかし、新四段当時は、終盤で逆転勝ちする将棋、すなわち「荒削り」であった。


まあ、人間を引き合いに出すまでも無い。

将棋ソフトは、二十年前から詰将棋に措いては人間を凌駕していた。

しかし、指し将棋においては、アマ初段の棋力すら無かった。


ところが「藤井四段は序盤中盤もしっかりしている」と、解説者は驚きを隠さず口を揃え、

対戦した羽生三冠も、第一声がそうであった。

師匠の杉本八段によると、「ここ半年で序盤中盤が強くなった」と語っている。


【結論】

聡太四段の強さは、詰将棋の解答能力とは別に在る。


詰将棋の解答能力が、彼の強さの支え、背景、自信であることは事実だろうが、

イコール指し将棋の強さの根幹ではない。


*-----------*-----------*
【注解】

注1.詰将棋解答選手権 チャンピオン戦の結果

第1回(2004年2月22日) 1位:宮田敦史四段 2位:東野徹男アマ 3位:上野裕和四段
第2回(2005年3月6日) 1位:宮田敦史五段 2位:柳田明アマ 3位:神谷崇アマ
第3回(2006年3月21日) 1位:宮田敦史五段 2位:篠田正人アマ 3位:上野裕和四段
第4回(2007年5月5日) 1位:北浜健介七段 2位:谷川浩司九段 3位:広瀬章人五段
第5回(2008年5月5日) 1位:宮田敦史五段 2位:黒川智記奨励会4級 3位:北浜健介七段
第6回(2009年3月29日) 1位:宮田敦史五段 2位:広瀬章人五段 3位:斎藤慎太郎奨励会三段
第7回(2010年3月22日) 1位:船江恒平奨励会三段 2位:井上徹也アマ 3位:広瀬章人五段
第8回(2011年3月27日)東京:1位:井上徹也アマ 2位:中村太地五段 3位:広瀬章人王位
           大阪:1位:斎藤慎太郎奨励会三段 2位:船江恒平四段 3位:長谷治彦アマ
第9回(2012年3月25日) 1位:斎藤慎太郎奨励会三段 2位:黒川智記奨励会初段 3位:竹中健一アマ
第10回(2013年3月31日) 1位:宮田敦史六段 2位:山田康平アマ 3位:折田翔吾奨励会三段、井上徹也アマ
第11回(2014年3月30日) 1位:若島正アマ 2位:竹中健一アマ 3位:宮田敦史六段
第12回(2015年3月29日) 1位:藤井聡太奨励会二段(12歳) 2位:山田康平アマ 3位:宮田敦史六段
第13回(2016年3月27日) 1位:藤井聡太奨励会三段(13歳) 2位:黒川智記奨励会三段 3位:若島正アマ
第14回(2017年3月26日) 1位:藤井聡太四段(14歳) 2位:池永天志奨励会三段 3位:宮田敦史六段

(段位・肩書は大会当時のもの)

*----------*----------*

【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】

師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが

「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。

弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。

「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。


【七番勝負の対戦相手と勝敗】

結果:藤井聡太 四段(14歳)の6勝1敗

第1局  vs △増田康宏 四段(19歳) 95手で先手藤井の勝ち。

第2局  vs △永瀬拓矢 六段(24歳) 114手で後手永瀬の勝ち。

第3局  vs △斎藤慎太郎 六段(22歳)91手で先手藤井の勝ち。

第4局  vs △中村太地 六段(28歳) 117手で先手藤井の勝ち。

第5局  vs ▲深浦康市 九段(45歳) 122手で後手藤井の勝ち。

第6局  vs △佐藤康光 九段(47歳) 95手で先手藤井の勝ち。

第7局  vs △羽生善治 三冠(46歳) 111手で先手藤井の勝ち。

*----------*----------*

【「藤井聡太四段の強さとその背景」過去の記事】


【歴代連勝記録分析の記事】

閉じる コメント(2)

顔アイコン

詰将棋の強さは、武器ではあるけど、
イコール将棋の強さとはいきませんよね。

終盤、とても有利なことは事実ですけどね。

PS.詰将棋選手権の歴代優勝者一覧も参考になります。
ありがとうございました。

2017/5/14(日) 午後 2:58 トリトン 返信する

顔アイコン

トリトンさん

そうですよね。

過去、詰将棋の得意な棋士は沢山居ましたからね。

2017/5/16(火) 午前 0:38 [ 銀桂一行 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事