コンピュータ将棋考
[ リスト | 詳細 ]
|
レーティングが3900を超えて、計り様の無い将棋ソフト『ポナンザ』。 先月、アマ高段者を相手に駒落ちで無敗! あらためて驚異的強さを誇示した。 そのポナンザを二次予選、決勝と二度破ったソフトが現れたのですから驚きです。 そのソフトは、初参加の『エルモ』です。 決勝戦の『エルモ』vs『ポナンザ』戦は、昨日解説しました。 御浚(おさらい)すると、 ポナンザは82手目△9七歩成から猛攻を開始し、126手目△6九金まで、攻め続けた。 ( 但し、エルモが誘った感あり。) 開始時点では、お互い優劣不明の評価値だったが、126手目でポナンザが「 反省 」、エルモの大局観(評価値)が優れていたことを認めた。 82手目から開始し、126手目までですから、実に45手の間、攻め続けた。 1手毎に3通りの変化手順があるとすると、いくら1秒間に10億手読めるソフトでも、 完璧に読み切ろうとすると、9万年かかる計算になる。(注1) だから、「 評価値 」と云う名の「 大局観 」がなければ、決断できないわけです。 まだ、人間が勝てる要素が残っていそうな気がします。 *----------*----------* 【注解】 注1. 9万年かかる計算になる。 1秒間に10億手読むと仮定。 計算式:(3のべき乗45)÷10億÷(60×60×24×365)=93,681年 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 第27回世界コンピュータ将棋選手権 開催日:2017年5月3日(水)〜5日(金) 場所:神奈川県川崎市 主催:コンピュータ将棋協会 (CSA) 特別協力:公益社団法人 日本将棋連盟 【結果】 二次予選、決勝と『ポナンザ』(Ponanza)を破った『エルモ』(Elmo)が初優勝を果たした。 『エルモ』(Elmo)が大会で唯一敗れた相手は、二次予選での『技巧』。 <二次予選>( SOLC値 ) 1位、エルモ、8戦1敗(45.0) 2位、ポナンザ、8戦1敗(44.0) 3位、クジラ、6戦3敗(52.0) 4位、読み太、6戦3敗(49.0) 5位、技巧、6戦3敗(47.0) 6位、HoneyWaffle、6戦3敗(42.0) 7位、NineDayFever、5戦3敗1分(41.5) 8位、タヌキ、5戦4敗(52.0) <決勝> 1位、エルモ、7戦0敗、優勝
2位、ポナンザ、6戦1敗 3位、技巧、4戦3敗 |
|
谷川会長が入院された。 よくぞ先日の順位戦で木村八段に勝ったものだ。 長引かないことを祈る。 新会長に佐藤康光九段と井上慶太八段が立候補したらしい。 2月6日(月)に選挙が行われ、佐藤新会長で決まり、と専らの噂だ。 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 <谷川浩司・連盟会長入院 新会長決定の総会も欠席へ> 毎日新聞 2017年2月2日(木) 16:35配信 日本将棋連盟の谷川浩司会長(54)が入院し、4日に静岡県焼津市で行われる棋王戦第1局の前夜祭を欠席する。同連盟によると、病名などは不明。 谷川会長は、三浦弘行九段(42)の将棋ソフト不正使用疑惑への対応を巡り、辞任を先月表明した。会見でも体調不良を辞任理由の一つに挙げていた。 新会長を決める6日の臨時棋士総会や理事会も欠席する見通し。 <新会長に佐藤九段が確実に 2人が届け出> 毎日新聞 2017年1月25日(水) 20:11配信 将棋ソフトの不正使用疑惑への対応で、谷川浩司会長(54)と島朗(あきら)常務理事(53)が引責辞任することに伴う、 日本将棋連盟の理事選挙の立候補が25日締め切られ、 東京(定数1)で佐藤康光九段(47)が、関西(同)で井上慶太九段(53)が届け出た。 2月6日の投票で2人が新理事に決まり、理事の互選で選ぶ新会長には元名人の佐藤九段が就任することが、ほぼ確実になった。 投票で過半数の信任を得、直後の臨時棋士総会で承認されると、2人の理事就任が決まる。 任期は谷川会長らの任期だった6月まで。 投票権がある棋士、女流棋士は235人。 新会長は、続いて開かれる理事会で理事の互選により決まるが、人心一新のため新理事から選ばれる可能性が高い。 谷川会長は18日の辞任会見で「会長は将棋界の代表なので、 実績、知名度のある人がふさわしい」と語っており、名人2期などタイトルを通算13期獲得し、 現在A級に在籍する佐藤九段が選出される見込み。佐藤九段は現在、棋士会長を務めている。
|





