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25日朝から山形県天童市の『松伯亭あづま荘』で指されていた第57期将棋王座戦(日本経済新聞社主催) の五番勝負第3局は、同日夜、78手で羽生善治王座(38歳)が挑戦者の山崎隆之七段(28歳)を下し、 3連勝でタイトルを防衛した。 防衛、おめでとう!バンザーイ! 羽生王座は自身が持つ同一タイトル連覇記録を更新する王座戦18連覇を達成。 3連勝のストレート勝ちも5期連続で、将棋界初の記録だ。 そして、タイトル通算獲得期数も、75期となり、故大山名人のもつ80期に、あと5期と迫った。 第3局の戦型は、二人の呼吸が合って、後手羽生王座の中座飛車(8五飛車)戦法となった。 中座飛車は、先手横歩取りに対して8四ではなく、8五に飛車を引いて迎え撃つ戦法で、 ここ十数年大流行したが、山崎七段が「新・山崎流」として先手の対策を打ち出して以降、下火になった。 その対策を得意とする本家山崎七段に対して、羽生は中座飛車を採用したのである。 第1局は、先手山崎の「引き飛車戦法」 第2局は、後手山崎の「一手損角換わり戦法」 そして、第3局は、後手番羽生の「中座飛車」 いずれも、山崎の研究範囲であり、苦手な戦いではない。 羽生は大抵どんな戦法でも、先手後手どちらを持ってでも指す。 中座飛車も同様、本家である中座七段と対戦したときは、逆に先手を持って指すのである。 そして、勝ってしまうのだ。 これを真似て苦戦しているのが、深浦王位である。 今期、木村八段を挑戦者に迎え、出だし3連敗した。 戦前、深浦は羽生の挑戦の目が無くなったとき、 「モチベーションが下がらないか心配した」 木村八段が挑戦者と決まった後、 「七番勝負は全部違う戦型にしたい」 と、タイトル保持者らしく余裕の発言をしていたが、その気持ちが災いしたのだろう3連敗して追い詰められた。 しかし、その後、気持ちを切り替えて3連勝したのは、さすが九州男児である。アッパレ。 戦型は「矢倉」と「相掛り」。 深浦の得意戦法である。 要するに、
相手の得意の土俵で戦い、色々な戦型も試し、そして勝つ。羽生にしか出来ない芸当なのである。 |
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2009年09月26日
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