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BLOG将棋迷人戦第1曲 100手目 後手4六歩までの局面 100手目で終了しました。 短い間でしたが、観戦有難うございました。 |
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2008年06月28日
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真実は、畢竟、凡人には分らないのかも知れない。 もし、同僚にモーツァルトのような男が居たら、大嫌いである。 『アマデウス』は私が好きな映画の一つだ。 これはモーツアルトを宮廷作曲家のサリエリが嫉妬のあまり謀殺した、という話だ。 私は出だしの三十分間が大好きだ。 傑作である証拠だと思う。 実際のところモーツアルトは、殺されたのか、病死なのか、今もって不明である。 ただ、亡くなった時、貧民集合墓地で多くの死体と一緒に人知れず埋葬されたことは事実である。 彼の音楽が広く認められ、愛されるようになったのは、それから百年後のことである。 以下は、棋士青野照市九段の 『サリエリに見る天才の嫉妬』 より抜粋。(注) サリエリは当時欧州随一の作曲家で絶頂期だった。 このサリエリの前に卑猥で浅ましく、女好きの若きモーツアルトが登場する。 しかし、その音楽は人物とは裏腹に崇高で清らかで美しかった。 この映画は一般に凡人が天才を妬む恐ろしさを強調するかのように捉えられているが、 本質はそうではない。 サリエリは私が愕然とする言葉を吐く。 「私の役目は、彼の天分を認識するだけのことだけだった」 「神よ、あんたは不公平で冷たい」 サリエリは凡才ではない。二十四歳の若さで宮廷作曲家となり数々の名曲を作曲した天才、 名人である。 しかし、彼は分ってしまったのである。 自身が天才ゆえに、モーツアルトが百年に一人の天才、いや二百年後の人々にも愛されるような 素晴しい才能の持ち主であることを。 そしてそれが分るのは、自分一人だけだということも。 私は先のセリフを聞いた瞬間、背筋に冷たいもが走った。 (私はサリエリの域になれるだろうか) だいたいにおいて、凡才は天才に対して嫉妬などしないものだ。 凡才が思うのは単なる羨望であって、天才に対して嫉妬できるのは、限りなく同じレベルに近い 天才だけなのである。[映画「アマデウス」タイトルバック] [晩年のサリエリ。映画の出だし30分の一場面] [アマデウス・モ−ツアルト] [往年のサリエリ。宮廷作曲家時代] [皇帝ヨーゼフ2世(中央)とモーツアルト(右)] *----------*----------* 【注解】『サリエリに見る天才の嫉妬』 『 勝負の視点 』青野照市著 毎日コミュニケーションズ 1995年10月27日発行 p.98〜99
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