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〜 ライバルは誰? 〜 その2 師匠の杉本七段に「聡太君の弱点は?」と聞き手の○○女流が訊ねた。 「弱点を知っていれば、先日負けなかったし、もし、知っていても喋りませんよ。ハハハ(笑)」 そりゃ、そうですよね。 「一つ気になるのは、弱点と云うか・・・同年代にライバルが居ないことですかね」 と、語っていた。 将棋界のライバルの歴史を辿ると 大山 vs 升田。 中原 vs 米長。 谷川vs羽生、羽生 vs 森内、羽生 vs 佐藤康光 でしょうか。 谷川と羽生は、8歳差あり、同世代とは云えませんが、宿敵のライバルです。 そう云えば、渡辺明にも同世代のライバルが居ませんね。 本来なら、山崎、阿久津、橋本でしょうが、残念ながら技量不足。 敢えて、好敵手を挙げれば、羽生さんになってしまう。 羽生さんとは、14歳差ですから、同世代ではない。 これもライバルが必要な理由でしょう。 だが、これは、結果の部分。 例えば、アマ初段レベルであっても、同レベル同士の将棋は、面白い。 それは、スポーツであっても、同じ。 「彼奴(あいつ)にだけは、負けたくない!」 この闘争心が、努力の動機となる。 あるいは、 「彼と指すと、面白い!楽しい!」 この楽しさが、探究心、向上心を唆(そそ)り、努力が苦にならない。 さて、聡太君のライバル。 最有力候補は、増田康宏 六段(20歳)でしょうか。 ( 昨日、竜王戦4組で勝って六段昇段!おめでとう!) 他には棋士は、 佐々木勇気 六段(23歳) 永瀬拓矢 七段(25歳) 辺りです。 しかし、・・・どうも、しっくり来ません。 詰将棋は、個人競技である。 指し将棋は、詰将棋と違った。 昔は。 それが、「将棋ソフト」が名人にさえ勝つ様になって、事情は少し変わった。 詰将棋の様に個人競技としても可能となった。 要するに、最善手を探すのに、昔は、共同研究か、実践が必要だったが、今は、自宅で自分一人でも可能となった。 *----------*----------* 【今回のライバルの定義】 対戦数が100局を超え、うちタイトル戦番勝負が50%を超えることが条件。 *----------*----------* 【註解】 註1.『ヒカルの碁』で、私の好きな場面。 アニメ『ヒカルの碁』第70(局)話『佐為がいた』 進藤ヒカルは佐為が消えたことで、ヤル気を失い、手合い(公式戦対局)を休んでいた。 しかし、佐為は自分の打つ碁の中に居り、佐為と会う唯一の方法は、対局することだと悟った。 そして、日本棋院へ行き、ライバルの塔矢アキラに「碁を続ける」ことを宣言した。 桑原本因坊と日本棋院職員の坂巻(さかまき)氏との会話。 *----------*----------* 【『ヒカルの碁』とは】 『ヒカルの碁』は、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による囲碁を題材にした日本の少年漫画。 日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里が監修を務めた。 『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、1999年(平成11年)2・3合併合から2003年(平成15年)33号にかけて連載された。 話数の数え方は「第○局」。 *----------*----------* 【参考】 *----------*----------* 【「藤井聡太四段の強さとその背景」過去の記事】 その1「強い人に教われ」 その2「詰将棋を解け」 その3「沢山指せ」part1 その4「沢山指せ」part2 その5「有利に導くコツ」 その6「将棋ソフトを活用」part1 「補足」強さの度合い その7「将棋ソフトを活用」part2 その8「将棋ソフトを活用」part3 その9「将棋ソフトを活用」part4 その10「老獪」 その11「将棋ソフトを活用」part5 その12「将棋ソフトを活用」part6 その13「真価はこれから」 その14「100局までの勝率が目安」 その15「相手の得意形で指す」 その16「羽生三冠の評価」 その17「羽生三冠の評価」追記 その18「強運」 その19「?吸啄同時」 その20「師匠・杉本七段」 その21「ライバルは誰?その1」 その22「ライバルは誰?その2」 【歴代連勝記録分析の記事】 【関連記事】 |
棋士の分析
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なんか井山七冠に勝った中国の棋士(柯潔ではない)も、「井山さんには日本に同世代のライバルが(同じくらい強いだったかも)いないから、私に負けたのではないか?」と言っていたなぁ。
囲碁フォーカスの特集で。
まっすー六段になってた、よかったよかった。
ほんとナベはすこし不幸なとこもあるかも。
自分だけが強いから。同期のライバルの不在。
銀桂さんがあげた三人は山崎が一回タイトルに出てきただけで、あとはタイトル挑戦ナシ。逆に、山崎はA級棋士経験ナシ。
ハッシーは昨季の順位戦、必死だったな。
ま、藤井聡太七段、いつかソフトと対決、できればポナンザというか最強ソフトで、と思います。
2018/5/24(木) 午後 9:25
ふゆかさん
井山七冠にもライバルが居ない?
そうなんですかあ、知らなかったなあ。
もう日本のタイトル戦より世界戦を視野に入れるべきですね。
要するに、世界トップ棋士の研究に時間を割くべきです。
日本のタイトルの一つや二つ失冠したって構わないんです。
羽生さんなら、間違いなくそうしたと思います。
2018/5/27(日) 午前 1:19 [ 銀桂一行 ]