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であろう。 よって、この3つの視点で、聡太四段の強さを探ってみる。 今回は、「3.沢山指しなさい 」を考えてみる。 これが私の最も興味を惹く点で、2回に分けて書く。 二十数年前、羽生世代が台頭とした背景には、練習量があった。 「研究会」と称していたので、当時の先輩達は、研究手順で勝つ目的の集まり、 とばかり勘違いしていたのだが、 実は、練習対局が目的だった。 要するに「 沢山指しなさい 」を実践していただけのことなのだ。 これに因って、先輩との差を埋めた。 勿論、練習量だけではなく、羽生世代は、優秀な子供の中でも従来以上に、優秀な子供達だったことも背景にあるだろう。 現在では、糸谷哲郎八段を筆頭として広瀬章人八段、中村太地六段など超優秀な頭脳の持主が将棋界に入って来ている。 しかし、聡太君は、高々14歳。中学2年生である。 沢山指すと言っても、時間的、肉体的に限界がある。 従って、他の三段より対局数が多いとは思えない。 では、先輩棋士との研究会で勉強していたのか? 以前も書いたが、彼は関西奨励会所属だが、愛知県在住の中学生なのだ。 従って、関西の若手棋士と頻繁に研究できる環境だった訳ではない。 大体から、対局数の多さや経験が棋力を向上させるのであれば、 77歳で現役最多対局数を誇る(2500局)加藤一二三九段が最も強い棋士であるはずだ。 まあ、加藤先生を引き合いに出すのは無理があるにしても、40歳半ばの羽生世代はどうか。 羽生世代と聡太四段は、30年もの歳の差がある。 即ち、30年分の局数の差があるのだ。 1日1局と見積もっても、約10000局に上る。 公式戦だけに絞っても、年間40局として1200局もの経験の差が生じている。 これは埋めようが無い。 「 沢山指す 」ことが、強くなる秘訣だと定義するなら、 聡太四段は、どんなに足掻いても、羽生世代に勝てない、と、結論される。 ところが、「炎の七番勝負」で、現役A級3人に対して堂々たる勝利を収めた。 【結論】 では、一局一局の内容か? 即ち、「量」より「質」か? 次回は、その点を探ってみる。 *----------*----------* 【補足】 「3.沢山指しなさい 」は、序盤から終盤まで、様々な局面を沢山経験し、自力で考え、対応力を身につけることが目的だ。 しかし、これは「1.強い人に教わりなさい 」で説明した様に、一局を振り返って、どこが悪かったのか、良かったのか、 指摘して貰う人が居なければ、肥しにならない。 いくら沢山指しても、大幅に強くならない。 自分一人の研究では、独善的な判断で限界がある。 よって、研究会が、必然的に発生したのだ。 *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 【七番勝負の対戦相手と勝敗】 結果:藤井聡太 四段(14歳)の6勝1敗 第1局 vs △増田康宏 四段(19歳) 95手で先手藤井の勝ち。 第2局 vs △永瀬拓矢 六段(24歳) 114手で後手永瀬の勝ち。 第3局 vs △斎藤慎太郎 六段(22歳)91手で先手藤井の勝ち。 第4局 vs △中村太地 六段(28歳) 117手で先手藤井の勝ち。 第5局 vs ▲深浦康市 九段(45歳) 122手で後手藤井の勝ち。 第6局 vs △佐藤康光 九段(47歳) 95手で先手藤井の勝ち。 第7局 vs △羽生善治 三冠(46歳) 111手で先手藤井の勝ち。
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棋士の分析
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いったい藤井4段の強さの秘密は・・・。
PS.以前書いた、ゲストブックの4月2日、3日、16日の分を
ご覧いただけましたか?
お考えをお聞かせくださいな。(⇒私のゲスブの方へ)
2017/5/14(日) 午後 3:03
トリトンさん
ゴメンナサイ!
ゲストブックに書き込んで下さっていたんですね!
全く気付きませんでした。
見て下さればご理解頂けると思いますが、正月のトリトンさんの年賀状以降、コメントがないでしょう?
申し訳ありません。
2017/5/16(火) 午前 0:44 [ 銀桂一行 ]