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〜 俄(にわか)将棋ファンの皆様へ 〜 AbemaTV の大盤解説。藤森五段(30歳)と勝又教授(48歳)。(注1) この2人、抱腹絶倒のコンビ。 続きを話す前に。 第58期 王位戦 第4局、羽生王位、3敗目を喫しちゃいました。 崖っ淵です。(羽生王位1勝、菅井七段3勝) でも、ここからですよ、勝負は。 まだまだ、タイトルの行方は、判りません。はい!(笑) 今日から、第5局、頑張れ!羽生王位! さて、先の第4局、1日目の解説者が阿久津八段でした。 序盤早々の菅井七段の▲2八飛の振り戻しを鼻で嗤(わら)った。 私は、視聴者として、実に気分が悪かった。 【図1. 14手目△2四歩まで】 ゴキゲン中飛車の出だしから、菅井は、後手の向飛車を見て2八に飛車を振り戻したのだ。 「 私には、絶対、この局面にできませんね 」(阿久津) △2二飛とされて、▲2八飛と振り戻すなんて、無駄じゃあないか。 ▲2八飛と振り戻すくらいなら、最初から振らなきゃいいじゃあないか。 プロたる者は、微々たる損得にも敏感であることが第一条件。 微々たる得を積み重ねて、大きな得に育て、優勢から勝勢へ導くのがプロ。 プロの常識からすると、手損は悪である。 横歩取りの先手は、手損をするが一歩得する。 その主張がある。 だが、今回のように別の得が無く、単純な手損は、棋理に反する。 口には出さなかったが、阿久津の主張であろう。 私の期待した台詞(せりふ)は、 「いや〜、今までの常識に囚われない、斬新な発想ですね〜」とか、 「升田幸三賞を受賞したことだけはある。天才的な発想ですね。」など、 賞賛だった。 事実、そう云う代物の手なのだ。 私は、腹が立ち、尚更、阿久津を嫌いなった。 しかし、よく考えてみると、これが普通の棋士の姿かも知れない。 私は、現役棋士であることをウッカリ忘れて、解説者として、期待し過ぎてしまっていた。 阿久津は、35歳で、菅井が25歳、10歳差。 阿久津は、渡辺世代の一員。 菅井は、一つ下の世代であり、現在、順位戦では同組、B級1組で直接の競争相手。 先日、第1回戦で当り、阿久津が勝って、意地を見せたばかり。 そう、阿久津や山崎にしてみれば、菅井や豊島は、メラメラと敵愾心の沸く、相手だったのだ。 前期順位戦では、最終局で、阿久津は同世代の山崎を破り、豊島にA級昇級をさせてしまった。 まあ、自分自身の昇級の目があったので、当然、全力で闘った結果なのだが・・・ それにしても、なんとも皮肉な星の巡り合わせか。 タイトル戦を俯瞰すると、 羽生世代と二十歳代の若手ばかり、三十歳代は、渡辺竜王唯一人が孤軍奮闘している図。 阿久津にも、忸怩たる思いがあるのだろう。 「今期は、豊島、糸谷、菅井に、A級昇級は、させないぞ!」の闘志が感じられる。 <続く> *----------*----------* 【注解】 注1.勝又教授 勝又清和六段は、将棋の戦型の体系化や、コンピュータ将棋(ソフト)に精通しており、現在の将棋連盟の棋譜データベース化や、棋士のパソコン普及は、勝又六段の貢献が多大である。 この様な経緯から、将棋界では彼を『 教授 』と呼ぶ。 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 羽生善治王位(棋聖・王座 46歳)に菅井竜也七段(25歳)が挑戦する第58期 王位戦 七番勝負 第4局は 平成29年8月22日から兵庫県淡路市の「ウェスティンホテル淡路」で行われ、 結果、翌23日、14時2分、111手で先手菅井七段が勝った。 七番勝負の対戦成績は、菅井の3勝1敗。 持時間:各8時間 消費時間:▲菅井3時間50分、△羽生7時間14分。 主催:西日本新聞社・新聞三社連合主催 第5局は8月29日(火)から、徳島県徳島市の「渭水苑」で行われる。 *----------*----------* 【プロフィール】 阿久津主税 八段 昭和57年(1982年)6月24日生、35歳 出身地:兵庫県西宮市 竜王戦:1組(1組:4期) 順位戦:B級1組(A級:1期)
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2017年08月29日
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