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注目は、復帰した里見と、言わずと知れた都成。 さらに、私の注目は、西田、杉本の2人だ。 13勝しながら昇段出来なかった例の中に、この2人が挙がっていたからだ。 この法則を守って貰わないと困るのである。フフフ そうそう、それとブログ友達のでででさんが応援している黒田君だ。 計5人である。 【第58回三段リーグ 一部抜粋】 一人一人みていこう。 里見香奈 11月15日の例会が1勝1敗で、計2勝4敗。OK!OK! この調子なら8勝できるかも知れない。 兎に角、全力で指して、どこまで届くのか、それを知ることだろう。 喜ばしいのは都成竜馬! 惜しくも1敗を喫したが、現在5勝1敗。 新人王の実力があるのだから、今期こそ昇段して欲しいと切に願う。 黒田尭之君も、上々のスタート! 4期目で2度目の5勝1敗の出だしだ。 開始順位5位と非常に良い。 大いに期待が持てる。 西田拓也 3敗目を喫して厳しくなったが、頑張って欲しいものだ。 杉本和陽 まだ第3回例会が終了していないが、3勝1敗。 2連勝を期待する。 *----------*----------* 【第58回三段リーグ】 2015年10月〜2016年3月 メンバー30名 最年少17歳、最年長25歳 *----------*----------* 【プロフィール】 里見香奈 1992年3月2日生、23歳 出身地 島根県 師匠 森けい二九段 現在女流三冠(女流名人・女流王位・女流王将) 都成 竜馬(となり りゅうま) 1990年1月17日生、25歳 出身地 宮崎県 師匠 谷川浩司九段 第44回(2013年)新人王戦優勝 西田拓也 生年月日 不明。24歳 出身地 京都府 師匠 森信雄七段 杉本和陽 1991年9月1日生、24歳 出身地 東京都 師匠 伊藤能 黒田尭之 生年月日 不明。19歳 出身地 愛媛県 師匠 畠山鎮七段 *----------*----------* 【参照】 三段リーグ。その1。はじめに
三段リーグ。その2。勝数 三段リーグ。その3。在籍期間 三段リーグ。その4。続・在籍期間 三段リーグ。その5。在籍期間と勝率 三段リーグ。その6。タイプ別 三段リーグ。その7。天才型糸谷 三段リーグ。その8。秀才型鈴木 三段リーグ。その9。晩成型西川 三段リーグ。その10。我慢型斉藤、佐藤天 三段リーグ。その11。努力型木村 三段リーグ。その12。爆発型 三段リーグ。その13。ラッキー型 三段リーグ。その14。特異な人。伊藤 三段リーグ。その15。在籍者。宮本 三段リーグ。その16。在籍者。都成 三段リーグ。その17。大卒棋士 三段リーグ。その18。10年後 三段リーグ。その19。第54回 三段リーグ。その20。星野、宮本が新四段に! その21。特異な人。1期抜け その22。特異な人。阿部光瑠 その23。特異な人。三浦 その24。特異な人。片上 その25。総括 追伸その1 追伸その2 |
奨励会三段リーグの統計
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第56回三段リーグを黒田君が、12勝6敗で終えたと仮定して、今後、黒田君はどうあるべきか? と、問うたところ、でででさんが、私の過去の記事に目を通して下さったらしく、 「 努力型 」でしょうか、と私の考えをズバリ当ててくれた。 もう私の出る幕はなくなったが、本家本元としてケジメの解説だけはしておこう。 黒田尭之三段の第56回までの成績は、次の通りだ。 第56回は、未だ終了しておらず、3月14日に最終例会(2局)を残しているが、
黒田君が2連勝し、12勝6敗で終えると期待しての成績表だ。 前にも書いたが、第55回まで勝率0.333は、悪すぎる。 今回12勝しても、0.417で5割に届かない。 もし、次回第57回を14勝したとしても、通算勝率0.489で、やはり5割に届かない。 勿論、14勝すれば、四段の可能性は大いにある。 そうなれば、爆発型だ。 12勝以下で昇段すれば、ラッキー型。 良くない。 三浦弘行(現九段)の0.519が最低ライン。 私は、黒田君の将来を考えると、「 努力型 」であって欲しい。 あと4期、2年は、三段リーグで修行すべきだと思う。 4期を全て13勝の成績なら、通算勝率0.569となり、合格ラインの.550を超える。 まあ、無理に居座る必要はないのだが・・・ 手本とすべきは、木村一基(現八段)阿部健二郎(現五段)だと思う。 *----------*----------* 【参照】 その1。はじめに その2。勝数 その3。在籍期間 その4。続・在籍期間 その5。在籍期間と勝率 その6。タイプ別 その7。天才型 その8。秀才型 その9。晩成型 その10。我慢型 その11。努力型 その12。爆発型 その13。ラッキー型 その14。特異な人。伊藤 その15。在籍者。宮本 その16。在籍者。都成 その17。大卒棋士 その18。10年後 その19。第54回 その20。星野、宮本が新四段に! その21。特異な人。1期抜け その22。特異な人。阿部 その23。特異な人。三浦 その24。特異な人。片上 その25。総括 |
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奨励会三段リーグについての記事を読んで下さった、でででさんは、黒田尭之三段を応援しているとのこと。 私も応援しようと思う。 そこで今回は、黒田君の三段リーグ突破の可能性を探って見よう。 実は三年前にも、同様のケースで天野貴元君を応援することになった。 残念ながら四段になれず退会したが、この度、三段リーグ編入試験を受けるそうだ。 いや〜、復活できそうですね。 皆さん、是非、応援お願いします。 では、黒田君の三段リーグでの成績をみて見よう。 見ての通り、参加以来、ずっと負越し。 通算勝率.333 これでは、上れっこない。 しかし、今第56回では、現在10勝6敗(2月15日現在) 初の勝越しを決めた。 おお! おめでとう! 現在の成績順位が11位、開始順位が33位だから、今回の昇段はない。 だが、あと2連勝して12勝6敗で終えれば次回が楽しみだ。 さて、ここで問題。 仮に黒田君が、12勝6敗で第56回を終えたとしよう。 17歳 おそらく高校2年生 次回第57回リーグのときは、高校3年生。 皆さんは、今後、黒田君がどうあるべきだと思いますか? *----------*----------* 【参照】 |

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いや〜、予想が外れました。 それも二転三転の大外れ。 今回の三段リーグ、私の期待は2名。 都成竜馬(24歳)と増田康宏(16歳) 都成は、17歳のとき第42回三段リーグに上り、7年になる。 新人王戦で優勝する実力を備えながら中々突破できない。 13勝が、どうしても出来ないのだ。 師匠の谷川九段は自分のこと以上に気にかけているに違いない。 増田は、14歳のとき第51回三段リーグに上り、2年になる。 5人目の中学生棋士として期待されていた。 師匠の森下九段も、可愛がっていることだろう。 【図1. 10回戦終了時点の成績】 10局消化したところで、開始順位1位の大橋が8勝でトップ。 最有力候補。 都成は7勝だが、開始順位3位だから、十分昇段の可能性がある。 順位5位以内は、白星1つに匹敵する。 頑張れ!都成! 増田は、5勝5敗。 この時点で5敗していたら、絶望。 残念ながら圏外。 昇段は来期以降だ。 期待を裏切られた。 ちなみに、黒沢も5勝5敗。 その上、開始順位9位だから、ノーチャンス。 ところが・・・ 迎えて最終日。残り2局。 (奨励会では1日2局を戦う) 9月13日、第55回三段リーグ最終日、『奨励会の一番長い日』 【図2. 16回戦終了時点の成績】 対局開始前の成績が図2 トップの福間健太は、1勝すれば昇段。 佐々木は、順位が悪いので、2勝が必要。 逆に大橋と梶浦は、2勝すれば可能性が高い。 誰でも、この4人の争いだろうと予想する。 期待の都成は・・・、ととと、なんだ〜 冥王星くらい遥か彼方じゃないかあ! あれっ? 増田が5番手に着けてる! 6連勝?! やるなあ〜 しかし、2勝を必須とした上に、余程の幸運がなければ上がれない。 まあ、いくらなんでも無理だろう。 と、観ていたら・・・ なんと、福間、大橋、梶浦の3人が、2連敗! 佐々木、青嶋が1勝1敗。 上位陣の4人が総崩れ。 我慢強く2連勝した増田と黒沢が、逆転昇段! いや〜、10回戦終了時点では、増田の昇段は絶無と思ったのですが、 なんと、その後、8連勝したんですねえ。 凄い爆発力! いい意味で、また、裏切られました。 都成にこの爆発力が備わっていたらねえ。 せめて、後半7勝1敗なら、軽々と昇段していたのに、2勝6敗とは・・・ ノーマークだった黒沢こそ、大逆転昇段です! 相当強運の持主ですねえ。 これを四段以降も活かして欲しいものです。 それにしても、14勝の壁は高い。 必ず13勝の争いになり、前期、前々期の成績が、昇段に大きく影響する。 面白いものです。 増田君、おめでとう! 黒沢君、おめでとう! 大いなる活躍を期待しています。 *----------*----------* 【新四段の三段リーグ成績】 増田新四段は、14歳で三段リーグへ上り、一度も負越したことがなく、僅か5期で突破。 素晴しい。 惜しくも中学生棋士は逃したが、阿部光瑠四段、佐々木勇気五段に続く16歳プロ。 将来が非常に楽しみだ。 黒沢新四段の三段リーグの成績は、2度も負越しがある。 今回までの勝率が0.500だから、悪い方だ。 今回の昇段は、爆発型というよりラッキー型に近い。 四段になってから苦労すると予想される。 しかし、三段リーグの水が体質に合わなかっただけで、プロになってから花咲くことも考えられる。 是非ともそうした例外を実現して欲しいものだ。 *----------*----------* 【ニュース冒頭】 本日9月13日(土)に行われた第55回奨励会三段リーグ戦(2014年4月〜9月)において、 増田康宏三段と黒沢怜生三段が四段昇段を決めました。 最終成績は、共に13勝5敗で四段昇段日は2014年10月1日付。 増田康宏(ますだやすひろ) 平成9年11月4日生(16歳) 東京都昭島市出身 師匠 森下卓九段 黒沢怜生(くろさわれお) 平成4年3月7日生まれ(22歳)
埼玉県熊谷市出身 師匠 高橋道雄九段 |
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いよいよ今回がこのシリーズの最終回。 総括をしようと思う。 その前に一言。 手前味噌だが、奨励会について何か語ろうとしたら、この「三段リーグの厳しさ」シリーズに 目を通してからでないと、まともな話は出来ない。 と、今、自負している。 【総括】 将棋界は、四段からプロ棋士である。(注1.) プロに成るためには、奨励会へ入り、最後の難関、三段リーグを勝ち抜かなければならない。 この三段リーグは、熾烈を極めると聞く。 しかし、調べてみた結果。 1.思ったより、三段リーグは厳しく無い。それよりも、三段になるまでが、厳しい。三段リーグへ入った者及び在籍者は、第11回〜第53回までで、183人。(注2.) このうち、晴れて四段になった者は、90人。退会した者は、60人。 第53回終了時点での残留者が、33人。 合格率50%! 合格率50%なんて、厳しい世界と呼ばない。 奨励会を受験する子供は、町道場で大人を手玉に取るアマ四段以上の小学生。 その強い子供たちが、年70〜100人位、受験する。 そして、そのうち24人しか奨励会へ入会できない。24%〜34%。 ここから、三段リーグにまで昇段するのは、僅か4人。16.7%。 2.13勝以上が条件三段リーグは、年2回(2期)あり、各々18戦する。18戦中、14勝すれば9割の確率で突破できる。 13勝なら5割の確率。12勝なら僅か1割。退会者は、13勝が出来なかったから退会したと言える。 3.13勝すれば、今期は頭ハネでも後々必ず昇段する。13勝したが昇段できなかった者25人。 その25人のうち、後に昇段した者19人。76%。 現在三段リーグに在籍している者、4人。16%。 退会した者、2人。8%。 在籍している4人(星野、宮本、杉本、西田)は、全員後に突破した。(平成29年3月4日現在) 4.在籍期間 6.5期(約3年)が目処。過去、昇段者の平均在籍期数は、6.5期。 リーグ参加平均年齢は、18歳。 突破した平均年齢は、21歳だ。 これを過ぎた場合、棋士になれる確率は、グンと下がる。 5.通算勝率.550以上が条件通算勝率.550以上なら、必ず昇段出来る。 通算勝率.510以上なら、昇段は半々だ。 通算勝率.440以下では、昇段出来ない。 6.三段リーグ突破者は7つのタイプに分類することができる。1.天才型 2.秀才型 3.晩成型 4.我慢型 5.努力型 6.爆発型 7.ラッキー型(幸運型) 最も多いのが、爆発型で、3割を占めている。 爆発型とは、6期以上在籍していて、それまでの成績からしたら考えられない勝ち星を上げて、 リーグを突破するタイプのことだ。このタイプが意外と多いのだ。 7.四段になる年齢が若いほど将来出世する。16歳以下で四段になった者は、必ず、タイトル奪取できる。 17歳までに三段リーグを突破すれば、タイトルが望める。 19歳までに三段リーグを突破すれば、A級に成れる。 20歳を超えて四段になった者は、タイトルもA級も無理である。 よって、奨励会員は、高校2年生で大学進学の最後の決断をすべきである。 えっ?! じゃあ、今、三段リーグで22歳を超ている人が惨めじゃあないか! 当然の反発だ。 いや、これに反発して挑戦する者は、それはそれで良いのだ。 また、三段リーグ時代、あるいは四段になってから、遊びたければ遊んでも構わないのだ。 しかし、後悔しないことだ。 基準は、前述した通りである。 20歳を過ぎて四段に成りタイトル奪取した棋士は、高橋道雄九段、藤井猛九段の2人だけ。 20歳で四段になり、A級へ昇級したのは、他に鈴木大介八段がいる。 21歳を過ぎて四段に成りA級昇級したのは、木村一基八段唯一人だ。 この4人は、例外である。 従って、21歳過ぎたら棋士になれても、活躍はない。 しかし、奨励会に臨む姿勢として、一番の手本は、木村一基(現八段)ではないかと思う。 努力型の項で取上げたが、彼は、13期在籍していた。 17歳で三段になり、翌年、亜細亜大学に入学。(注4.) 22歳で卒業した翌年23歳で四段に昇段している。 そして、21歳以降四段のA級新記録を作った。 木村が、大学を目指さず、将棋に打込んでいたら、もっと早く四段になっていたのではないか、 と言う推測は、ド素人の岡目八目。 今の三段リーグでは通用しない。 大学受験勉強と将棋の勉強を両方熟せる頭脳の持ち主でなければ、今の三段リーグを突破できない。 たとえ突破したとしても、大成しない。 羽生三冠が、ラジオ番組に出演して、 「 もし、奨励会がこんなに厳しい世界と知っていたら、入らなかったかも知れない。」 「 私の頃は、情報が無かったから、怖いもの知らずで挑戦できた。」 「 現代は、情報が有り過ぎて、不幸とも言える。」 と悪戯っぽく笑いながら述懐していた。 私の三段リーグの分析は、余分な情報なのかも知れない。 これを読んだ少年は、足が竦むかも知れない。 だが、この程度で竦む様では、三段リーグ突破は覚束ないだろう。 *----------*----------* 【統計の解説】 現在、第54回を迎えているので、発足して27年目である。 統計は、第11回(1992年)〜第53回(2013年)までの43期分、約22年分である。 第1回からの統計にしなかった理由は、次の3点である。 1.第1回在籍者の在籍期間が、1期となってしまい数値として不適当になる。 2.第1回は17名、第2回は16名と少なく18戦になったのは第3回以降。 3.構成員が30名を超えるのは第11回以降。 よって、今回、統計をとるに当って第10回以前を除外した。 また、昇段、退会に関する規約が途中変更されている。(注3.) 次点2回者も同等の昇段者として扱い統計に加えた。 なお、編入試験で四段になった瀬川晶司氏は、三段リーグで退会者として扱った。 また、同じく編入試験で三段リーグへ再度参加した、今泉健司氏は、通算した。 *----------*----------* 【注解】 注1.四段からプロ棋士 将棋界では、四段からプロで「棋士」と呼ぶ。三段までは奨励会員である。よって「棋士」=プロであるが、 特にプロを強調する為に通称で「プロ棋士」と呼ぶ。 「奨励会(しょうれいかい)」は、正式には「新進棋士奨励会(しんしんきししょうれいかい)」である。 日本将棋連盟のプロ棋士養成機関である。 注2.三段リーグへ入った者及び在籍者・・・ 発足時の第1回からだと、第53回までで、在籍者は、208人。 このうち、晴れて四段になった者は、111人。 退会した者は、64人。 第53回終了時点での残留者が、33人。 統計的に大差ない。 注3.昇段、退会に関する規約が途中変更 1997年以降次点を2度取ったものは、フリークラスの四段に昇段する権利を得る。 奨励会発足時は年齢制限がなかったが、1968年に「満31歳の誕生日までに四段に昇段できなければ奨励会を退会」 という規定を 設ける。その後、1982年に満26歳に引き下げられてた。1994年に次の延長規定を追加する等して現在に至る。 満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を迎える三段リーグ終了までに四段に昇段できなかった者は退会となる。 ただし三段リーグで勝ち越しを続ければ満29歳を迎えるリーグ終了まで延長して在籍できる。 年齢・勝ち越し条件に関係なく三段リーグに5期(2年半)在籍できる。 注4.入学と卒業 木村が亜細亜大学へ入学した年月日や、卒業に何年要したかは知らない。 18歳で入学し22歳で卒業したと仮定して書いた。 *----------*----------* 【参照】 |





