将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

コンピュータ将棋考

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趙先生、悔しそうでしたね〜

昨日勝ったから、ちょっと緩んだかな?

まあ、これで面白くなりました。

ただし、私の判定は、終盤のポカで趙先生が負けたので、引分けです。

従って、人間の1勝1分。

第3局をコンピュータが完勝しなければ「互先はまだ早い」の烙印を押します。

『ニコ生』解説は高尾名人。抜群の解説でした!

高尾名人は思ったことをズバリと言うので面白い!

奥歯に物の挟まった様な解説は、我々視聴者にストレスが溜る。


その上、興味深かったのが、高尾名人が予想した手をZenが80%以上の確率で打ったこと。

聞き手の吉原六段が「名人と一緒ですよ〜」と感嘆しきり。

それどころか、高尾名人が候補に挙げた2〜3通りの予想手をZenは全部捉えていた。


手が異なる場合でも、高尾名人が「なるほど〜」と絶賛。

例えば、95手目のZen予想手14のL。(下に局面図あり)

吉原六段も理由を聞いて「なるほど〜格好いいですね〜」と何度も感心していた。

前々からZenの手は高尾名人と相性が良い、似ていると噂されていたらしい。

今回の高尾名人の解説で、Zenの強さが素人ながらよく解った。



さて、昨日のZenの敗因だったメロメロの終盤。

加藤さん、どう対策を施したのかと思ったら、「一手一手の考慮時間を1.6倍に調整しただけ」と局後語っていた。

加藤さんは、プログラム自体を修正しようと提案したらしいが、共同開発者の尾島陽児氏は反対したらしい。

自信あったんですね。

結果はそれが良かった。

昨日第1局の敗因は、終盤勝ちと判断して1目勝ちを目指してドンドン捨てて行った。

ところが計算間違いをしていて、実は負けていた。

それに気付いたときには手遅れ。モンテカルロ方式の欠点で、酔っ払いみたいな手を打ち出した。

これが、加藤氏の説明の概要。

なるほど、これは根本的な問題で、一晩で修正できる代物ではない。


イメージ 1
左:吉原六段  右:高尾名人


イメージ 2



イメージ 3
終局後。左:加藤氏 右:趙名誉名人


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【対局者、開発者、棋士の感想】

趙名誉名人「人間では気がつかない手を打たれた。次はもう少しましな碁を打ちたい」と語った。


加藤英樹(62歳)「感無量としか言いようがない。今日の趙先生はちょっと短気な印象を受けた。

昨日の様にじっくり打たれたら負けていたかもしれない。最終局も観戦に見合う対局にしたい」と意欲を見せた。


高尾名人「全局通してZenの良い所が出た。序盤は『アルファ碁』より強いんじゃあないか。

一貫性がないと言うか、柔軟性があると言うか、よく解らない手もあったが、私も参考にしようと思う手もあった。」


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【ニュース冒頭】

第2回 囲碁電王戦 趙治勲名誉名人(60歳) vs 『 DeepZenGo 』 三番勝負(連勝しても3局必ず打つ)の第2局が

東京都内の「ホテル・ニューオオタニ」で行われ、『 DeepZenGo 』が勝ち、成績を1勝1敗のタイとした。

日本の囲碁AIがプロ棋士にハンデなしの対局で勝つのは初めての快挙。

最終局となる第3局は23日に同所で行われる。


開催日: 2016年11月20日(日)

開始:13:00
終了:16:15

結果:179手にてZenの黒番中押し勝ち。


解説:高尾紳路名人、聞き手:吉原由香里六段

対戦ルール:

 19路盤。互先、先番6目半コミ出し。日本ルール。
 ソフトの貸し出しは無し。
      
 持時間:2時間/60秒の秒読み3回

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いや〜、趙先生、真剣な面持ちで打ってましたね〜(笑)

『ニコ生』のアンケートが興味深かった。

観戦者の7.4%が囲碁のプロ棋士。

アマ初段から高段者までが50%ほど。

驚いたのが、なんと、「ルールぐらいしか分らない」人が20.5%!

「その他(囲碁自体全く分らない人?)」が20.0%!

恐ろしい結果ですね。

普段囲碁番組に興味を示さない人が、40%も観戦していたんですからね。


「アルファ碁」が世界を席巻した余波でしょうか。

ならば、囲碁ソフトに詳しい人を解説に加えるべきです。



さて、対局の内容は如何に。

一力七段の解説の様子から、

Zenは3月頃に比べて、序中盤は格段に強くなっていた様です。

だって、当時3子でいい勝負だったんですからね。(注)

但し、終盤が弱くなった。

3月に小林名誉棋聖と同じく3子で対戦した「darkforest」に似ている。

「ディープラーニング技術」により序中盤は強くなったが、終盤が弱くなった。

さらに形勢不利になると、モンテカルロ技術の弊害で、初心者並みの疑問手の連発現象が起る。

3月までの「Zen」の長所が消えた。


終盤は、3月頃の「ZEN」に任せるのが、明日までのプログラム修正か。


さあ、明日、第2局。

楽しみです。


イメージ 1
左:万波三段  右:一力七段



イメージ 2
Zenの読み筋候補が、ABCDEの5通りで示される。


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【対局者、開発者、棋士の感想】


趙名誉名人「布石(序盤の段階)がめちゃくちゃ強いね。自分では悪いと思っていなかったけど、相当悪かったんだね。

悪いと知らずに打っていたのが、良かったのかも。2カ月前に(Zenが対局した)十数局の棋譜を見たが、

実戦で戦うと、また違った。とても楽しかった」

一方のZen開発チームの加藤英樹代表

「勝てると思ったんですが・・・。改良できるところは改良して、明日また頑張ります」


立会人の張栩九段

「ソフトの急激な進化も驚くべきことだが、プレッシャーがかかるなか打った治勲先生の精神力もさすが。

私ならちょっと遠慮したい」と苦笑い。


『ニコニコ生放送』で解説を務めた一力遼七段

「ソフトは終盤が課題かも。この状態なら3連勝もいけるのでは」

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【注解】

コンピュータ囲碁プログラムと棋士が19路盤で対戦する第4回電聖戦

開催日:2016年3月23日

場所:東京調布市「電気通信大学」

第1局、小林光一名誉棋聖 vs. darkforest(第9回UEC杯コンピュータ囲碁大会準優勝プログラム)

結果:231手にて小林名誉棋聖の白番中押し勝ち。

開発者:Facebook AI Research


第2局、小林光一名誉棋聖 vs. Zen(第9回UEC杯コンピュータ囲碁大会優勝プログラム)

手合割:3子の置碁、黒半目コミ出し

結果:263手にてZenの黒番4目半勝ち。

開発者:代表・加藤英樹


主催:電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション
協賛:株式会社 囲碁将棋チャンネル
後援:公益財団法人日本棋院 、一般社団法人人工知能学会、コンピュータ囲碁フォーラム

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【ニュース冒頭】

第2回 囲碁電王戦 趙治勲名誉名人 vs DeepZenGo 三番勝負(連勝しても3局必ず打つ)の第1局が

東京都内のホテル行われ、趙名誉名人が先勝した。

対局の様子は『ニコニコ生放送』で生中継された。


開催日: 2016年11月19日(土)

開始:13:00
終了:16:31

結果:223手にて趙名誉名人の黒番中押し勝ち。


解説:一力遼七段、聞き手:万波菜穂三段

対戦ルール:

 19路盤。互先、先番6目半コミ出し。日本ルール。
 ソフトの貸し出しは無し。
      
 持時間:2時間/60秒の秒読み3回

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先に宣言しておきます。

「DeepZenGo」と趙治勲名誉名人との勝負の評価ですが、

私は、結果の勝敗で、評価しません!


まず、序中盤と終盤に二分します。

そして、次の3パターンに分類します。

この評価は、全ての囲碁ソフトと対戦した場合にも共通です。


1.趙先生が、序盤〜終盤、終始優勢のまま勝ち切ったら、人間の完勝!


 互先(たがいせん)は、十年早い。

 2局目はコミなしの人間白番で十分。

2.趙先生が終始優勢にも拘らず、終盤凡ミスで落としたとしたら、

 「趙先生の勝ち!」としたいところですが、譲歩して互角としましょう。


3.囲碁ソフト側が序盤〜終盤、終始優勢のまま勝ち切った場合のみ、

趙先生を超えたと見做します。


しかし、異論が噴出をしそうです。

序中盤の形勢の評価は、一体誰がするのか?

答えは、高段者の棋士ですが、囲碁ソフトが人間を既に超えているとしたら、

形勢判断は逆転するのではないか?

そう、その疑問が頭を擡げます。

それはあります。

ですが、それは、囲碁ソフトが悉く世界のトップ棋士を破ってからの話。

一人や二人破ったからと言って、大局観がトップ棋士を越えているとは、認めません。

囲碁ソフトが完全制覇を成し遂げてから、今日を振り返って再評価すればいいだけの話です。


イメージ 1

***

「DeepZenGo」 ディープゼンゴ

趙治勲(ちょうちくん)名誉名人

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いや〜、初めて『ニコ生』のお知らせ速報からすぐさまアクセスしました。


来週、治勲先生とZenが、平手で、否、囲碁では互先ですね。

やるんですって!

スゲー!


囲碁を知らない私ですら、今日の会見は、大笑いしてしまった。

( 記者連中は笑いが少ないゾ! )

趙治勲名誉名人の自由奔放な話し振り。

もう、爆笑です!

囲碁を知らなくても、治勲先生が大盤解説なら、聞きに行きたい。


来週の土曜日から始まる三番勝負、待ち遠しいですね。


アルファ碁が衝撃的だった為に、マスコミには、やや色褪せて映るでしょう。

人間の棋士にしろ、囲碁ソフトにしろ、アルファ碁に勝たなきゃ意味がなくなっちゃいましたから。


しかし、私は、趙治勲 vs DeepZenGoで、十二分に興味をそそられる。


なぜか?


何と言っても、囲碁の内容の解説は勿論のこと、ソフトの説明もあるでしょうから。

アルファ碁は、ベールに包まれ過ぎてて、素人解説者の臆測しかなかった。

あれじゃあ、面白味に欠けます。



イメージ 1



治勲先生の記者会見での応答や説明は、実に分り易く、明快だった。

記者の「プレッシャーを感じておられるでしょう?」

との質問に

「いえ、全然!楽しみでしかない!」

と、笑って答えたんです。


いや〜、驚きました。

将棋界とは、雲泥の差です。

いえ、どちらが良いとか悪いとかの問題じゃあないんです。

きっと、突然、世界のトッププロが負けた所為でしょうね。

チェスと同じです。


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【ニュース冒頭】

第2回 囲碁電王戦 趙治勲名誉名人 vs DeepZenGo

世界最強囲碁ソフトを目指す、その名も『DeepZenGo』が囲碁プロ棋士界の生ける伝説『趙治勲』名誉名人に挑む注目の一戦!


<概要>


 三番勝負(連勝しても3局必ず打つ)

 開催日時

 第1局 2016年11月19日(土)
 第2局 2016年11月20日(日)
 第3局 2016年11月23日(水 祝)


 番組開始12:30
 対局開始13:00


 解説・聞き手

  第1局 解説:一力遼七段、聞き手:万波菜穂三段
  第2局 解説:高尾紳路名人、聞き手:吉原由香里六段
  第3局 解説:井山裕太六冠、聞き手:吉原由香里六段


 対戦ルール

  19路盤。互先、先番6目半コミ出し 日本ルール
  ソフトの貸し出しは無し
      

  持時間:2時間/60秒の秒読み3回

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〜 将棋ソフトは、潜在的迷惑 〜


棋士が色紙の詰将棋をWEB棋譜速報に載せることがある。


ある日、私は某七段が出題した十数手詰の問題を数分で解いて投稿した。

「凄い!奨励会員でも数分で解けるかどうか」と七段からお褒めに預かった。

また次の問題も数分で解いて投稿したら、何の音沙汰もなかった。


私は直ぐに察した。

私が将棋ソフトで解いた、と、誤解されている。

天地神明に誓うが、私は実力で解いた。


今でも憶えている。

七段の出題した第1問目の詰将棋は、香車の打ち換え問題だった。

実は、似た様な香車の打ち換え問題を前日に解いていたので、直ぐに閃いたのだ。

そのポイントさえ掴めば容易だった。


第2問目は憶えていない。

しかし、どういう訳か、数分で解けてしまったのだ。


詰将棋を解く練習をやっていると、たま〜に、絶好調の日があって、

中級問題をスラスラと・・・二三問(笑)解ける時がある。

それが、あの日だった。


私は七段を非難しているのではない。

逆の立場だったとしても、同様に疑った。

もし、将棋ソフトがこの世の中に無ければ、私は疑われずに済んだ。

逆に賞賛されていた。

将棋ソフトは、私にとって大迷惑なのである。


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