地震情報 2019年12月5日 23時56分 気象庁発表
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将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

対局制度考

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プロの対局における持時間は、WEB速報が普及した現在、ファンを楽しませる為の重要な要素だ。

二日制タイトル戦の一日目は冗長に感じる。

順位戦の持時間6時間も長過ぎる。

逆に、持時間が切れてからの1分将棋は短過ぎる。

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時間が無くなって1分しかないのでは、トイレへ行けない。

図々しい人は、自分が戻って来るまで相手が指さないことを期待してトイレへ行く。

相手が大先輩だと、新人は従わざるを得ない。

勝負の世界で、相手に気を遣わせたら有利である。

これは、図々しいどころの騒ぎではなく、卑怯である。

このようなことは勝負に影響する。

即刻解消すべきだ。

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もう一つ考慮すべきことがある。

観戦ファンが推理する時間、大盤解説者が解説する時間が必要だ。

1分将棋では、短い。

対局者の為でなく、ファンの為に必要だ。

従って、持時間を2時間短縮して、切れてからは、1分ではなく5分にしたらどうか。(補1.)

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更に、もう一つ考慮すべき点がある。

それは、記録係のことである。

対局者だけでなく記録係もトイレに行く時間が必要だし、大体から労働時間が長過ぎる。(補2.)

*----------*

現在、時間の計測は、奨励会員がストップウオッチで行っているが、チェスクロックへ替えるべきだ。

時間切れになったら、自動的にブザーが鳴るように。

今は、時間切れを人間が宣告することになっているので、図々しい棋士は、2〜5秒過ぎてから指している

ことも、時々あるらしい。(補3.)

しかし、若い奨励会員では、反則を指摘して負けを宣告出来ない。

その責任を奨励会員に担わせるのは酷だ。

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具体的には、
1.タイトル戦 二日制 持時間6時間、ストップウォッチ方式。切れたら1手5分以内。

 開始9時。昼食休憩60分。夕方6時休憩30分。1日目午後5時、封じ手。

2.タイトル戦 一日制 持時間3時間、チェスクロック方式。切れたら1手5分以内。

 開始9時。昼食休憩60分。夕方6時休憩30分。

3.リーグ戦、本戦 持時間3時間、チェスクロック方式。切れたら1手5分以内。

 開始10時。昼食休憩60分。夕方5時休憩30分。

4.予選 持時間2時間、チェスクロック方式。切れたら1手5分以内。

 開始10時。昼食休憩60分。午後5時休憩30分。夕方休憩なし。


なお、休憩は、不公平が生じない様に、前回休憩のときと逆の者の手番とする。
へ変更してはどうか。


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【補足】

補1.持時間を2時間短縮

 この時間の根拠は、終局までの平均手数を120手として、70手辺りで双方持ち時間を使い切ったとする。
 残り50手の半分が25手なので、1手5分で指すと125分。約2時間だ。


補2.記録係の労働時間

 現行制度だと、持ち時間6時間の順位戦の記録係は朝9時から夜中の24時迄かかる。
 感想戦まで付き合うと、27時になることもある。
 労働時間18時間である。
 あまりに長過ぎる。
 せめて最長15時間を目標にすべきだ。
 感想戦後の盤駒の片付けは、棋士がやればよい。

補3.〈後日記載〉
前回、順位戦のB級2組以下は、腐っていると書いた。

(「腐っている」とは故・芹澤博文九段、森鶏ニ九段の発言)

なぜなら、降級点制度があるからだ。(注1.)

毎年全敗しても9年間は食うに困らない制度だからだ。

早急に改善すべきだ。


では、具体的な私案を述べる。

1.クラスをA、B1、B2、C1、C2、D1、D2、E、フリークラスの9クラスとする。(注2.)

2.新四段は、D2から開始する。(三段リーグは年2回。新四段誕生4人。次点2回者もD2から開始)

3.降級点はEだけにあり、3度降級点をとるとフリークラスとする。

4.定員

  名人=1名
  A=10名
  B1=13名
  B2=15名
  C1=15名
  C2=15名
  D1=15名
  D2=15名
  E=無制限
  フリークラス=無制限

  但し、D2の定員は、昇級降級の関係で13名〜16名に変動する場合がある。


5.A〜Dまで、各クラス総当り。Eは、抽選で相手を決め11局。

6.昇級と降級

  A  挑戦者1人、降級2人
  B1 昇級2人、降級4人
  B2 昇級4人、降級7人(うち下位3人はC2へ)
  C1 昇級4人、降級6人(うち下位3人はD1へ)
  C2 昇級6人(うち上位3人はB2へ)、降級6人(うち下位3人はD2へ)
  D1 昇級6人(うち上位3人はC1へ)、降級5人(全敗の場合Eへ)
  D2 昇級8人(うち上位3人はC2へ)、降級5人
  E  昇級3人、降級点(下位20%の者)

7.昇段

  DからCへ昇級するすると五段
  CからB2へ昇級すると六段
  B2からB1へ昇級すると七段
  B1からAへ昇級すると八段
  その他、規程に由る昇段。

8.対局の持時間

  A=5時間、B1=4時間、B2〜E=3時間
  
  A級以外は、夕食休憩なし。

9.千日手指し直し局は、30分の休憩後、残り時間に1時間加える。

10.持将棋は、現行の24点法ではなく27点法にする。(決着が着き易い様にする。)

11.将棋会館から外出しての食事はしないこと。

12.携帯電話を始めとする電子機器は、対局前にロッカーに入れ対局が終了するまで持ち出さない。


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【私案の特徴】

1.降級点をE級だけにした。

2.昇級降級人数枠を増やした。

3.全クラス総当りにして不公平を取り除いた。

4.持ち時間を減らした。

  現行の全クラス6時間は、長過ぎる。

5.第11項、第12項は、コンピュータ将棋ソフトを利用したカンニングなどを懸念したものだ。

  しかし、将棋界には米長語録のモラルがあるので、必要ないかも知れない。

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【懸念】

私案は、年齢を重ねた棋士には厳しいものかも知れないが、勝負の世界だから、こうあるべきだ。

しかし、将棋界は囲碁界と違って、フリークラスになると食べて行けない。

囲碁界の場合、指導など対局料以外の副収入の機会が多くトーナメント棋士でなくても食べて行けると聞く。

この点、将棋界はフリークラスになっても、食べて行けるような仕事の機会を作ってあげるべきだ。

最近では、引退棋士の立会人などが新しい試みの様で、非常に良いと思う。


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【注解】

注1.降級点制度

 現行の制度で、B級2組以下のクラスでは、成績が悪くても1度で降級することはなく、成績下位の20%
 (小数点以下の端数は切り捨てるので、たとえば参加者が46人のときは9人)に「降級点」がつけられる。
 降級点はB級2組とC級1組では2つ累積、C級2組では3つ累積すると降級する。
 降級点を持った棋士が勝ち越すか、2期連続で指し分ける(5勝5敗)と、降級点を1つ消すことができる。
 ただし、C級2組の1個目の降級点は、昇級または降級しない限り消えない。


注2.「A」は「A級」の略。「B1」は「B級1組」の略。以下同様とする。

注2.フリークラスとは、順位戦に参加しないことを意味する。順位戦以外の棋戦には参加できる。

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将棋界の順位戦制度は、二十数年前から改革が叫ばれながら、実現しないままになっている。

現在の順位戦は、A級とB級1組を除いて、腐っている。

(「腐っている」とは故・芹澤博文九段、森鶏ニ九段の発言)

早急に改革すべきなのだ。



ファンは、生活を賭けた真剣勝負だからこそ、お金を払ってでも観たいと思う。

「 将棋は勝負だ。勝負の道は厳しくなければいけない。 」

とは、故・木村十四世名人の名言だ。(注)

不勉強でいい加減な態度で対局に臨む棋士の将棋など観たくもない。

このファン心理が、将棋界成立の前提である。


将棋に限らず、野球、テニス、サッカー、格闘技など、プロの世界は全て実力による競争だ。

年齢、国籍、肌の色に関係なく、勝った者が上であり、負けた者が下である。

勝った者が多額の賞金を得、負けた者は僅かしか得ることができない。

これが、プロの世界だ。


この前提が崩れ、生温い世界になると、その世界は腐って行く。

プレイヤーが努力しなくなる。

白熱した真剣勝負が発生しなくなる。

挙句の果ては、ファンが遠のく。


今頃、黄泉の国で木村十四世名人が嘆いているに違いない。

将棋界もファンに見捨てられないうちに手を打つべきだ。


イメージ 1

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【順位戦制度の歴史】

1935年(昭和10年)東京日日新聞の主催で、第1期名人戦の特別リーグ戦が開始される。
1946年(昭和21年)第1期順位戦が開始される。八段の棋士をA級、七、六段をB級、五、四段をC級とする3クラス制であった。
1948年(昭和23年)C級を1組と2組に分割し、A級を10名、B級とC級1組を20名とする定員制をもうける。(会長:渡辺東一)
1961年(昭和36年)B級2組以下で降級点制度を導入する。(会長:原田泰夫)
1971年(昭和46年)順位戦の制度改革の議論が長引き、B級1組以下は11月から開始。(会長:丸田祐三)
1994年(平成6年) 順位戦に参加しない、フリークラス制度が設けられる。(会長:二上達也)

【順位戦制度の事件】
1982年(昭和57年)に故・芹澤博文九段が、『対局全敗宣言』をし、物議を醸した。
理由は、『競争原理が働くはずのプロが、全敗でクラスも落ちず(当時はC級2組からの降級はなかった)、給料を貰えるのはおかしい』という一種の提言であった。当時の会長は大山康晴であった。

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【注解】

 木村義雄 第一代実力制名人。五期保持し、十四世名人を襲名。

 木村は順位戦構想を打ち出した。

 「将棋は勝負だ。勝負の道は厳しくなければいけない。厳しいとはどういうことか、
 その人の地位、名誉、生活に密接な影響がなければいけない。玄人になった以上は
 それがヒシと身に堪えるものでなければいけない。」

 <出典>
 『20世紀のファイルから−証言・あの時、あの人−』シリーズ 『第72話:棋士列伝』
  制作:東北新社/ヒストリーチャンネル・ジャパン 2004年6月19日放送

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