コンピュータ将棋考
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*----------*----------* 【ニュース冒頭】 日本将棋連盟谷川会長、辞任を正式表明 記者会見で 毎日新聞 2017年1月18日(水) 15:25配信 「10月以前の対応不備に責任、体調回復せず」 将棋ソフトの不正使用疑惑への対応を巡る混乱を受け、日本将棋連盟の谷川浩司会長(54)が18日午後3時、 東京・将棋会館で記者会見し、会長を辞任する意向を正式表明した。冒頭、一礼して会見場に現れた谷川会長。 配布した挨拶文を読み上げた後、「対局規定の整備の遅れなど、10月以前の対応不備に責任がある。 三浦弘行九段には辛い思いをさせ申し訳ない。任期をまっとうすることが責任と思っていたが、 年末年始を挟んでも体調が回復しなかった」などと付け加えた。また、三浦九段の復帰戦について 2月13日の竜王戦1組、羽生善治王位戦になったことを明らかにした。 *----------*----------* 【辞任発表の谷川会長のコメント全文】 謹んでご報告申し上げます。この度、会長を辞任させて頂くことと致しました。 第三者調査委員会から報告書を頂き、年末年始をはさんでいろいろと考えた結果、 将棋ファンの皆様、主催者・協賛社の皆様、そして三浦弘行九段に誠意をお伝えするには、 会長が辞任するのが一番、という結論に至りました。 加えて、昨年の十月以降、対応に苦慮する中で心身ともに不調をきたすようになってしまいました。 このような状況の中で責任ある立場を続けるのは、将棋連盟にも迷惑がかかると考えました。 専務時代を含めると約五年半、お世話になりました皆様には申し訳ありませんが、ご理解頂ければと思います。 なお、空白期間を作ることはできませんので、新しい会長が決定するまでの期間は務めさせて頂きますことをご了承下さい。 関係者の皆様、将棋ファンの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。 谷川浩司
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振り返ってみると、将棋ソフトのこの辺りの指し手は、老獪そのものだった、と、思える。 70手目△4四角の局面。 【図1. 70手目△4四角まで】 先手の棋士側は、6六銀と繰替えて、一瞬、満足した。 ここから、当然の▲6七金に、後手ソフトは、△6二玉。 【図2. 72手目△6二玉まで】 この△6二玉は、飛車交換後の王手角取りの▲2一飛を避けたもの。 さあ、次こそ△2六歩が来る。 先手棋士軍は、侃侃諤諤、飛車交換を避けるべく▲3八金と上がった。 この時点のポナンザ(Ponanza)の評価値は、先手棋士軍−94、後手ソフト軍+94。 ほぼ互角である。 残り時間は、先手、1時間4分、後手、1時間51分。 後手玉は囲いから出て薄そうだが、陣形が低く纏まっている。 片や先手陣形は、伸び切った上にバラバラ。 素人目に見て、どう考えても、後手優勢に映る。 案の定、この後、△7三桂〜△8一飛と転換されると、評価値が動いた。 【図3. 76手目△8一飛まで】 この時点のポナンザ(Ponanza)の評価値は、先手棋士軍−285、後手ソフト軍+285。 歩3枚分位、後手ソフト軍優勢。 残り時間は、先手、1時間03分、後手、1時間49分。 森下九段の第一声、「こうなるんなら、▲3八金と上がるんじゃあなかった」 後手の狙いは、△8四歩からの殺到が明白。 こうなると4四角が絶好の位置で、6六銀が守り駒どころか質駒にしか見えない。 勝てる気が・・・しない。 *----------*----------* 【開催概要】 『電王戦合議制マッチ2016』 棋士軍とソフト軍による3対3の対局。棋士軍の指し手は合議により決定。 ソフト軍の指し手は各ソフトの候補手を基に多数決で決定。 多数決で指し手が決まらない場合は将棋電王トーナメント上位ソフトの候補手を採用。 日程:2016年12月31日(土)大晦日 対局カード:棋士軍 vs ソフト軍 棋士軍:森下卓九段、稲葉陽八段、斎藤慎太郎六段 ソフト軍:PONANZA、nozomi、大樹の枝 持時間:3時間(チェスクロック方式)、秒読み3分。 対局開始時間: 17:00 結果:156手で後手ソフト軍の勝ち 対局会場:ニコファーレ 代指し:新 電王手君(株式会社デンソー) 解説者:木村一基八段、野月浩貴七段 聞き手:香川愛生女流三段、室谷由紀女流二段 記録係:山口恵梨子女流二段 主催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟
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将棋ソフトの指し手を解説できるうちは、なんとか勝てる可能性が残っているのかも知れない。 61手目▲6五歩の局面が勝敗の分かれ目だったかも知れない、と昨日書いた。 その根拠が、この後の手順。 【図1. 61手目▲6五歩まで】 図1からの指し手 △4五歩 ▲5五銀 △5四歩 ▲6六銀 △7三角 ▲3七角 △同角成 ▲同桂 △4四角(図2) 【図2. 70手目△4四角まで】 先手の棋士軍3人は、4六銀が6六へ移動できて、ほくそ笑んだ。 その上、ゼロ手で3七桂と跳ねられたのだから、嬉しくない訳がない。 棋士10人にこの指し手の流れを問えば、10人が10人「 先手、良し! 」と答えるだろう。 将棋ソフトは、一体何を考えているのか? 却って・・・不気味。 △4四角と打たれてみると、先手の6六銀を狙いつつ、△2六歩から飛車交換を目論んでいる。 飛車交換になれば、陣形が伸び切っている先手は堪ったものではない。 そして、交換後の△2六角が先手の3七桂取りになっている上、先手の受けが難しくなっている。 人間の心理を見透かしているのか? 疑心暗鬼に陥る。 *----------*----------* 【開催概要】 『電王戦合議制マッチ2016』 棋士軍とソフト軍による3対3の対局。棋士軍の指し手は合議により決定。 ソフト軍の指し手は各ソフトの候補手を基に多数決で決定。 多数決で指し手が決まらない場合は将棋電王トーナメント上位ソフトの候補手を採用。 日程:2016年12月31日(土)大晦日 対局カード:棋士軍 vs ソフト軍 棋士軍:森下卓九段、稲葉陽八段、斎藤慎太郎六段 ソフト軍:PONANZA、nozomi、大樹の枝 持時間:3時間(チェスクロック方式)、秒読み3分。 対局開始時間: 17:00 結果:156手で後手ソフト軍の勝ち 対局会場:ニコファーレ 代指し:新 電王手君(株式会社デンソー) 解説者:木村一基八段、野月浩貴七段 聞き手:香川愛生女流三段、室谷由紀女流二段 記録係:山口恵梨子女流二段 主催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟
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