震度速報 2019年12月5日 23時55分 気象庁発表
12月5日23時54分ごろ地震がありました。
[観測地域] 鹿児島県大隅など  [震度] 3  今後の情報にご注意ください。詳細
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将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

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終わりました。

大晦日の除夜の鐘を耳にする気分です。

深閑とした真夜中、凍てつく空気の中に響く。

また、一年が過ぎた。


郷田王将は、感想戦を終えて、サッと帰ったそうです。

降級かどうか知らないまま。

いいですねえ。

悲哀があって。

残念ながら、陥落となりましたが・・・


まさか、まさかの、久保九段も陥落です。

終局後、ガックリ肩を落とした久保さんの姿が印象的でした。


イメージ 3


しかし、広瀬八段が残留しました。

ヨカッタ、ヨカッタ、おめでとう!

それにしても、久保が勝っていたら、森内が陥落だったことに驚きますね。



さて、名人挑戦ですが、見事、天彦が一発で決めました。

A級1期目での挑戦は、なんと20年振り!


イメージ 4


新たな歴史の1ページですね。

渡辺竜王は、あらためて、衝撃を受けたことでしょう。



本日のハイライト。

どれも熱戦で、見応えがありましたが、私の注目は2局。


▲久保 vs △森内戦

最終盤、久保が▲9六銀と打った局面。


【図1.121手目▲9六銀まで】
イメージ 1


打った瞬間に、うわーっ!と絶叫してしまいました。

一路違って▲8六銀なら詰めろ逃れの詰めろ。

結果が入替っていたかも知れない。

しかし、この▲9六銀の局面まで持ち堪える力があったればこそA級だった。

残念!

来期復帰することを期待します!


2局目は、▲行方 vs △天彦戦

序盤からずっと天彦優勢で来たが、行方の「と金」を犠牲にしたのが盲点の好手。

逆転で行方やや優勢に。

ところが、今度は、行方の▲7五銀が疑問手。


【図1.85手目▲7五銀まで】
イメージ 2


上から押さえて挟撃態勢を築き、しぜんな一手に見えますよね〜

天彦は横に逃げずに縦に逃げた。

△6二飛が好手。

さらに△5四歩が銀取りになり再逆転。

天彦が勝ちました。


この試合と云い、4回戦の渡辺戦と云い、天彦の逆転勝ち。

粘り強い行方と、竜王の渡辺に逆転勝ちするんですから、もう超一流です。

立派な名人挑戦者です。

羽生名人との七番勝負が楽しみですね。


年下世代が挑戦者になるのは、第52期(平成6年)米長名人(当時)vs 羽生四冠以来、22年振り。(注1)

まっ!でも、我らが羽生名人の防衛に終わりますけどね・・・フフフ


*---------*---------*
【第74期 順位戦 A級 最終9回戦 一斉対局の結果】

対局場所:東京・将棋会館

開始時刻:10時

持時間:各6時間


▲行方尚史八段(42歳 6勝2敗)vs △佐藤天彦八段(28歳 7勝1敗)

挑戦者争いは、天彦と行方に絞られており、天彦が勝てば挑戦、行方が勝つとプレーオフとなる。
両者の過去の対戦は3回で、全て天彦が制している。

24時59分、110手で後手天彦の勝ち。

この結果、天彦が名人挑戦を決めた。

消費時間:▲行方5時間59分、△佐藤5時間59分


▲久保利明九段(40歳 2勝6敗)vs △森内俊之九段(45歳 3勝5敗)

残留を懸けた戦い。勝者は残留確定。敗者の残留は他局の結果次第となる。
対戦成績は森内14勝、久保20勝。

24時56分、134手で森内九段が勝ち。

森内九段は残留確定。久保九段は降級が決まりました。

消費時間:▲久保5時間59分、△森内5時間56分


▲深浦康市九段(44歳 3勝5敗)vs △広瀬章人八段(29歳 2勝6敗)

24時33分、118手で広瀬八段の勝ち。

この結果、広瀬八段が残留を決めました。

消費時間:▲深浦5時間51分、△広瀬5時間56分


▲屋敷伸之九段(44歳 5勝3敗)vs △郷田真隆王将(44歳 2勝6敗)

郷田が残留するには自身が勝ち、広瀬章人八段が敗れねばならない。
屋敷は降級も挑戦も関係なし。

23時45分、104手で郷田王将の勝ち。

しかし、広瀬が勝った為、郷田の陥落が決定した。

消費時間:▲屋敷5時間51分、△郷田5時間32分


▲佐藤康光九段(46歳 5勝3敗)vs △渡辺明竜王(31歳 棋王 5勝3敗)

挑戦にも陥落にも関係しないが、この白星は、来期の白星。
必ず、来期、大きな影響を及ぼす。
対戦成績は21勝づつの互角。

22時34分、78手で渡辺竜王の勝ち。

結果、渡辺竜王は、来期順位3位、康光は4位に決まりました。

消費時間:▲佐藤5時間25分、△渡辺4時間57分

*---------*---------*
【注解】

注1.年下世代が挑戦者になるのは・・・

 第52期(平成6年)名人戦 七番勝負

 米長邦雄名人(当時 50歳)vs 羽生善治四冠(棋聖 王位 王座 棋王 23歳)

 羽生四冠が4勝2敗で初の名人位を奪取。五冠となった。

 第68期(平成22年)挑戦者の三浦弘行八段は、羽生世代と見做す。
『 将棋界の一番長い日 』とは、名人挑戦者とA級から陥落する運命の2名が決まる最終戦のこと。


毎期、最終第9回戦は、A級10名による全5局が一斉に行われ、陥落に絡む棋士が、

瀬戸際の血の滲むような戦いを繰り広げる。

この日は、東西の将棋会館に多くの棋士と関係者、マスコミが集り、タイトル戦並の賑わいを見せる。

陥落と言う悲壮な戦いでありながら、見守る棋士達は、皆、尊敬の念を抱いており、

自分もあの席に座り、注目されたいと願う。


挑戦も陥落も最終戦を待たずに確定してしまうこともあるが、大概は最終戦に決まる。

よって、全5局が終了するまで目が離せない。


語源は、大宅壮一著『日本のいちばん長い日』(文藝春秋社 初版昭和40年)である。

東宝創立35周年記念作品として昭和42年(1967年)に映画化にもなった。

タイトルの「日本のいちばん長い日」とは、昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した

昭和20年(1945年)8月14日の正午から、国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じて

ポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を指している。


*----------*

【直近の例】

第74期は、名人挑戦が佐藤天彦八段(7勝1敗)と行方尚史八段(6勝2敗)の対局で、

佐藤が勝てば挑戦確定。逆に行方が勝てばプレーオフ再決戦に持ち込める。

と、理想的な直接対決となった。

一方、陥落の方は、久保利明九段、森内俊之九段、広瀬章人八段、郷田真隆王将の中から2名が

勝敗の結果で決まる、と云う状況で最終9回戦を迎えた。

結果は、佐藤天彦が勝ち名人挑戦者。

陥落は、久保と郷田に決った。

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