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誤解を招きそうなので、書く。 先日、聡太君と師匠の杉本七段が、イベントで神戸を訪れ、その様子をテレビが追っていた。 インタビュアーが「 師匠にどんなことを教わったか? 」と、聡太君に訊ねた。 プロ棋士がアマに指導対局すれば「ここはこう指すべき。これが悪手。これは好手」と指摘する。 師匠が弟子と指すときも、駒落ち対局なら同じ。 杉本七段も、過去そうしてきた。 ただ、聡太君に限ってだけ、駒落ち対局当時から「自由にさせた」と述懐している。 最初から研究仲間的な話し振りだったのだろう。 *-----* 野球界の有名な話。 イチローがオリックスに入団した頃、ファームで首位打者だったにも拘らず、一軍に上げて貰えなかった。 仰木彬監督に交代して、事態は一変した。 では、仰木監督の前の首脳陣は馬鹿だったのか? 否。 我々一般社会であれば、見習っていいくらいの首脳陣だ。 最近では、王貞治会長(福岡ソフトバンクホークス会長兼GM)が、「○○は、指導するな」と厳命したらしい。 ○○とは、ソフトバンクホークスの選手で、上林誠知選手ではないか、と思う。 恐らく抜きん出た打者の素質を具えていたのだろう。 要するに、並みの一流選手なら、今までの常識で教えて構わない。 しかし、超一流、何十年に一人の天才の場合、下手に教えてはならない。 天才か、一流か、選手の素質を見抜く。 それが、超一流の指導者かどうかの分水嶺。 *-----* 師匠でありながら、「 何も教えていないな(笑) 」。 事情を知らない世間は「 師匠の存在意義ないじゃん! 」と嘲笑しかねない。 誤解である。 かと言って、一切助言も何もしていないか、と云うとそうではない。 三段になったとき、四段になるまで、詰将棋の創作を禁じた。 これについては、谷川浩司九段に相談している。 的確でなければいけないのだ。 ここが、杉本七段の凄いところ。 当の聡太君? 残念ながら、いくら天才でも、師匠の気持ちや考えが解ろう筈がない。 師匠と同じ年齢を迎え、弟子を持って初めて知ることだ。 だから、インタビューの返答に窮した。 *-----* <追記> うん? 何故、杉本七段は、その背景を説明しないのか、って? ははは 杉本七段は、きっと、こう答えるでしょう。 「こんなに脚光を浴びるなんて、私の人生でなかった。聡太君に感謝しています。」 どこまでも、糟糠之妻を演じるのである。 全く他人事ながら、私は涙を禁じ得ない。 私が聡太君の師匠なら、 「今の聡太君は、私が居ればこそ!」 と、叫びまくっている。 あっははは *----------*----------* 【関連記事】 |
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2018年05月09日
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