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ある日、主婦のパートと独身の女子社員が私の目の前で立ち話をしていた。 主婦のパートA子は34歳で、歴代きっての美人だった。 スタイルも抜群で、初めて面接で来た時は、私も目を丸くして息を飲んだ位だ。 しかし、彼女の希望する勤務時間と折り合いがつかず、不採用の腹積もりだったのだが、 社長が横槍を入れて即座に採用になったのである。 独身の女子社員M子も美人な方で、これまた抜群のスレンダーなスタイル。24歳。 公務員の彼氏がいた。 二人は仲が良く、仕事もテキパキと良く出来るのだが、 気丈で、口達者なのが玉に瑕。 主婦のA子が独身のM子に、 「旦那が何度言っても、靴下を丸めて洗濯籠に入れるのよ。 今度、丸めたまま洗濯して、干してやろうかなあ」 と愚痴をこぼしていたのである。 私はそれを聞いて、 「何を言ってるんや。丸めて洗濯籠に入れるのは、当り前やろ」 と少しおどけて旦那を弁護したら、 若いM子が口火を切って、二人から非難轟々。 それは、男の勝手だ、朝忙しい主婦のことを全然考えていない、それなら自分で洗濯しろ などなど、酷い口撃を受けた。 気の弱い私は、這う這うの体でその場を収めたのだが、納得がいかず、 その後、次々と帰社する男子営業マンに質問した。 「 お前、家に帰って靴下脱ぐやろ。どないしとんねん? 1.そのまま脱ぎっ放し 2.丸めて洗濯籠に入れる 3.裏返して、伸ばして洗濯籠に入れる どれや? 」 中に居ましたね。バカな奴が!(笑) 「 そんなの当り前じゃあないですか。丸めてポイと入れます 」とF男。 私は間髪入れず、 「 アホか!きちんと裏返して伸ばしてから洗濯籠へ入れんかい!嫁さんが大変やろ! 」 と八つ当たりに怒鳴っていたら、まだ、残っていたM子にアハハと笑われた。 それから3年後、独身だったM子も結婚退職して1年が経った頃、 M子と携帯メールをやり取りしている時に、突然思い出した! 「 おい。お前の旦那、帰宅したら靴下脱いでから、どうしてんねん? 」 と聞くと、昔のことをすっかり忘れていたらしく。 「 えっ?もう、脱いで丸めたまま、そこいらに脱ぎっ放し! 」と不満口調で答える。 私は、得たりやおう。 「 お前なあ。憶えてへんか? 」と主婦のA子と二人で私を責めたことを話すと、 「 あ〜っ!懐かしい〜。そう言えば・・・ 」と思い出したらしく、 「 まあ、言っても直らないし、諦めてる 」 と全然反省の色もなく、抜け抜けと惚気(のろけ)て仰った。 女と云うのは、都合の良い生き物である。 私みたいに真面目に生きている男は、この様に3年間を反省の日々で過ごし、 徒労に終わるのである。(笑) 追記 関西弁を文章にすると「お前」とか「アホか」とかの単語が、柄が悪そうに読めるかも知れないが、
これは、おどけた口調の話言葉なので、同じ関西人なら、全く気にならないものなのである。 特に私の場合は上品なイントネーションで話している。念のため。 |
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2008年07月23日
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