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15.羽生名人を理解する7つのポイント (3)タイトル獲得数、称号、記録など。Part1 〜 棋士の頭脳レベル 〜 先日、羽生さんは、15年振りに竜王位に返り咲き、通算7期獲得で「永世竜王」の資格を得た。 これで七大タイトル全ての永世称号を得た。 まさに空前絶後の偉業である。 しかし、将棋ファン以外の人にはピンと来ないだろう。 そこで、私なりに、将棋ファン以外の人にも理解できるように説明してみようと思う。 先ず、棋士の頭脳について述べる。 将棋の棋士(四段から)に成るには、大変優秀な頭脳が必要なのである。(註1) 大体、プロ初段になる頭脳があれば、現役で国立大学に入学できる。 「兄達は頭が悪いので東大へ入った。俺は頭が良いので棋士になった。」 と云う有名な故・米長邦雄永世棋聖の話がある。 これは、強(あなが)ち放言と笑えないのだ。 昔の師匠は、弟子に「高校へ進学するな!」と怒った。 学校に通う時間を将棋の勉強に割かないと、四段には成れなかったからだ。 しかし、近年では、高校どころか、大学へ進学しながら四段になる、ずば抜けて頭の良い棋士もいる。(註2) これを世間一般に喩えると、国立大学に入学と同時に、司法試験にも合格するに近い。 大学入試や資格試験は、記憶力だけで可能だ。だが、棋士になるには、「応用力」と「頑健な精神力」、そして「勝負強さ」を具えていなければ、到底、敵わないのだ。何故なら、相手は紙ではなく人間なのだ。そして、受験生同士が対戦し、年4名しか棋士になれない難関なのだ。ここが、ペーパーテストだけの試験との大きな違い。その上、大学入試は年1度の一発勝負だが、将棋は、半年で18回実施される。【結論】 棋士とは、東大生の頭脳に加えて「応用力」と「頑健な精神力」、そして「勝負強さ」を具えた人間である。 <続く> *----------*----------* 【参考】 *----------*----------* 【註解】 註1.棋界で棋士(四段から)に成るのは大変なこと 三段までは奨励会員と呼んで、棋士ではない。 棋士の卵で、アマチュアでもない。 奨励会は6級から始まるが、アマ四五段の実力がないと入会できない。 大体、小学校高学年くらいから奨励会に入会し、21歳までに初段、26歳までに四段(棋士)にならなければ退会となる。 詳しくは、『三段リーグの厳しさ』シリーズを読んで頂きたい。 註2.大学受験勉強もしながら四段になる 糸谷哲郎八段、片上大輔六段、広瀬章人八段、中村太地王座、丸山忠久九段など。 *----------*----------* 【関連記事】 *----------*----------* 【参考】 「はじめに」 4つの戦略 (1)はじめに 第1の戦略『 早指し戦略 』とは。パート1 第2の戦略『 新感覚戦略 』とは。パート1 『 ポセイドンの一手 』 『 ヘラクレスの一手 』 第3の戦略『 大山戦略 』とは。実戦例1 第4の戦略『 中原戦略 』とは。実戦例1 中終盤の技術『カオスの一手』 |
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もうこの入りだけで楽しみになります。
早く続編読みたいです。
(๑•̀ㅂ•́)و✧
2017/12/19(火) 午後 4:52 [ a08*5*42*00 ]
a08*5*42*00さん
有難うございます。
2017/12/20(水) 午前 1:13 [ 銀桂一行 ]