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15.羽生永世七冠を理解する7つのポイント(註1) (6)羽生さんの魅力。その2 〜 好奇心と無頓着 〜 PART3 二十五歳で七冠を達成して、目標を見失ったのか、無冠寸前になった時期がある。 将棋を辞めてチェスの世界へ行くんじゃあないか、と噂されていた。 「もう一度、七冠を目指しますか?」の質問に、きっぱり「ありません」と答えていたのだから。 しかし、昨年暮に竜王を失冠するまで、堂々たる羽生時代を形成した。 では、何を目標に頑張っているのだろうか? 多分、目標はなく、好奇心の趣くまま、将棋を楽しんいるのだろう。 凡人がこの心境を真似ると、荏苒と日を送ることになる。(註2) [註2:荏苒(じんぜん)なすことのないまま歳月が過ぎるさま] ところが、羽生さんは、自然体で、着々と成長している。 そう思わせる背景に、羽生さんの驚く人生観がある。 茂木健一郎氏との対談で吐露している。 *----------*----------* 【茂木健一郎氏との対談】 平成27年(2015年)4月頃 茂木:羽生さんの今後の夢はなんですか? 羽生:自分が想像していなかった姿になりたい。それが一番の夢。 茂木:えっ!?どう云うこと? 羽生:なんとなく五十歳になったら、六十歳になったらって、(今の延長戦上で)想像できるじゃあないですか。 そうじゃあない者になれてたら、いいなあ、って。 茂木:想像できないもの?・・・何ですか? 羽生:あははは、想像できないから(私には)分りません。(笑) 茂木:う〜ん、例えば、ハリウッド俳優とか? 羽生:そうです!そう!そう! *----------*----------* 【註解】 註1.羽生永世七冠 今回より、表題を「羽生名人はなぜ強いか」から「羽生永世七冠はなぜ強いか」に変更します。 4つの戦略 (1)はじめに 第1の戦略『 早指し戦略 』とは。パート1 第2の戦略『 新感覚戦略 』とは。パート1 『 ポセイドンの一手 』 『 ヘラクレスの一手 』 第3の戦略『 大山戦略 』とは。実戦例1 第4の戦略『 中原戦略 』とは。実戦例1 中終盤の技術『カオスの一手』 (1)”天恵”である根拠 (2)生涯勝率7割。イチローに匹敵 (2)生涯勝率7割。イチローに匹敵<続> (2)生涯勝率7割。イチローに匹敵<続続> (2)生涯勝率7割。イチローに匹敵<追記> (3)タイトル獲得数〜棋士の頭脳レベル (3)タイトル獲得数〜タイトル獲得率 |
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