|
昨日、叡王戦の四段戦が行われ、聡太四段が白星2つを稼いだ。 先週だけで、なんと5勝を加えて25連勝! 丸山の24連勝を抜いて単独2位に躍進しました。 さて、連勝記録の中身を吟味しようとの試みです。 と、云うことで、先ずは、先輩の記録から分析を始めました。 今回は、我らが羽生三冠(竜王・王座・棋王 22歳 当時)の登場です。 歴代4位 22連勝の分析を行います。 羽生善治 三冠(王位・王座・棋聖 46歳 現在) 25年前、平成4年度(1992年度)に記録したものです。 羽生さんが22歳、順位戦 B級1組在籍。 15歳3ケ月で四段になっていますから、プロ棋士生活 7年目です。 対戦相手の年齢、段位、当時の順位戦在籍クラス、年度勝率を集計したのが、表1。 A級以上の棋士と対戦したのが、延べ3人。 B1以上の棋士と対戦したのが、延べ10人、22局中、45%! 勝率5割以上の棋士と対戦したのが、延べ13人、22局中、なんと59%です! それどころか、勝率6割以上の棋士に絞っても、延べ9人、なんと41%! 要するに、3局中2局は、強豪と対戦していた。 凄い! 丸山も凄かったが、羽生さんの凄いところは、連勝記録ではありません。 年間通しての成果です。 当然ですが、タイトル戦に登場すれば、必然的に連勝は途切れる。 前年、平成3年度終了時のタイトル保持者は、 名人=中原誠。 竜王・王将・王位・棋聖・=谷川浩司。 王座=福崎文吾。 棋王=羽生善治。 ところが、1年後、 平成4年度終了時のタイトル保持者は、 名人=中原誠。 王将・棋聖=谷川浩司。 王位=郷田真隆。 竜王・棋王・王座=羽生善治。 竜王・王座を奪取し、棋王を防衛して3冠。 第26回早指し選手権にも優勝しました。 そして、順位戦B1からA級へ昇級。 愈々、名人位が手に届くところに来ました。 羽生さんが、七冠制覇したのが平成7年度ですから、その3年前。 七冠制覇の旗揚げの年だったんですね。 丁度、戦国時代から羽生時代へ交代する境目だったんです。 参考までに、前後の年度別勝率を見てください。 平成3年度(1991年度) 67戦 51勝 16敗 勝率 0.761 平成4年度(1992年度) 78戦 61勝 17敗 勝率 0.782 平成5年度(1993年度) 63戦 44勝 19敗 勝率 0.698 次回は、本題の藤井聡太四段の分析です。 *----------*----------* 【歴代4位 22連勝】表1. 註:「段位」の「タイトル保持者」は中原名人、大山十五世の2人。 「クラス」の「タイトル保持者」は中原名人1人。 *----------*----------* 【歴代連勝記録 ベスト7】表2. 平成29年6月10日現在 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14歳)がまた、無傷の連勝記録を更新した。 平成29年6月10日午前、東京・将棋会館で指された叡王戦予選で梶浦宏孝四段(21歳)を破り、 公式戦の連勝記録で丸山忠久九段(46歳)と並ぶ歴代2位の24連勝。 同日夜の都成竜馬四段(27歳)との対局にも勝利し、単独2位となる25連勝を達成した。 藤井四段の今後の対局予定 6月15日(木) 順位戦C級2組 対戦相手=瀬川晶司五段 6月17日(土) 朝日杯将棋オープン戦 対戦相手=藤岡隼太アマ 6月21日(水) 王将戦予選 対戦相手=澤田真吾六段 *----------*----------* 【過去の記事】 |
将棋界の統計
[ リスト ]





