将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

大盤解説、観戦記

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今後の将棋界の発展は、WEBコメントと女流棋士。

第2番は、女流棋士。

女流棋士の活躍、または、若い女性ファンが増えることが、将棋界発展の鍵となる。


過去、最も女性ファンが急増したのは、羽生善治がタイトルを取り始めた19歳頃だ。

将棋を全く知らない女性が大盤解説会に現れ、羽生の著書を全巻購入する現象が起きた。


男性棋士の中に若くてイケメンが数人居れば女性ファンが増えるかも知れないが、

容姿で棋士の資格が取れる訳ではない。


従って、ジャニーズとか韓国のタレントとの様な方法でファンを増やすのではなく、

カラオケ、または、楽器演奏のようにファン自身が演じる側になってもらう。


将棋というものが、知的で面白い、楽しい、カッコ良いということを知ってもらう。

その対象とするのが、男性ではなく、若い女性。

そして、そのバロメーターが、女流棋士の数。

特に、女性で初の四段(=棋士)が誕生すれば、相当な影響があるだろう。


1月7日里見香奈が女性で始めて初段に昇段しただけでも、マスコミの取り上げ方は大きかった。

四段になれば、羽生二冠が七冠制覇したとき以上の大ニュースになるだろう。


その前に、なぜ、若い女性がターゲットなのか。

団塊世代のオジンでは駄目なのか?

答えは、全然ダメ!


多くの男なんて、女性が向かうところへ着いていくのです。

男なんて、ほっといてもいい。

男は、女性の為に働いているようなものだから。


「 俺は、嫁さんの為じゃあなく自分の為にお金を使っている! 」と豪語するお兄さん!

本当ですか?

じゃあ、なぜ、飲み屋の女の子に高額な指輪をプレゼントするの?

なぜ、ロレックスを着けて、高級外車を乗り回すの?


「 甘い言葉に騙されたりしません! 」なんてお怒りになる、そこの紳士!

貴方は、本当の恋をしたことが無いか、もしくは、モテないんです。

可哀想に!


簡単な構図を示しますと、

先頭には、ごく僅かのイケメン男性が居る。

 --- ここで言うイケメンとは、顔の良さではなく、色々な意味でのトップ走者の意味 ---

それを多くの女性ファンが追っかけている。

そして、その女性を追っかけて、我々多くのモテナイ男が居る。(笑)

と、まあ、こういう背景なのです。


私は、若い女性に媚を売れと言っているのではありません。

将棋の魅力を伝えよう、知ってもらおうと言っているのです。

そして、将棋をトップ走者にしよう!と。
明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願いします。

今後の将棋界の発展は、WEBコメントと女流棋士。

第1番は、WEBコメント。

WEBコメントは、新聞や雑誌の観戦記と完全に交代した。

リアルタイムの観戦記であり、控え室で研究する若手棋士の解説が聞ける。

どっちが優勢か、意見が分かれることも、多い。

控え室の予想手順を対局者が裏切ることがしばしばあり、控え室は、面目を失したようで嫌がるが、

我々ファンは、却って、広く深く解り、嬉しい。

終局後1時間くらいで、感想戦の内容がコメントに追加されるので、「一粒で三度美味しい」感じだ。

これは、スタッフの献身的な努力の賜物だ。

最早、WEBコメントは、雑誌や新聞の観戦記を凌駕した。


WEBコメント以外にも「観戦ブログ」「応援掲示板」「WEBカメラ」「棋士ツイッター」など

もあり、対局中の棋士の様子だけでなく、昼食、夕食メニューも公開される。

タイトル戦になると、両対局者に固定されたWEBカメラ(1分間ごとに更新する静止画面だが)で、
対局者の様子をリアルタイムで観ることもできる。

恰も、現地の大盤解説会に参加しているかのような充実したサービスだ。

イメージ 1

通信が発達した現代では、研究が日進月歩。
一週間前の将棋の結論は、既に変わっている。

新聞や雑誌の観戦記の対象となる将棋は、一二ケ月前のものだ。
読んだ時点では、古い。

今や、観戦記は、リアルタイムの解説でなければ意味が無くなったのだ。

雑誌や新聞に載る観戦記は、指し手の解説だけでは、面白味が半減した。
違う面白味を求めなければならなくなった。


これからの将棋界の発展は、このWEBコメントの充実が重要だ。

従って、スタッフの能力向上が大きなウェートを占めるだろう。

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【用語解説】

WEBコメントとは。
インターネットでタイトル戦などを観戦できるのだが、その棋譜再現画面の下に記入されているコメントのこと。

棋譜入力するスタッフが、控え室で研究する棋士の解説を拾い集めて入力するのが主。
データベースから過去の局面を検索し、新手の分岐点も教えてくれる。
また、対局中の棋士の仕草とか、表情などの様子も書かれている。
先日、プロ棋士が、テレビの解説やタイトル戦の大盤解説をする場合に注意して欲しいことが5つある、
と書いた。

今回は、その5つに1つ追加したい。

前の五箇条は、最低限の条件である。

今後、普及ということを考えると、これでは物足りないことに気づいた。

普及とは、新しい将棋ファンを獲得することだ。

新しい将棋ファンとは、将棋の初心者であり、将棋界のことを知らない人達だ。

そういう人達を意識した大盤解説をしなければならない。

従って、大盤解説で注意すべき追加一箇条は、
視聴者の興味をそそり、厭きさせないようにする話術を習得せよ。

または、将棋好きの芸能人を聞き手役に起用せよ。

指し手の意味の解説はもとより、対局者のエピソードなどを上手く織り交ぜられなければならない。

そういう話術を備えた棋士は、現在二三人しかいないだろう。

筆頭は、内藤国雄九段である。

次に、米長邦雄永世棋聖・連盟会長だ。

要するに、将棋関係の友人知人だけでなく、あらゆる業界の人と交流があり、

将棋以外にも博識な人物である。


こんな人物を養成することは、一朝一夕に出来ない。

従って、即席でそれを補うには、将棋好きで話し上手な芸能人に聞き手役として登場して貰うことだ。


しかし、漠然と芸能人を起用すればよいというものではない。

きちんんとした目的説明と、役割を理解して貰い、リハーサルを含めて、周到な準備をするべきである。







 故芹沢博文九段の名言・逸話に、
「 米長と二人して、名人谷川浩司を乗せたタクシーに最敬礼した 」
と、いうのがある。私が最も気に入っている逸話の一つだ。(注1.)
「 ( 自分は ) 将棋を6%しか理解できていない 」
も、将棋界だけでなく囲碁界も含め、永遠に残るだろう。(注2.)
そして、
「 棋譜は材料。観戦記者 ( 解説者 ) は料理人 」
は、端的に、観戦記者や解説者の役割を言い当てている名言だ。(注3.)



将棋の棋譜だけを、我々アマチュアがいくら眺めても、何も伝わってこない。

しかし、プロが観れば、対局者の読み筋は固より、気合、勇気、迷い、苦悩、決断などの察しがつく。


料理に喩えれば、ゴーヤみたいなものだ。

材料そのままなら、苦味が強くて、万人に好まれない。

しかし、プロの料理人にかかれば、苦味が消えて、栄養満点の美味しい料理に変わる。

従って、

将棋の普及には、名観戦記者や名解説者が必要不可欠なのだ。


*----------*----------*
【注解】

注1.「名人谷川浩司を乗せたタクシーに最敬礼した」
注2. 「将棋を6%しか理解できていない」
注3.「 棋譜は材料。観戦記者は料理人」

 『王より飛車が好き』 芹澤博文著 サンケイ出版 1984年12月15日発行 p.229
 以前にも書いたが、プロ棋士が、テレビの解説やタイトル戦の大盤解説をする場合に
注意して欲しいことが5つある。

 これは、将棋の普及を願う一ファンの切望だと耳を傾けて欲しい。

一つ目は、自信を持って言い切るべし。
良い例
「 ここでの候補手は、三つです 」
「 ここでは、この一手です 」
「 こんな手をプロは指しません 」

などなど、断言して貰いたい。

悪い例
「 う〜ん。・・・多分、この手が最善手だと思いますけど・・。分かりませんけどね。・・・」
「 絶対、この手は指しません。なんて言ってると、指すんですよねえ 」

などと、保険をかけるような言葉をつなげる必要はない。


なぜ断言できないか、三十年以上もファンをやっているから理解している。

近年は、二十年以上昔の手筋や常識が通用しない。

解説者が「 この手を指せば優勢 」 と予想し、大方の対局者もそう指した。

ところが、現在は、予想と違う手を対局者が指す。

その上、形勢は予想に反している場合があり、解説者が恥をかくことがしばしば。

だから、口篭る。

その辺りの解説役の心情は、十分理解している積りだ。

しかし、それでも、視聴者のために、解説では言い切って欲しい。

そうすれば、解説がすんなり頭に入り、対局者の必死さも伝わってくる。

たとえ、対局者が解説と違う手を指しても、解説者は恥じる必要は無い。

それが、好手だったら、絶賛すればよいだけなのだ。
特にタイトル戦で

ファンは、解説者の予想が当たれば当たるほど、興味を失う。


二つ目は、

「 そうですね 」
「 まあ、あの〜 」
「 え〜 」

という感動詞は、使うべからず。

特に、「 そうですね 」 が多過ぎる。
耳障りを通り越して、雑音である。

誰も注意しないのが、不思議なくらいである。

将棋界のために、誰か、話し方教室を開講してくれ。


三つ目は、

最新戦型の解説になった場合、情報に疎い棋士は、奨励会員を聞き手役に付けるべし。

高齢の棋士は、話し方は上手いのだが、最新戦型の情報に疎い。
我々ファンの方がよく知っている。

奨励会三段クラスは、情報に敏感なので、聞いていて気持ちが良い。
だから、解説に自信がないプロ棋士は、奨励会員を聞き手役に付けるべきだ。

大盤解説は、漫才のように大体二人でやる。

「 解説役 」 と 「 聞き手役 」。
この「 聞き手役 」 は、大盤の駒を動かすと同時に、視聴者になった積りで、「 解説役 」 に質問する。
要するに、漫才のボケ役である。

四つ目は、

聞き手役と解説者の会話が被るべからず。

生活の中で、親しい二人の会話が盛り上がったときに、言葉が被ることはよくある。
相手が喋り終わらないうちに、自分が喋ってしまう状況だ。
傍目には、わあわあ騒いでいるだけで、何を喋っているのか分からないが、二人には、お互いの言葉はよく聞こえている。

ところが、これをテレビ解説などでやられると、一体何を喋っているのか、全く分からなくなる。
たとえ、語尾を遮っただけでも、視聴者は聞き苦しいものである。

聞き手役、解説者共に、相手が喋り終わってから喋ること。

いや、むしろ、相手の質問を復唱してから、答えるくらいが丁度いい。

五つ目は、

あらゆる変化手順を解説すべし。

視聴者は、初心者からアマ五六段レベルまで居る。
現在のテレビ解説は、大体、アマ初段以上を対象にしているような気がする。

関西棋士が大盤解説をやると、隅々まで変化手順を説明してくれて、質問を受け付けてくれる。
初心者からアマ五六段レベルまで、皆、満足して帰れると言うものだ。

テレビ解説も、その辺りまで気を配って欲しい。






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