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私が一番驚いたのが、深浦が▲7五歩と手を戻した局面。 【図1. 69手目▲7五歩まで】 深浦は、1筋〜5筋を突き捨てて、複雑な局面を作った。 カウンター狙いの準備。 後手が下手な攻めをしてくれば、一撃で決めてやろうという魂胆である。 後手の手番。 プロの第一感は、△6四歩だそうだ。 なるほど! 働いていない△7三銀に活を入れようという訳である。 しかし、解説の橋本八段曰く、一目間に合わない。 う〜ん・・・ 目ぼしい手が無い。 と、なると、この局面に導いた深浦九段の深謀遠慮か。 きっと、10人の棋士に問えば、全員、先手優勢、若しくは、先手勝ち易いと答えるだろう。 さあ、藤井四段、どうする? 答えは 【図2. 70手目△5四金まで】 はあ? 唯でさえ弱体化している囲いの金を斜めに動かし、離れ駒を作る? 信じられない。 恐らく、深浦は全く予想していなかっただろう。 この後の指し手もよく解らない。 解説の橋本八段も、「こう指すもんなんですかねえ」と歯切れが悪い。 図2以下 ▲3三桂成 △同金 ▲4五歩 △7一角 ▲3四飛 △同歩 ▲4三銀 △7七歩 ▲同桂 △7六歩 ▲同金 △3八飛 ▲5四銀成 △2六角 ▲3七歩(図3) 【図3. 85手目▲3七歩まで】 解説の橋本八段が「 私なら、この局面、悪手を指す自信があります! 」と言い放った。 的確な表現だ。 本当に、そうである。 何を指して良いのか、どの駒を動かしたら良いのか、解らない。 ▲3七歩は、A級の手である。 鍛えの入った手である。 ところが、藤井四段は、ここから、いとも簡単に攻めを繋いで勝ちきってしまった。 *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 七番勝負の対戦相手は次の通り。 第1局 増田康宏 四段 第2局 永瀬拓矢 六段 第3局 斎藤慎太郎 七段 ※対局時は六段 第4局 中村太地 六段 第5局 深浦康市 九段 第6局 佐藤康光 九段 第7局 羽生善治 三冠 *----------* 【第5局】 初回放送日時:平成29年4月9日(日)夜7時〜 ▲深浦康市 九段(45歳) vs △藤井聡太 四段(14歳) 持時間:各1時間(チェスクロック方式)、切れたら30秒 結果:122手で後手藤井の勝ち。 解 説:橋本崇載 八段 聞き手:山口恵梨子 女流二段 司 会:永田実
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気になる将棋
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『高速の寄せ』の谷川浩司九段が若い頃、「 早く終盤になればいい 」と呟いた。 羽生三冠もデビュー当時を振返って「 序盤はいい加減だった 」と述懐している。 ところが、藤井聡太四段は、終盤だけでなく、序盤中盤も隙がない。 それどころか、中盤で瞠目すべき手を見せる。 異次元、格の違い・・・ 今までの常識、感覚、大局感に無い手を披露するのだ。 高々、14歳ですよ。 将棋を覚えて僅か9年程度。 にも拘らず、完成されているかのよう。 「天才」と云う表現が将棋界では、頻繁に使われますが、彼こそ本物の「天才」です。 さて、第4局、関東の若手のホープ、中村太地六段が相手。 堂々たる角換腰掛銀で、中村が先攻。 桂馬を交換して後手中村が、△7六歩と叩いたところ。 【図1. 50手目△7六歩まで】 ▲同銀と取れば△6六桂が見えている。 当然、ノータイムで▲6六銀と躱す・・・はず・・・ ところが、藤井は、▲同銀と取った。 中村は内心、驚愕したに違いない。 図1以下 ▲7六同銀 △6六桂 ▲6七金 △7八桂成 ▲同玉 △3一玉(図2) 【図2. 56手目△3一玉まで】 守りの金と攻めの桂の交換。 当然、後手優勢と、誰もが評価する。 ところが、ここから、あっ!と云う間に先手が優位を築いて、勝ってしまった。 中村には悪いが、否、増田も、斎藤も・・・ 格の違いを見せ付けられたのではないか。 *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 七番勝負の対戦相手は次の通り。 第1局 増田康宏 四段 第2局 永瀬拓矢 六段 第3局 斎藤慎太郎 七段 ※対局時は六段 第4局 中村太地 六段 第5局 深浦康市 九段 第6局 佐藤康光 九段 第7局 羽生善治 三冠 *----------* 【第4局】 初回放送日時:平成29年4月2日(日)夜7時〜 ▲藤井聡太 四段(14歳) vs △中村太地 六段(28歳) 持時間:各1時間(チェスクロック方式)、切れたら30秒 結果:117手で先手藤井の勝ち。 解 説:鈴木大介 八段 聞き手:中村桃子 女流初段 司 会:永田実
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この企画は、『 カンニング疑惑 』の失態を挽回する為のイベントだ、と、誰もが僻目に勘繰った、だろう。 連盟は、救世主の出現に感謝したって感じかな? ところがドッコイ! 藤井君は、そんな邪推を完全に払拭してくれました。 羽生さんが若いときにNHK杯戦で放った▲5二銀の奇手を毎回見せ付けられている印象です。 凄い! 実は、皆さんご存知でしょう。 昨夜、藤井君は第5局の深浦九段にも勝ったんですよ。 七番勝負、4勝1敗の勝ち越し。 勿論、康光九段、羽生三冠が残っているものの、十分評価に値します。 さて、第3局の相手は斎藤慎太郎 六段、22歳です。 稲葉 28歳、糸谷 28歳、豊島 26歳の関西の三羽烏に次ぐ関西期待の新鋭です。 私は、密かに名人候補と見初めています。 いくら天才の藤井でも、まあ、今回は勝てないだろう、と、予想していました。 ハイライトは、序盤の35手目▲2二銀不成でしょうか。 戦型は、永瀬に続いて斎藤も、ゴキゲン中飛車。 【図1. 35手目▲2二銀不成まで】 ▲2二銀不成の局面。 対して後手は狙われていた角が逃げ、金も躱して3四へ。 先手失敗の図に映ります。 解説の鈴木八段も「不成」の意図が解りません。 並の新四段が指したのなら「これは疑問手です!」と一刀両断にしたところですが、遥か格上が指した時のような謎めいたニュアンス。 豈図らんや、4手後に感嘆した。 【図2. 39手目▲2二銀成まで】 香車を取った1一銀を、放っておいても取られるにも拘らず、1手掛けて▲2二銀成! △同角に▲2六飛。 これで、先手優勢! 凄い! 単に詰将棋が得意な若者じゃあないんですね。 中盤力、大局観も相当なものです。 *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 七番勝負の対戦相手は次の通り。 第1局 増田康宏四段 第2局 永瀬拓矢六段 第3局 斎藤慎太郎七段 ※対局時は六段 第4局 中村太地六段 第5局 深浦康市九段 第6局 佐藤康光九段 第7局 羽生善治三冠 *----------* 【第3局】 対局日時:平成29年3月26日(日)夜7時〜 ▲藤井聡太 四段(14歳) vs △斎藤慎太郎 六段(22歳) 持時間:各1時間 結果:91手で先手藤井の勝ち。 解 説:鈴木大介 八段 聞き手:中村桃子 女流初段 司 会:永田実
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いや〜、永瀬六段、タイトル戦並の本気中の本気でしたね。 模範演技、お祭りの席上対局、所謂、エキシビジョンマッチですよ。 戦前、私は、全然期待してなかったのですが、いや、いや、 とんでもない、もう公式戦に格上げすべき内容です。 勿体無い。 まあ、でも、お祭りのお蔭で生放送で観戦できたんだから、将棋ファンとしては嬉しい。 考えてみれば、若手のホープと称されている永瀬、斎藤、中村は、 藤井の出鼻を挫いておきたいのは、当然ですね。 次の公式戦で嘗められる訳にはいかない。 出る杭は打つ! 本局、永瀬は意識的に早指し、52手目△3四歩まで5分程しか使っていない。 片や藤井は、1時間のうち30分を消費。 【図1. 52手目△3四歩まで】 ここで再び藤井が少考。 指したのは▲3六成銀。 【図2. 53手目▲3六成銀まで】 一瞬何の意味か解らない。 私なら、第一感、▲2七成銀です。 後手の△2八飛や△2八歩を防いでね。 それで悪くないように思いますが、天才の発想は違いますね。 しかし、ここが勝負どころと捉えたか、永瀬は初めて少考。 決然と売られた喧嘩を買って、△2八飛! この後、永瀬の作戦通り、竜を自陣に引き付けてジワジワと優位を拡大、 藤井の終盤力を発揮させなかった。 *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 七番勝負の対戦相手は次の通り。 第1局 増田康宏四段 第2局 永瀬拓矢六段 第3局 斎藤慎太郎七段 ※対局時は六段 第4局 中村太地六段 第5局 深浦康市九段 第6局 佐藤康光九段 第7局 羽生善治三冠 *----------* 【第2局】 対局日時:平成29年3月19日(日)夜7時〜 ▲藤井聡太 四段(14歳) vs △永瀬拓矢 六段(24歳) 持時間:各1時間 結果:114手で後手永瀬の勝ち。 解 説:杉本昌隆 七段 聞き手:中村桃子 女流初段 司 会:永田実
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羽生さんが出現したとき以上じゃあないでしょうか。 大山、升田、芹澤に藤井聡太を見せたかった。 私は、森下九段の大ファンであり、その秘蔵の弟子、増田四段を応援しています。 だから、新人王戦に優勝するのは当然です。 大好きな森下九段には申し訳ないが・・・ この一局、 公式戦に格上げしたらどうですか!? 昔、中原vs米長戦の席上対決が、あまりに好局だったので、公式戦とされました。 まあ、しかし、色々問題が発生しますよね。 藤井四段、楽しみですねえ。 追伸 トリトンさんに教えて頂きました。 AbemaTVは、無料です! 私の大好物の将棋、麻雀、格闘技が満載でした! *----------*----------* 【藤井聡太四段 炎の七番勝負〜New Generation Story〜】 師匠の杉本昌隆七段(48歳)は、七番勝負では羽生善治三冠(46歳)などトップ棋士がずらりと並ぶが 「全部負けてしまうかもしれないが、逆に全部勝ってもそんなに驚かない」とコメントした。 弟子に取った時から「びっくりするくらいの才能を持っていた」と認める逸材だけに、デビュー以来の好調ぶりも想定内だ。 「最年少四段の記録を打ち立てたわけですから、次は最年少のタイトルを期待しています」と語る。 七番勝負の対戦相手は次の通り。 第1局 増田康宏四段 第2局 永瀬拓矢六段 第3局 斎藤慎太郎七段 ※対局時は六段 第4局 中村太地六段 第5局 深浦康市九段 第6局 佐藤康光九段 第7局 羽生善治三冠 *----------* 【第1局】 対局日時:平成29年3月12日(日)夜7時〜 ▲藤井聡太 四段(14歳) vs △増田康宏 四段(19歳) 持時間:各1時間 結果:95手で先手藤井の勝ち。 解 説:杉本昌隆 七段 聞き手:中村桃子 女流初段 司 会:永田実 2016年度の新人王を獲得した強敵増田に藤井はどう挑むのか。 現役プロでは2人だけという注目の10代対決! 藤井が関西の天才なら、増田は関東の天才である。
増田も13歳で三段に昇段し、14歳四段に限りなく近づいた天才少年。 16歳でプロデビューしてからは、公式戦でも高勝率、好成績を収めている。 |





