|
あの落着き振りは、とても14歳の中学生と思えない。 対局中の立ち居振る舞いだけでなく、将棋の指し手も落着いているのである。 優劣が解らず、無理攻めをしそうなところで、自陣に手を入れる。 その機微は、恰も、故・大山十五世名人の晩年を見ているようだ。 対局者や解説者は、皆「 老獪 」と印象を語るが、然り。 「 老獪 」で思い出した。 アニメ『ヒカルの碁』で、アマ強豪の門脇氏がプロ試験申し込みに日本棋院を訪れた場面。 申し込み前に、ちょいと肩馴らしするか、と、偶然出会ったヒカルに声を掛けた。 門脇「君、院生? プロ試験、受けるの?」 ヒカル「おじさん、誰?」 ガビ〜ン! (おじさん!?まあ、囲碁界は十代でプロになるのが普通だから、26歳の俺なんか、ど〜せ、おじさんだわな) 門脇「いや〜、ちょっと腕に覚えがあるんだア。一局、打ってくれない?」 ヒカル「 え〜っ!今から〜! 」 少し考えて・・・ 「 いいよ!打とう!打とう! 」 ヒカル(佐為、お前打て!但し、長考はなしだぜ!) 佐為(解りました) 久々にヒカル以外と打つ佐為は、心躍った。 そして・・・終局。 門脇「ムムム、負・け・ま・し・た・・・・・お前!本当に院生か?」 慌てて立ち去るヒカル。 門脇「 ちょっと待て!お前!碁を始めて、どれくらいになる?」 ヒカル「千年!!」 *----------*----------* 【 ヒカルの碁 】 ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による囲碁を題材にした日本の少年漫画。 『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、1999年(平成11年)2・3合併号から2003年(平成15年)33号にかけて連載された。 アニメは、テレビ東京系列にて2001年(平成13年)10月10日から2003年(平成15年)3月26日まで全75話が放送された。 進藤ヒカル(しんどう ひかる) 本作の主人公。 藤原佐為(ふじわらの さい) 平安時代の天才棋士の亡霊で、本作におけるもう1人の主人公。 門脇龍彦(かどわき たつひこ) アマチュア界では知る人ぞ知る実力者で、学生タイトルをすべて取った実績を持つ。 *----------*----------* 【「藤井聡太四段の強さとその背景」過去の記事】 その1「強い人に教われ」 その2「詰将棋を解け」 その3「沢山指せ」part1 その4「沢山指せ」part2 その5「有利に導くコツ」 その6「将棋ソフトを活用」part1 「補足」強さの度合い その7「将棋ソフトを活用」part2 その8「将棋ソフトを活用」part3 その9「将棋ソフトを活用」part4 【歴代連勝記録分析の記事】 |
棋士の分析
[ リスト ]





